ANAでバースデーフライトを経験した記事は多くの方に読んでいただけて、このサイトでも常に検索上位にランクインしています。その時は香港に飛んだのですが、せっかくの誕生日なので、マリオット系列の高級ブランド”リッツカールトン香港”で誕生日ステイを満喫したい!という思いから泊まってきました。今回の記事では、無償アップグレードが成功した「デラックススイート」の客室を中心にお伝えしていきます!
午前7時のアーリーチェックイン
今回利用したバースデーフライトは深夜1時頃に羽田を出発するANAの深夜便です。その時の記事はこちら。
ANAでサプライズ連続の初バースデーフライト!
現地香港国際空港に到着したのは午前6時前(現地時間、以下同)。
着陸時も、まだ外は真っ暗でした。
リッツカールトン香港は、香港MRT九龍駅の真上にそびえる高層の商業施設”International Commerce Centre (ICC)”の102~118階に入っています。「世界一高い場所に位置するホテル」としても名高く、「一度は泊まりたいホテル」として人気が高いラグジュアリホテルです。
(引用元:https://www.ryoko.info/rosen/train/data/hongkong.html)
以前宿泊したコンラッド香港は対岸の香港島にありましたが、リッツカールトンは九龍半島に位置するため、香港島を一望することができます。
コンラッド香港に宿泊した時に1泊10万円のスイートルームに泊まったときの記事はこちら。
コンラッド香港宿泊記(1)ダイヤモンド資格で1泊10万円のスイートルームに無償アップグレード!
空港から九龍駅まで行き、そこからホテルは駅直結なのでとても便利です。出勤する商業施設の従業員の中を歩き、ホテルに着いたのは午前7時頃でした。
深夜便なのでビジネスクラスといえどもちょっと休みたいところ。せめてスーツケースだけでも置かせてほしいなと、午前7時にダメもとでホテルに行ってみることにしました。
面構えが全然違います。既に高級感が漂っています。
エレベーターホールも豪華。いい香りもたちこめ、嗅覚と視覚で目を覚めさせてくれました。
9階のアライバルロビーの上には、突然の103階。笑 レセプションロビーへ一気に上昇します!
ロビーに到着。まだ寝ている宿泊客も多いであろう午前7時の訪問にもかかわらず、スタッフの方に愛想良く対応していただき、「今回はクラブルームを予約されているのでラウンジに案内しますね」と言って先導してくれました。神対応!!泣
別のエレベーターに乗り、116階のクラブラウンジがあるフロアにやってきました。
早朝だからか、人が全然いません。写真取り放題でした。笑
先導してくれたスタッフの方に「お座りになって少しお待ち下さい」と言われ、窓際の席に座りました。すると、今度はラウンジのスタッフが「お飲み物はなにがよろしいでしょうか」と間髪入れず聞きにきてくれました。すばらしい連携力。
アイスレモンティー、ホットストレートティーをお願いしました。
窓をのぞくと、やはり116階、高所恐怖症の人には厳しいだろうなというくらい高いですね。若干雲がかっているのが少し残念です。
しばらく外の景色を眺めて待っていると、気さくな女性スタッフがやってきました。
「今日お誕生日ということで、おめでとうございます!お待ちしていました。(ここしょー)様にはクラブデラックスルームをご予約いただいていましたが、今回はデラックススイートをご用意させていただきました!お部屋も既に準備ができています」
流暢な英語で聞き取りやすかったのですが、それでも思わず耳を疑いました。「スイートですか?いいんですか!?」と聞くと、「アメックス経由で予約していただいていて、誕生日だともうかがっているので!大丈夫です!」と自信たっぷりの頼りになる切り返し。
そう、今回はアメックスプラチナの主要特典の一つであるFHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)を利用し、コンシェルジェデスク経由で予約をお願いしていました。しかも誕生日ステイということも伝えていました。リッツカールトンの場合、スイートルームへのアップグレードはマリオットの規約上、チタンエリートからしか対象になっておらず、プラチナエリートでも原則は成し得ないことです(もちろんホテルの現場判断で例外もあるでしょうが)。
4.3.c. Marriott Bonvoyプラチナエリート会員特典
ii. プラチナエリート会員対象の無料のエンハンスドルームへのアップグレード: (中略)
ザ・リッツ・カールトンでは、スイートはチタンエリートおよびアンバサダーエリート会員にのみ対象に含まれており、またクラブラウンジに直接アクセスできる客室は対象外です。(引用元:https://www.marriott.co.jp/loyalty/terms/default.mi#elite)
恐るべし、アメプラ経由+アニバーサリーステイのアピールという合わせ技。FHR関連の話は、後日別記事でまとめたいと思います。
というわけで、無事にチェックインすることができました!
しかも、「よかったらラウンジで朝食を召し上がってゆっくりしてからお部屋にいってください!」という優しいお言葉。感謝です。
おかげで早朝着にもかかわらず、市内観光の前にシャワーを浴びることができました。
デラックススイートは1泊11万円
リッツカールトン香港は、15種類の客室タイプに分かれていて、全312室あります。
(引用元:http://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/china/hong-kong/hotel-overview)
今回はクラブラウンジへアクセスできる「クラブデラックスルーム」を予約していましたが、5段階アップグレードでした。
クラブデラックスルームは、アメプラのFHR経由で6160HKD(決済現在のレート=13.8で約8万5000円)でした。
デラックススイートの通常価格は、7810HKD(同レート換算で約10万7000円)です。
同条件となるアメプラのFHRレートでは、約11万円でした。
元々高い部屋を予約していたというのもありますが、コンラッド香港に続き、10万円超えのスイートルームに宿泊することができました。
108階デラックススイート室内
ラウンジで朝食を取ってから部屋に向かいました。スーツケースはラウンジに着いたときに既にスタッフに預けてあり、部屋まで事前に運んでもらっていました。
廊下を進み、7号室に到着。108階という表示がいかに高層であるかを示しています。
リビングスペース
ドアを開けると、リビングスペースが広がっています。
手前にはデスクが。
奥にはコーナーからの眺望を楽しめるソファもあります。
無料のコーヒーや紅茶もしっかり完備。部屋でもゆったりくつろげますね。
寝室エリア
続いてはベッドまわり。
キングサイズのベッド。ふっかふかです。
テレビははめ込み型でスマートです。
サイドデスクにはリッツのオリジナルボトルウォーターとグラスが置いてあります。
ウェットエリア
続いてバスルームを確認しましょう。
浴槽とシャワーブースは分かれていて、しっかり湯につかることができます。シャワーブースはハンドシャワーとレインシャワーがどちらも備わっていて、好みに応じて使えるのもいいですね。ハンドシャワーの水圧も申し分なく、快適でした。
湯船につかるとちょうど見える位置に、埋め込み型のテレビがありました。計算されていますね。
リモコンもあります。
夜は湯船に湯を張ってリラックスできました。
洗面器はうれしいダブルボウル。とても清潔です。
アメニティ類はAspreyで統一されています。
トイレも広々。ウォシュレットはついていませんが、ここにも洗面器があります。
部屋からの眺望
108階からの部屋からの景色をみてみましょう。
高いですねー。よく見ると、下の部屋も少し見えてしまっています。
こちらはビクトリアハーバーが見える部屋ではないのですが、それでも高層階の抜群の景色を楽しむことができました。
バースデーケーキのサプライズ
夕方部屋に戻ってくると、それを見計らったかのようにバースデーケーキが運ばれてきました。海外のホテルで突然のチャイムはいつもビビリます。笑
リッツのアニバーサリー用のチョコレートケーキ。濃厚でとっても美味です。
ウェルカムフルーツはリンゴ、オレンジ、キウイ。
なんと写真を撮り忘れてしまったのですが、リッツはきちんとターンダウンサービスがあります。
高層すぎて雲の中へ
この日は1日中雲が多い日でした。市内観光中にリッツの入るビルを見ると、雲にすっぽり覆われてしまっていました。
ずっぽし埋まっています。笑
市内からタクシーでホテルまで戻り、車止めを撮影しました。
車止めも広いですね。
車止めからの夜の景色。向かいの香港島のまばゆい明かりがきれいです。
ここから建物を仰いでみました。
天に吸い込まれていきそうな高さ。一眼レフ持って行けばよかったなぁ。
ぜいたくなスイートルームに一流のおもてなしを受け、大満足な宿泊でした。香港リッツは特に従業員のレベルが高いなと感じる場面が多々ありました。
次回は24時間営業の上質なクラブラウンジについてまとめていきます。
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