夏の北海道は自然を満喫できて避暑にもなるとして人気が高いですが、今回はマイラー・飛行機好きの方御用達の新千歳空港から無料送迎バスが出ている素敵な宿に宿泊してきました!北海道千歳市の「支笏湖(しこつこ)」のほとりにあるリゾートホテル「しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌(うた)」は、とにかくビュッフェの質が高すぎて高コスパの宿でした!写真と一緒にたっぷり紹介していきます!
空港から車で40分の好立地!
今回泊まったホテル「しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌(うた)」は、新千歳空港がある千歳市内にあり、空港から車で40分という好立地にあります。
日本最北の不凍湖で水質の良さでも有名な「支笏湖」のほとりにあります。「北海道といえば札幌、小樽、函館くらいしか行ったことがない」という方にとっても、手軽に楽しめる道内の新しい観光地としてオススメです。
今回は別の宿での2泊目もあったので新千歳空港からレンタカーを借りて行きましたが、空港と宿(支笏湖)の往復だけでよければ無料の送迎バスを使わない手はないでしょう。
(引用元:https://www.mizunouta.com/access/)
記事執筆時点の運行ダイヤでは、空港発は1日3便、宿発は1日4便あるようです。事前予約制で、利用の3日前までに公式HPの予約フォームから予約する必要があります。往路を見てみると、新千歳空港と宿を最短で結ぶ1便だと40分、2便は空港を出たあとにJRの駅を経由するため1時間15分かかるようです。予定と照らし合わせてお得に使えたらいいですね!
ちなみに、宿から支笏湖までは歩いて行ける距離なので、観光したい方も足の心配はいりません!
また、札幌市内からも車で約1時間なので、札幌観光と絡めてもいいかもしれません。
健康と美容をうたうハイクラスリゾートホテル
こちらの宿のコンセプトは「水の力に癒やされる森と湖のリゾート&スパ」。温浴、エステ、フィットネス、ウォーキング、食事、睡眠、情報など、あらゆる面から健康と美容をトータルプロデュースする宿とうたっていますが、実際に泊まった感想は「湖畔でまったり落ち着ける癒やしの空間」といった印象でした。公式HPを見ても、食事についても「美と健康を意識した食のプロデュース」とありますが、あまり健康や美容に特化している印象はありませんでした。満足度はめちゃくちゃ高かったですけど!
(引用元:https://www.mizunouta.com/concept/)
広々とした芝生の広場でのびのびと過ごすことができるので、家族連れの利用もそこそこ見かけました。でも騒がしい大衆旅館といった感じではないのは、コロナ禍でそこまで利用客が多くなかったからかもしれません。
客室は全部で7種類。9月のとある平日の料金を見比べて記載してみました。
1泊2食付きのスタンダードプラン(2食ともヘルシービュッフェ)、2名利用時の1人当たりの料金での比較です。客室に露天風呂(温泉)がついているのは上から2ランクの部屋まで。「展望バス」は温泉ではありません。今回宿泊したのは上から2番目の「露天風呂付和洋室」です。
食事と大浴場のクオリティが予想以上に高かったことなどから、宿泊した感想は「部屋に温泉は必要ないな」でした。むしろスタンダードツインの価格でクオリティの高いビュッフェが夕食も朝食もいただけるのは大きいなと感じました。
安くはない価格設定なので、その分混み合うこともなく過ごせるというのもあるかもしれません。
自然を感じながら素足でロビーへ
レンタカーで宿まで着いたら、係の方の案内で入り口の目の前に停車させます。
バレーサービスでいきなりのおもてなしです。スーツケースなどの荷物もすぐにカートに乗せて運んでくれるのでとても便利。
水盤がきれいなエントランスを、係の方の誘導で進みます。
回廊を進みます。クーラーはかかっていませんが、中央にストーブがありました。
回廊は外から見るとこんな感じ。
入り口の前にはふくろう?がいました。ふくろうというより、ミミズクかな?
こちらにもそれらしき鳥が。
森の自然の雰囲気を味わえる置物の数々。
入り口を通ると、目の前に広いロビーラウンジが見えました。靴を脱いで素足で館内を歩くスタイルです。靴はそのまま置いておけばチェックアウトの時まで保管しておいてくれますし、言えば出してくれます。後述するダイニング会場までは一度外に出るのですが、そのときはクロックスのようなサンダルがたくさん用意されていて、そちらを履きました。
チェックインは部屋で行う、と案内され、そのままアサインされた部屋まで通してくれました。
客室露天風呂付きの和洋室
今回宿泊したのは、上から2番目の客室タイプ「露天風呂付和洋室」です。
(引用元:https://www.mizunouta.com/rooms/openair/)
間取りは客室部分の面積が広い2階のAタイプ(63㎡+露天風呂スペース14㎡)と、露天風呂スペースが広い1階のBタイプ(56㎡+露天風呂スペース24㎡)があります。どちらになるかは選べませんが、今回は2階のAタイプになりました!ちなみにエントランスは2階なので、階段など使わずにスグ部屋までアクセスできました。
63㎡の広々とした部屋全景
まずは部屋の全体像から。
こちらが客室。手前に入り口があり、ツインベッドが並んだ奥に和室スペースがあります。定員は4人なので、和室スペースに敷布団を敷いて家族みんなで泊まることも可能です。
反対側から見るとこんな感じ。中央右に見えるのが入り口で、ベッドの奥に見えるのが洗面台です。
和室スペースには畳が敷いてあり、固めのソファもあります。
ウェットエリアには大きなマイナスポイントが…
続いてウェットエリアを見ていきます。
洗面台はダブルシンク。これはいいですね。
ハンドソープやクレンジング、シェービングジェルなどが宿オリジナルブランドで用意されています。これらは売店でも購入できます。
ご時勢を捉えてきちんとアルコールスプレーもありました。
アメニティはそつなく。
反対側にはトイレ。スリッパが用意されていて、シンプルで清潔感もあり好印象です。
ただ、一つだけ残念な点がありました。
はい、こちら。トイレの横にシャワールームがあるんです。浴槽はなく、純粋にシャワーだけ。
そう、この部屋、「シャワーと客室露天風呂が分離している」パターンだったのです。
たまにあるんですけど、やはりシャワーを浴びてそのまま露天風呂に入りたいですよね。しかし、この動線だとどうしてもシャワー後に一度体を拭いてから部屋の中を歩いて露天風呂まで行かないといけません。これだけで面倒くささ倍増です。実にもったいない…。
露天風呂は開放感あり
シャワールームの位置は残念でしたが、露天風呂自体は開放感がありました。
部屋と露天風呂の間には脱衣所があり、タオルやサンダルが用意されています。
脱衣所にあるパネルを操作すれば、温度調整をすることもできます。設定した温度になるように自動で加温や加水をしてくれる代物。
こちらが温泉。ウッドデッキのようになっています。
夏ですので虫は少しいましたが、桶にすくって弾けば気にならない程度です。
成分表。支笏湖温泉の泉温は35.5度で加水加温調整済み、循環濾過式で塩素入りです。100%源泉掛け流しではありません。
それでも浸かってしまえば癒やされるのには間違いないんですけどね!笑
ウッドチェアも2つありましたが、この椅子に座る人はいるのでしょうか…。夏は暑くて虫がいて大惨事です。笑
室内設備&アメニティ
続いて室内の細かい部分も見ていきます。
窓際にはマッサージチェア。部屋にあるのは嬉しいですね。
洗面台とは別にこちらにもシンクがあります。
お茶請けのサブレと、コーヒー、紅茶、緑茶のセットはすべて無料です。カートリッジ式のコーヒーマシンもありました。サブレは露天風呂付きの部屋のみ、それ以外はすべての客室に備え付けられています。
冷蔵庫の中にはミネラルウォーターと、館内にあるスイーツショップ「パティシエ・ラボ」の「濃厚きみまるプリン」がありました。
1つ370円ですが、冷蔵庫に入っているものは無料です。きみまるプリンは展望バス付きデラックス和洋室以上の客室に用意されています。濃厚でとてもおいしかったです。
グラスやスプーンもありました。
和室スペースとベッドの間には大きなサウンドスピーカーもありました。
ベッドサイドには座布団が2枚あり、枕元にはちゃんとコンセントがありました。
こちらは館内着として使える作務衣。フリーサイズです。
こちらは室内専用のパジャマ。和風ソックスがあるかないかは、回転寿司店のしょうゆ小皿の有無に匹敵するバロメーターです(ここしょー談)。
館内散策してみた
部屋を一通りチェックしたら、夕食まで時間があるので館内を散策してみました。
建物は3階建てで、各階に客室があるほか、1階に大浴場、2階にロビーラウンジとダイニング(離れ)、3階に売店があります。
ここは2階。「ラウンジ アペソ」というのが先ほど通ったロビーラウンジです。マップ右側に「ヘルシービュッフェ アマム」とある場所が夕朝食会場です。
部屋を出て廊下を進みます。
「ラウンジ アペソ」のアペソは、アイヌ語で「囲炉裏」を意味するそうです。中央には暖炉があります。夏は稼働していませんでしたが、冬はまた風情がありそうですね。
吹き抜けになっていて暖気が効率よく館内全体を暖めてくれそうです。
ラウンジには図書コーナーもあり、自由に読むことができます。支笏湖を舞台とした小説や写真集など約1000冊が並びます。
さらに到着時にはハープの生演奏までありました。「水」をテーマにした宿であることをハープの調べが強調してくれます。
ハープの生演奏は1日4回(14:30~15:00/15:30~16:00/20:00~20:40/21:00~21:40)あるそうです。
3階には売店があります。お土産やアイス、飲み物、お菓子などもある程度揃っていました。クレジットカード利用可能です。午後4時~10時と、翌朝午前8時~11時半に営業しています。
3階からラウンジを見下ろすとこんな感じ。
さらに売店の横には喫煙室もありました。ここ、めちゃくちゃオシャレです。
重厚なソファにカウンターがしつらえられ、側壁には歴代のたばこの箱が飾られています。中央のモニターには無音ですが白黒の映画が流れ、さながらシガークラブのようです。換気設備もばっちりで全く臭わず、冷房もちゃんと効いていて誰も利用していないのがもったいないくらいでした(おかげで写真撮れましたが)。
充実の大浴場
夕食の前に大浴場で汗を流しましたが、リゾートスパというくらいですから、大浴場は充実していました。
写真は撮れませんでしたが、更衣室は広く、ウォーターサーバーもありました。
(引用元:https://www.mizunouta.com/gallery/#lnk_gal3)
シャワーは何度もボタンを押す必要はなく、レバーを1回倒すだけでOKです。シャンプーやボディソープなどは客室にあったものと同じく、オリジナルブランドです。
(引用元:https://www.mizunouta.com/gallery/#lnk_gal3)
内湯は寝湯と立ち湯、ジャグジーがあり、スパ銭のよう。でも温泉です。泉質は炭酸水素泉。いわゆる美肌効果のある温泉です。
(引用元:https://www.mizunouta.com/gallery/#lnk_gal3)
温泉でジャグジーって外国人にも人気そうですよね。夏もいいですが、寒い冬なんかはもっとよさそうです。
(引用元:https://www.mizunouta.com/gallery/#lnk_gal3)
そして露天風呂。十分な広さがあり、爽やかな風が抜ける空間です。日よけの屋根もついているので夏でも快適です。
(引用元:https://www.mizunouta.com/gallery/#lnk_gal3)
なお、男湯には遠赤外線サウナが。
(引用元:https://www.mizunouta.com/gallery/#lnk_gal3)
女湯にはアロマミストサウナが備わっています。
これだけ充実しているので、「客室露天風呂はなくてもいいかな」となったわけです。チェックインしてから夕食の間までに入ったので、人も全然いなくて快適でした!
このほかにも、リゾートスパということでエステやフィットネスルームなどがあり、徒歩圏内の支笏湖で行うカヌーやシュノーケリングなどのアクティビティツアーも用意されています。1人でも、友人やカップルでも、家族連れでも楽しめそうな宿でした!
そしてこの宿一押しのサービスが、質が高すぎるビュッフェということで、紹介していきたいのですが…
長くなってしまったので後半に回してたっぷりご紹介したいと思います!!
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