世界最大のホテルチェーン、マリオットグループの中でも高級と言われるブランド「リッツカールトン」宿泊記、第3弾。香港、マカオに続いて、中国・上海のリッツカールトンに行ってきました。上海にリッツカールトンは2か所あるのですが、今回は黄浦江に面した浦東のリッツカールトンでの宿泊です。マリオットのポイントを使うことで、あのリッツカールトンに無料で宿泊できちゃいました。訪問記をまとめてみます。
リッツカールトン上海浦東とは
リッツカールトン上海浦東(リワードカテゴリー7)は、上海東部に広がる新興開発地区、市の商業と金融の中心地である浦東(プードン)にあります。2012年に創業し、ホテルは58階建てのタワーの高層階に位置し、キレイな夜景に定評があります。
(引用元:https://www.ritzcarlton.com/en/hotels/china/shanghai-pudong#HOTEL)
ちなみに、もう一つは「ポートマンリッツカールトン上海」。1998年創業で、リッツ上海浦東よりも歴史があります。
リッツ上海浦東は、上海浦東空港から北西約30kmに位置し、メトロ2号線「陸家嘴(ルージャズイ)」駅すぐの商業施設「IFCモール」直結です。
浦東空港からは、2号線で陸家嘴駅まで1本で行くか、リニア(Maglev)で「龍陽路(ロンヤンルー)」駅まで行き、2号線に乗り換える2パターンがあります。リニアを使えば約25分(乗り換え時間含む)でリニア40元(当日航空券がない場合は50元)+メトロ4元=44元、メトロのみの場合は約50分で6元となります。
所要時間 | 運賃 | |
リニア+メトロ | 約25分 | 44元 |
メトロのみ | 約50分 | 6元 |
リニアは15~20分に1本間隔で運行されており、乗り継ぎの時間によってはあまり所要時間に差がないかもしれません。リニアは最高時速431km/hですので、記念に乗ってみたい場合や少しでも急ぎたい場合におすすめです。
ホテル直結のIFCモールには、世界の一流ブランド店が軒を連ねています。夏は冷房がしっかり効いていて快適です。
モールからホテルまで直結で、外に出ることなくチェックインできます。
こちらがアライバルロビー。床もぴっかぴかです。エレベーターで52階のレセプションまで移動します。
チェックインはレセプションで行うことができます。
こちらがレセプション。奥にあるカウンターでチェックインします。
52階ともなると、やはり景色が楽しめますね。この日は曇天でしたが、眺めはよさそうです。
16種類ある部屋タイプ
リッツカールトン上海浦東の客室は全16種類で285室あり、下のクラスから次の通りとなっています。
部屋タイプ | 広さ | ベッドサイズと眺め |
デラックスルーム | 50平米 | キングベッド、シティビュー |
シティーライトビュールーム | 50平米 | キングorツイン、スカイラインビュー |
スタジオ | 64平米 | キングベッド、シティビュー |
パールタワービュールーム | 50平米 | キングベッド、上海タワービュー |
上海バンドビュールーム | 50平米 | キングorツイン、上海バンドビュー |
クラブデラックスルーム | 50平米 | キングorツイン、シティビュー |
クラブスタジオ | 64平米 | キングベッド、シティビュー |
クラブバンドビュールーム | 50平米 | キングorツイン、上海バンドビュー |
パノラミックスイート | 100平米 | キングベッド、シティ&リバービュー |
クラブパノラミックスイート | 100平米 | キングベッド、シティ&リバービュー |
パールタワービュースイート | 75平米 | キングベッド、北バンド&上海タワービュー |
上海バンドスイート | 75平米 | キングベッド、シティ&バンドビュー |
プレミアバンドビュースイート | 96平米 | キングベッド、コーナービュー(バンド&タワー) |
カールトンスイート | 105平米 | キングベッド、コーナービュー(北バンド&タワー) |
チェアマンスイート | 410平米 | オーバーサイズキングベッド、パノラマビュー |
リッツカールトンスイート | 410平米 | オーバーサイズキングベッド、パノラマビュー |
背景が黄色の部屋は、クラブラウンジへのアクセスが可能な部屋です。パノラミックスイートは、スイートルームですがラウンジアクセス権がないので注意しましょう。
追加料金でラウンジアクセス付与可能!
今回はマリオットのポイントを使って無料宿泊しました。リワードカテゴリーは7ですので、通常期(スタンダード)で6万ポイントが必要です。
しかし、ポイントで宿泊できるのはデラックスルームのみです。デラックスルームにはラウンジアクセス権がついていないため、通常だとポイント宿泊ではクラブラウンジを利用することができません。
そこで、当日受付で「追加料金でラウンジアクセスをつけてほしい!」とお願いしてみました。せっかくリッツに泊まるのですから、やっぱりラウンジは利用してみたいです。すると、しばらく端末を操作していたスタッフの方が、OKと言って値段を提示してくれました。どうやら、ラウンジアクセスの付いている部屋にアップグレードしてくれるようです。
金額は、2人で1166元(記事執筆現在のレートで約1万7000円)。元々がポイント宿泊で無料でしたから、1人8500円程度でクラブフロアに宿泊してラウンジも堪能できるなら問題ありません。
この額で了承すると、クラブラウンジでチェックインをすると言ってラウンジまで案内してくれました。いきなりのラウンジ対応、つくづくアップグレードしてよかったと思いました。
アライバルロビーから上がってきたのとは別のエレベーターで、49階のクラブラウンジまでやってきました。
到着したのは午後1時半頃。人は全然いませんでした。
ここでチェックインし、早速部屋に向かいました。39階~48階が一般フロア、49階以上がクラブフロアです。今回は、ラウンジと同じ49階のクラブフロアの部屋「クラブデラックスルーム」にアサインしていただきました。
クラブデラックスルームの部屋
ラウンジと同じ階なので、ラウンジに行くときにエレベーターに乗らなくてよいのは便利ですね。
ドアを開けると、上品なデザインの部屋が目に入ります。
まっすぐ進むと、リビングスペース。
左にはクローゼットがありました。
コーヒーマシンや紅茶、ボトルウォーター、電気ポットがありました。
隣が寝室。キングベッドはふっかふかでした。
寝室にはテレビも。画面には名前入りでウェルカムメッセージが掲載されていました。この位置ならベッドに横になりながら見られるので便利です。
こちらはバスルーム。バスタブとシャワールームは別に分けられています。バスタブの形が特徴的です。
こちらがシャワールーム。扉をしっかり閉められるので、水浸しになる心配はありません。
バスタブにはバスソルトなど。このまま湯を張れるので、スマホを置く台としてもちょうどいいですね。
高級ホテルといえばダブルシンク。
清潔感があり使い勝手抜群です。
アメニティはリッツおなじみのAspreyで統一されています。歯ブラシ、くし、カミソリ、マウスウォッシュ、せっけんなどなど。
シンクの側面にはドライヤーが収納されており、その下には真っ白なタオルが格納されています。
洗面台の下にはふわっふわの真っ白なマット。吸水性抜群で、素足で乗ると気持ちいいです。
バスルームの奥にはトイレもあります。
ウォシュレットはありませんが、こちらも清潔感があります。
バスタブは薄いレースのカーテンで覆うことができます。寝室とバスルームの間には分厚い扉があり、閉めれば中を見られることなく利用することができるので安心です。
バスタブの横にもタオルが用意されていました。
続いて、部屋のミニバーをチェック。
お菓子やソフトドリンク、アルコールなどがそろっていました。
入室してしばらくすると部屋のチャイムが鳴り、スタッフの方がウェルカムアメニティを持ってきてくれました。
3色のマカロンです。
リンゴ、オレンジ、バナナでした。
クラブラウンジのフードプレゼンテーション
リッツ上海浦東のクラブラウンジは24時間営業で、1日5回のフードプレゼンテーションがあります。内容と時間は次ぎの通りです。
・朝食(6:30~11:00)
・日中の軽食(11:30~14:00)
・アフタヌーンティー(14:30~17:00)
・オードブル(17:30~20:00)
・夜の軽食(20:30~23:30)
この時間以外にも、フリードリンクを24時間いつでも楽しむことができます。今回利用した内容をそれぞれみていきましょう。
朝食(6:30~11:00)
宿泊した翌朝に利用しました。
シリアルやナッツ類。
パンはいろんな種類がありました。
様々な種類のジャムや、チョコレートケーキ。
こちらにもハードブレッドがあり、隣にはバターがポーションで置いてあります。
中華まんはセイロに入っていて熱々です。
チャーハン。
たまごスープ。
おかゆ。
具材もいろいろあります。
じゃがいも。
トマトも温野菜で。
青菜のいためもの。
海外ラウンジ頻出のビーンズ。
カリカリベーコンもありました。
エッグステーションもあり、オムレツなどを頼んで作ってもらうことができます。
角切りのスイカやメロンなどのフルーツ、ヤクルトやヨーグルトなど。
チーズもありました。
サラダコーナー。
大好きなスモークサーモンもありました。ハムも種類豊富です。
オレンジジュースや牛乳。
サーモンたっぷりいただいてきました^^
日中の軽食(11:30~14:00)
チェックインが1時半頃だったので間に合わず、2日目ものぞかなかったので確認できませんでした。
到着した初日のチェックイン時には、次のものが並んでいました。
クッキーやマシュマロなど。
フルーツはいろんな種類がありました。
個包装のポテチやオリーブなど。
ナッツ類もありました。
飲み物は氷に漬けられて冷やされていました。
朝食と同じくハードブレッドが置いてありました。上段は飾りですね。
アフタヌーンティー(14:30~17:00)
続いてアフタヌーンティー。1部屋1回のみ、無料でオーダーすることができます。
紅茶と一緒にいただきました。2段からなり、上段はスイーツ、下段は甘くない惣菜系です。
リッツといえばアフタヌーンティー。おいしくいただきました。
オードブル(17:30~20:00)
夜ごはんはこちらでいただきました。メインの時間帯です。
おいしそうなスイーツが所狭しと並んでいます。
ハムとチーズ。
ヌードルバーではチャイニーズヌードルをオーダーできます。
こんなかんじ。ピンク色のはソーセージのようでした。
チキンと温野菜。
サラダコーナー。
スモークチーズをキュウリでくるんだ上品な一品。
こちらは鴨肉とカプレーゼ。レンゲに盛られていて見た目にも美しいです。
ガーリックシュリンプです。
お寿司。海老やサーモンが巻かれていて、隣には生のホタテも。
魚です。照り焼き風に味付けされています。
鶏肉?のいため物。
あんがおいしい一品。
チャーハンはパラパラでした。
パンプキンスープ。
おいしくいただきました。毎週金曜日にはキャビアも提供されるとのことです。
雨が降っていましたが、ラウンジからの景色もキレイでした。
ターンダウンサービスあり
リッツ浦東にはターンダウンサービスがあります。
部屋に戻ると、寝やすいようにベッドメイキングが改められ、ベッドの上にはジャスミン茶やルームサービスのメニューなどが置かれていました。
サイドテーブルにはボトルウォーターとグラスが用意されていました。
外は雨ですが、部屋からは上海タワーが間近に見られました。
リニアで空港へ
翌朝は雨がやみ、くもっていましたがラウンジからの眺めは日中もよかったです。
空港へはリニアを利用しました。
リニア、日本にも早くできてほしいですね。
速度はリアルタイムに車内に表示され、最高時速は431km/hでした。早いですね。笑
浦東空港に到着し、チェックインを済ませてラウンジ巡りを楽しみました。浦東空港のラウンジについては後日別記事にまとめたいと思います。
また上海に行きたいですね!^^
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