日本でも人気の高い外資系ホテルチェーンのひとつが、113か国5600軒以上のホテルを展開している「ヒルトン・ホテルズ&リゾート」。泊まったことがある方はもちろん、そうでない方も「ヒルトン」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。外資系ホテルの大まかな特徴は、宿泊料金が「1人いくら」ではなく「1部屋いくら」かであることや、軽食やドリンクが利用し放題のラウンジ施設を備えているところが多いこと、外国人の宿泊客が多いことなどでしょうか。さらに、ヒルトンには泊まる頻度の多い顧客を優遇する上級会員制度「ヒルトンオナーズ」が存在します。実はたくさん泊まらなくても上級会員になれてしまうヒルトンオナーズの魅力を徹底解剖します!
国内16か所にあるヒルトン
そもそもヒルトンはどこにあるのか、簡単に復習していきましょう。
ヒルトン系ホテルは、記事執筆現在、日本国内だけでも16か所あります。「ヒルトン」という名前のホテルだけでなく、「コンラッド」や「ダブルツリーbyヒルトン」といった名前もありますが、これらもヒルトン系列のブランドです。
こちらが現在世界中で展開されているヒルトンのブランドです。このうち、黄色の枠線で囲まれているのが日本国内にもあるブランドです。
本社のあるアメリカ国内に多く展開していて、日本国内だけでなく海外旅行先にもあることの多いホテルブランドのひとつです。
ヒルトンオナーズで得られる特典
ヒルトンには、「ヒルトンオナーズ」という会員制度があります。登録自体は誰でも無料ででき、登録した時点から様々な特典を受けることができます。
会員ランクには下から順に「メンバー(ブルー)」「シルバー」「ゴールド」「ダイヤモンド」の4段階あり、年間宿泊日数などに応じて翌年のランクが決まります。
誰でも無料で作れるのが「メンバー」会員です。ここから年間(1~12月)4滞在or10泊or2万5000ベースポイントを貯めるとシルバーに昇格します。20滞在or40泊or7万5000ベースポイントでゴールドに、30滞在or60泊or12万ベースポイントでダイヤモンドになれます。
「滞在」とは、同じホテルでの1回の宿泊のこと。2連泊以上しても「1滞在」となり、24時間以内に同一ホテルでチェックアウト→再度チェックインしても1滞在となります。
「泊」というのはその名の通り、純粋な宿泊日数です。同一ホテルで2連泊すれば「2泊」とカウントされます。
「ベースポイント」は、客室料金1米ドルにつき10ポイント得られます(ホーム2スイーツbyヒルトンとトゥルーbyヒルトンでは1米ドルにつき5ポイント)。ボーナスポイントなどは含まず、レストラン利用など客室料金以外の支払いでは付与されません。ダイヤ資格の12万ベースポイントを得るには1万2000米ドル、すなわち約120万円の支払いが必要になるというわけです。
各ランクごとに付与される特典をまとめると、次のようになります。
メンバー | シルバー | ゴールド | ダイヤ | |
会員限定割引価格の利用 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ボーナスポイント | 0% | 20% | 80% | 100% |
特典滞在時のリゾート料金不要 | ○ | ○ | ○ | ○ |
デジタルチェックイン&客室選択 | ○ | ○ | ○ | ○ |
デジタルキーの利用 | ○ | ○ | ○ | ○ |
客室内&ロビーWi-Fi | ○ | ○ | ○ | ◎*1 |
2人目宿泊無料 | ○ | ○ | ○ | ○ |
レイトチェックアウト | ○ | ○ | ○ | ○ |
ポイント譲渡 | ○ | ○ | ○ | ○ |
特典宿泊時5泊目無料 | ― | ○ | ○ | ○ |
ボトルウォーター2本無料 | ― | ○ | ○ | ○ |
宿泊日数繰り越し特典 | ― | ○ | ○ | ○ |
ルームアップグレード | ― | ― | ○*2 | ◎*3 |
朝食無料サービス | ― | ― | ○ | ○ |
マイルストーンボーナス | ― | ― | ○ | ○ |
ラウンジアクセス | ― | ― | △*4 | ○ |
ダイヤ資格延長 | ― | ― | ― | ○ |
48時間客室保証 | ― | ― | ― | ○ |
エリート会員資格贈呈 | ― | ― | ― | ○ |
*1 高速のプレミアムWi-Fi
*2 空室状況に応じて、エグゼクティブルームまで
*3 空室状況に応じて、1ベッドルームスイートまで
*4 エグゼクティブルームにアップグレードされた場合に利用可能
ランクごとに、それぞれ得られる特典の中身を見ていきましょう。
メンバー会員
まずは無料で誰でも登録できるメンバー会員です。特典の内容は次のとおり。
・会員限定割引価格の利用
・特典滞在時のリゾート料金不要
・デジタルチェックイン&客室選択
・デジタルキーの利用
・客室Wi-Fi無料
・2人目宿泊無料
・レイトチェックアウト
・ポイント譲渡
会員限定割引価格の利用
ヒルトンオナーズの会員になると、会員限定の割引料金で宿泊することができます。
たいていの場合、通常価格より数百円から数千円単位で安いプランが用意されています。会員となることでヒルトンのポイントも貯めることができるので、宿泊などで貯まったポイントを使って無料宿泊することもできるようになります。会員限定割引価格は、中国、マカオ、香港、台湾のヒルトン系列ホテルでは利用できません。また、利用できるのは会員1人につき1滞在ごとに2部屋までとなります。
別途記載がない限り、表示料金は1室1名様または1室2名様でご利用の際の1室1泊あたりの料金です。税金、チップ、部屋付け料金、リゾート料金(該当する場合)は含まれておりません。以下の地域のホテルでは、割引はご利用いただけません:中国、マカオ、香港、台湾。(中略)お電話でのご予約の場合は、「ヒルトン・オナーズ割引」をご利用になる旨をお申し付けください。ヒルトン・オナーズ割引が適用されるのは、会員1名様1滞在につき2室までです。
この料金を他のキャンペーン、オファー、割引と併用することはできません。また、既にご予約済みの場合や団体のご予約には適用されません。この料金を第三者に譲渡したり現金と交換したりすることはできません。また、次回以降の滞在に利用することもできません。
(引用元:https://hiltonhonors3.hilton.com/ja_JP/explore/benefits/terms.html、以下同)
特典滞在時のリゾート料金不要
ハワイなどリゾート地にあるヒルトン系列ホテルでは、Wi-Fiやスパ・フィットネスセンターなどの館内施設といったサービスに対する「リゾートフィー(リゾート料金制度)」を設定しているところがあります。日本でも、例えばヒルトン小田原リゾート&スパでは1人あたり13%程度のリゾートフィーが課されています(以下画像参照)。
全額ポイントで予約した特典滞在の場合、このリゾート料金は不要となり、請求されなくなります。
デジタルチェックイン&客室選択
デジタルチェックインとは、ヒルトンのアプリ上でチェックインを事前に済ませることができるシステムです。あらかじめ自分で選択肢の中から好きな部屋を選べるので、「エレベーターの近くがいい」「できるだけ高層階がいい」といった場合に自分で最良の部屋を選ぶことができます。5100以上のホテルで利用可能です。
デジタルキーの利用
デジタルキーは、スマホがルームキーの代わりになるというハイテク機能です。ヒルトンのアプリひとつで客室の選択もデジタルキーも利用できます(対象ホテルに限る)。Bluetoothを利用し、部屋に近づいたらアプリで解錠ボタンを押せば鍵がアンロックされます。現在3500以上のホテルで利用できます。
客室Wi-Fi無料
客室とロビーで、滞在中に標準速度の「スタンダードWi-Fi」を無料で利用できます。リゾートフィーが設定されているホテルの場合はWi-Fi利用分が含まれていますが、その分の割引はありません。なお、ダイヤモンド会員はさらに高速の「プレミアムWi-Fi」を無料で利用できます。
2人目宿泊無料
1室に1人か2人かで料金を変えているホテルの場合に、2人で泊まっても1人料金で済むという特典です。予約するときに宿泊人数を1人と2人で見比べてみて、値段に変化があるか確認しましょう。1人の方が数千円ほど安くなっている場合は1人で予約し、当日チェックインの際に2人で行けば問題ありません。ただし、朝食付きプランやポイント付加プランなどの特別料金で予約する場合には適用されませんので、「素泊まりの時のみ」と覚えておきましょう。
1室2名様でのご利用に対して別途料金を申し受けるホテルの場合、2人目のお客様は、対象となるご滞在で会員の客室に無料でご宿泊いただけます。この特典は、1名様または1室あたりの料金に追加アイテム(お食事、アクティビティ、駐車場など)や特別料金(パッケージ料金、ベッド&ブレックファスト料金など)が含まれている場合には、いずれのホテルでもご利用いただけません。
(引用元:同上)
レイトチェックアウト
ホテルごとに決められた通常のチェックアウト時間より遅くチェックアウトできるという、平会員から適用になる嬉しい特典です。しかし、必ず保証されているわけではなく、空室状況によって利用できないこともあります。上級会員が優先されるため、閑散期などでないと難しい場合もあります。
ポイント譲渡
家族や友人のアカウントとポイントを無料で合算したり譲渡したりすることができます。自分以外の最大10人とポイントを合算できます。例えば、個人ではポイント数が足りない場合でも、家族や友人とポイントを無料で1つのアカウントにまとめて特典に交換することができます。
1年間に、1000~50万ポイントまで移行でき、200万ポイントまで受け取ることができます。移行またはプールしたポイントは、移行と同時に利用できます。移行されたポイントが表示されるまでには最大24時間かかります。
このほかに、ヒルトンオナーズ会員専用のチェックイン優先レーンを利用したり、朝食会場の会員専用エリアの利用などの特典をホテルによって受けることができます。
シルバー会員
続いて、年間4滞在もしくは10泊が条件のシルバー会員です。メンバー会員にプラスされる特典内容は次のとおり。
・特典宿泊時5泊目無料
・ボトルウォーター2本無料
・宿泊日数繰り越し特典
特典宿泊時5泊目無料
同一ホテルで全額ポイントを使う特典宿泊時、5泊ごとに1泊分が無料で宿泊できるようになります。最低5泊6日で滞在しないといけなく、また全宿泊分をポイントでまかなわなくてはならないため、なかなか適用を受けるハードルが高い特典です。適用になるのは「スタンダードルーム」のみで、最大20連泊までの滞在で適用されます。1年間にこの特典を利用できる回数に上限はありません。
ボトルウォーター2本無料
客室に無料で利用できるボトルウォーター2本が置かれるようになります。地味ですが、あると嬉しい特典のひとつです。リゾートフィーが設定されているホテルの場合はリゾートフィーに含まれていますが、その分の割引はありません。
宿泊日数繰り越し特典
シルバー以上の上級会員にとって必要条件となる1年間の宿泊日数について、余った分を翌年に繰り越しできる特典です。シルバー会員は10泊を超えた分、ゴールド会員は40泊を超えた分、ダイヤモンド会員は60泊を超えた分を繰り越すことができます。繰越特典は翌年12月31日まで有効で、その後は期限切れとなります。
ゴールド会員
続いて、年間20滞在もしくは40泊が条件のゴールド会員です。シルバー会員にプラスされる特典内容は次のとおり。
・ルームアップグレード
・朝食無料サービス
・マイルストーンボーナス
ルームアップグレード
到着時における全滞在期間中の空室状況に応じて、予約した客室より高いランクの部屋に宿泊できる特典です。ルームアップグレードは対象となる各ホテルの裁量により判断され提供されますが、ゴールド会員ではエグゼクティブルームまでが対象で、スイートルームは対象外です。ダイヤモンド会員になると、1ベッドルームスイートまでアップグレードの対象になります。アップグレードの提供は、会員1人につき1滞在で1部屋のみです。ゴールド会員がエグゼクティブルームにアップグレードされた場合は、軽食や飲み物が無料で楽しめるエグゼクティブラウンジを利用することができます。
朝食無料サービス
会員と同室に宿泊の1人まで、滞在中毎日朝食が無料で利用できます。朝食はホテル内の指定レストラン、またはエグゼクティブラウンジで提供されます。朝食は無料でついてくるため、ゴールド会員以上は予約時に「朝食付きプラン」を選ばないようにしましょう。
マイルストーンボーナス
1年間に40泊以上の宿泊を達成した会員には、40泊目とそれ以降の一定の宿泊日数ごとにボーナスポイントを受け取ることができます。
40泊達成時に1万ポイントもらえ、以降10泊ごとに1万ポイントがもらえます。さらに、60泊達成すると追加で3万ポイントもらえます。
つまり、60泊すると計6万ポイント(1万+1万+1万+3万)もらえることになります。なお、翌年1月1日になると宿泊数は0にリセットされます。
ダイヤモンド会員
最後に、年間30滞在もしくは60泊が条件のダイヤモンド会員です。ゴールド会員にプラスされる特典内容は次のとおり。
・ラウンジアクセス
・ダイヤ資格延長
・48時間客室保証
・エリート会員資格贈呈
ラウンジアクセス
通常、軽食や飲み物を無料で利用できるエグゼクティブラウンジは、エグゼクティブフロア以上の宿泊者のみに提供されていますが、ダイヤモンド会員になると、たとえ最も安いスタンダードルームであってもポイントを使った無料宿泊であっても必ずラウンジを利用できるようになります(ラウンジ工事中やラウンジのないホテルを除く)。
エグゼクティブラウンジでは、アフタヌーンティーやアルコールも無料で提供されるカクテルタイム、朝食など時間帯によって様々なサービスが提供されています。また、対象のホテルではチェックインやチェックアウトをラウンジで行えるようになるため、チェックインカウンターの列に並ぶことなく快適に手続きすることができます。
こちらはヒルトン系列、コンラッド大阪のラウンジです。
チェックイン/チェックアウトや、軽飲食の利用など快適に過ごすことができる空間です。エグゼクティブラウンジはすべてのヒルトンホテルにあるわけではないので、予約の際にホテルHPの施設ページから確認してみましょう。
ダイヤモンド会員様および同室にご宿泊のお客様(1名様まで)は、エグゼクティブラウンジのご利用特典が付いた客室にアップグレードされなかった場合でも、エグゼクティブラウンジを無料でご利用いただけます。
(引用元:同上)
ダイヤ資格延長
ダイヤモンド会員資格を3年間維持(連続である必要なし)し、さらに入会以降に有償無償問わず計250泊以上滞在するか累積ベースポイントが50万ポイント以上という条件を達成すれば、翌年のダイヤモンド資格(30滞在or60泊or12万ベースポイント)を満たせなくても1度だけダイヤモンド資格を1年間延長できます。
ダイヤモンド会員の中でも得に継続して利用してくれている顧客向けの救済措置という位置づけです。
48時間客室保証
宿泊予定日の2日(48時間)以上前のホテル現地時間深夜12時以前に予約した場合、特定の条件のもとで予約の受付を保証してくれる特典です。主な注意事項は次のとおりです。
(1)予約保証は、一部分でもヒルトン・オナーズポイントを使うかヒルトンが発行した無料宿泊特典券を使う予約には適用されません。
(2)客室の10%以上がオーバーブッキング状態(客室の予約率が110%以上)になったホテルには適用されません。※一部ホテルでは102%以上で適用外
(3)最繁忙期にはどのホテルにも適用されません。「最繁忙期」とはホテルとヒルトン・オナーズが独自の裁量で定義する期間で、その地域の主要イベントの時期や大晦日など予約が殺到する時期を指します。
(4)次のホテルは対象外です:コンラッド・モルディブ・リゾート&スパ、ヒルトン・セイシェル・ノートルム・リゾート&スパ、ホーレイ・アット・グランド・ワイレア、キングストン・プランテーション・コンド、ロイヤル・パームズ、コンラッド・コサムイ・リゾート&スパ、中国のハンプトンbyヒルトンまたはヒルトン・グランド・バケーション
エリート会員資格贈呈
1年間に60泊を達成すると別の会員1人にゴールド会員資格を、1年間に100泊達成すると別の会員1人にダイヤモンド会員資格を贈呈することができます。資格の贈呈は1年間に1人だけなので、60泊達成後にゴールド会員資格を贈呈してしまうと、仮にその後100泊達成してもダイヤモンド会員資格を誰かに贈ることができません。贈呈された会員資格は贈呈後すぐに有効になり、贈呈日から365日間継続されます。
条件となる泊数には無料の特典滞在も含まれますが、エリート会員の繰越特典は含まれません。
ダイヤモンド会員の場合はこのほかにも、ホテルによって「大浴場無料」「フィットネスセンター、プール無料」「ウェルカムドリンク」「ウェルカムアメニティ」などの様々な独自特典の恩恵を受けることができます。
※ヒルトンでは、ホテルごとに設定されたチェックイン開始時間よりも早くチェックインできる「アーリーチェックイン」という特典は公式には設定されていません。ただ、早めにチェックインできたことはこれまで何度もあったので、空室状況に応じて可能だったらラッキーと思うくらいでいるといいと思います。
ゴールド会員資格を簡単に得る方法
様々な特典を見ていくと、エリート会員資格があることでヒルトンでの滞在がよりお得で快適なものになるということがわかります。でも、「1年間に何十泊も泊まるというのはさすがに現実的ではない」という方も多いと思います。でも大丈夫。これまでヒルトンに泊まったことがないという方でも、簡単に上級会員資格を得る方法があるんです。宿泊実績がなくても朝食無料やルームアップグレードなど使い勝手がよいゴールド会員資格を得る方法をご紹介していきます。
①ヒルトンオナーズVISAゴールドを発行する
三井住友カードが発行するクレジットカード「ヒルトンオナーズVISAゴールドカード」を発行すれば、持っている限りずっとゴールド会員でいることができます。たとえ年間1泊しかしなくても、1回も泊まらなくても、年会費さえ払い続けていれば永年ゴールド会員でいられます。
年会費は1万2916円(税別)ですが、WEB明細サービス(次年度以降税別1000円引き)とマイ・ペイすリボへの登録+利用(発行時から税別5000円引き)で6916円(税別、初年度のみ7916円)まで値下げすることができます。
原則30歳以上で安定継続収入がある方が申し込むことができます。20代でも、三井住友カードに電話で紙の申込書を郵送してもらえば申し込むことができます(発行には審査があります)。なお、ヒルトンゴールド会員資格が付与されるのは「本カード会員」のみで、家族カード会員は対象外です。
②アメックスプラチナを発行する
アメックスのプラチナ・カードにも、ヒルトンゴールド会員資格が無料で付帯する特典があります。
アメックスプラチナの年会費は13万円(税別)なのでヒルトンゴールド会員のためだけに発行するのは非現実的です。ですが、アメックスプラチナは家族カードを4枚まで無料で発行できる上に、家族カード保有者もすべてヒルトンゴールドになることができます。ほかにも、ヒルトンゴールド会員だけにとどまらない60以上の魅力的な特典が盛りだくさんです。アメックスプラチナの特典についてはこちらで紹介しています。
【2019年版】アメックスプラチナの年会費と特典は?持つべきカードか。
紹介経由で申し込むと、今なら最大7万ポイントが獲得できます。ANAマイルに交換すれば、ほぼ無料でハワイへビジネスクラスで往復することも可能です(別途燃油サーチャージ等必要)。
紹介での申し込みについての詳細はこちらのページでご紹介しています。
アメックス社員に聞いた!アメックスプラチナのインビテーションが届く条件は?紹介なら即申し込み可!
③ステータスマッチを利用する
ヒルトンでは、マリオットやIHGなどの他ホテル上級会員向けに、「ヒルトンでもお得意様になってください」という趣旨からステータスのマッチングを実施しています。簡単に言うと、他ホテルの上級会員にはヒルトンの同等ランクのエリート資格を一定期間付与するというものです。
ステータスマッチの結果を書き込む世界の口コミサイト“Status Matcher”によると、例えば、マリオット・ゴールド、アコーホテルズ・ゴールド、ベストウェスタン・ダイヤモンドなどはヒルトンゴールドにマッチしている報告例が複数見つけられます。
もちろん口コミサイトなのですべてを鵜呑みにすることはできませんが、報告例が複数あるものについては、試してみる価値があると思います。申し込み自体はタダですしね。
ヒルトンのステータスマッチを申し込むためには、ヒルトンのステータスマッチ専用ページから行います。申し込みにはヒルトンオナーズの会員番号が必要なので、持っていない方は無料で作っておきましょう。
ページ下部の申し込みフォームから、氏名、メールアドレス、ヒルトンオナーズ会員番号を入力し、プルダウンから他ホテルなどの持っているステータスを選択します。
ハイアット、IHG、マリオット、ベストウェスタン、アコーホテルズはプリセットされていますが、その他のホテルの上級会員資格をお持ちの方は”Other”選択し、プログラム名を入力しましょう。なお、航空会社の上級会員資格をお持ちの場合もステータスマッチが成功する場合がありますので、その場合もOtherを選択しましょう。
その下に選択した資格のランク名(ゴールドやプラチナなど)を入力し、証拠となる会員ページのスクリーンショット画像、ステータスカードの写真、ホテルの領収書の写真などを添付して送信します(形式はjpegのみ)。その際、名前と会員番号以外の個人情報(電話番号、住所、生年月日、クレジットカード番号など)は塗りつぶすなどして加工する必要があります。ステータスマッチは通常5~7営業日かかります。
ヒルトンのステータスマッチ申請において、これまでの宿泊実績や今後の予約実績は不要なので、比較的マッチのハードルは低いです。
ヒルトンゴールドのステータスマッチに成功すると、申請時に記載したヒルトンオナーズ会員番号のアカウントが90日間ゴールド会員に変化します。90日間のうちに4滞在(4泊ではありません)することで、現在であれば2021年3月31日までゴールド会員が継続します。なお、同じアカウントでステータスマッチは1回のみです。
ダイヤモンド会員資格を簡単に得る方法
続いて、ラウンジアクセスもついてくるダイヤモンド会員資格を簡単に得る方法です。1年間に30滞在、60泊なんてなかなか大変ですが、次の方法ならば簡単に最上級資格を得ることができちゃいます。
①ヒルトンオナーズVISAプラチナ発行+アルファ
三井住友カードが発行するクレジットカード「ヒルトンオナーズVISAプラチナカード」を発行しても「同ゴールドカード」を発行しても、ヒルトンオナーズゴールド会員資格が無条件で付帯されます。しかし、プラチナカードの場合はダイヤモンド会員になるための条件が緩和され、ショートカットすることができます。
“Fast track to Diamond”というかっこいい名前がついたこの特典は、通常30滞在か60泊が必要なダイヤモンド会員の条件が、わずか10滞在または20泊に緩和されます。なお、カード発行前の宿泊実績はカウントされず、他社カードでの支払いや現金の併用、各種割引券(HPCJ割引券を除く)やギフト券、ヒルトン・オナーズポイント利用時などもカウントされません。チャレンジ期間は1月1日~12月31日の1年間です。条件達成後4~6週間程度でダイヤモンドステータスに切り替わります。
もしくは、1~12月の請求金額のうち、ショッピング利用分の合計が120万円(消費税含む)以上になることでもダイヤモンド会員資格を得ることができます。ヒルトンには年間10回も泊まらないという方でも、月に10万円以上クレジットカードで決済する方であればそれだけでダイヤモンド資格を得ることができちゃいます。なお、請求の締め日は毎月15日です。
ショッピングの場合、毎月10日の引き落とし日時点で判定材料となる決済額が累積していきます。1月のカード引き落し日(1月10日)の利用期間は、前年11月16日~12月15日の1ヵ月間となるため、「年間120万円以上」というショッピング条件のチャレンジ期間は11月16日~翌年11月15日の1年間なります。宿泊実績のチャレンジ期間とは異なる点に注意しましょう。
なお、カード年会費、キャッシュサービス、各種手数料などは対象となりません。この場合も、年間の引き落とし合計額が120万円を超えてから4~6週間程度でステータスが切り替わります。
いずれの場合も、条件達成後4~6週間後にステータスがダイヤモンドに変わり、翌年12月31日までダイヤモンド資格が継続します。期間は1~12月の1年間ですので、1月中に条件を達成してしまえば、約2年間ダイヤでいられることになります。
年会費は6万1574円(税別)と割高ですが、初年度年会費2万5000円(税込)で毎回25%オフでヒルトンに宿泊できる「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)」の会員特典が毎年無料で付与されます。さらにヒルトンで使える計1万円分の割引券も毎年もらえます。年1回でもヒルトンに泊まるなら入会した方がお得なHPCJのメリットについてはこちらで詳しくまとめています。
宿泊毎回25%オフ!年会費実質無料でヒルトンに安く泊まれるHPCJのお得な入会方法
②ステータスマッチを利用する
ゴールドと同様に、元々保有している他社ステータスのランクによってはヒルトンダイヤモンドにマッチしてもらえることもよくあります。
同じくStatus Matcherによると、IHG・スパイアエリート、マリオット・プラチナエリート、ハイアットグローバリストなどはダイヤモンドへのマッチ報告が多いです。
ステータスマッチの申し込み方法は、ゴールドと同じです。
ヒルトンダイヤモンドのステータスマッチに成功すると、申請時に記載したヒルトンオナーズ会員番号のアカウントが90日間ダイヤモンド会員に変化します。90日間のうちに4滞在(4泊ではありません)することで、現在であれば2021年3月31日までゴールド会員が継続します。さらに、90日間のうちに8滞在することで、同じ期限までダイヤモンド会員資格が継続します。なお、同じアカウントでステータスマッチは1回のみです。
③ヤフオクで落札する
ヤフオクで「ヒルトン ダイヤモンド」と検索すると、90日間限定のステータスマッチを付与するといった内容の出品がいくつか確認できます。以前は4000円程度で複数出品されていましたが、記事執筆現在は1万5000円前後とかなり値上げした模様です。
他社ホテルやエアラインなどの上級会員資格を何も持っていない方には一つの選択肢かもしれません。「ローマ字氏名、メールアドレス、ヒルトンオナーズ会員番号、パスワード」を出品者に開示する必要があり、かつ「万が一アカウントが停止されたら責任は負いかねます」との文言もあるため、あくまで自己責任でお願いします。
なおヒルトンは、厳密には、1人がヒルトンオナーズ会員のアカウントを複数所有することを規約で禁じていますのでご参考まで。
ヒルトン・オナーズ会員規約
発効日:2019年1月2日。以下の内容は、過去の規約すべてに優先して適用されます。本会員規約の発効日以降に新規ご入会または会員資格を継続することにより、お客様は以下の内容に同意するものとします。
一般条項 8.会員は、複数のアカウントで会員資格を保持したり、ポイントを獲得することはできません。(引用元:https://hiltonhonors3.hilton.com/ja_JP/terms/index.html)
ちなみに、ここしょーは2020年3月末までダイヤモンド会員資格を持っていますが、ダイヤのおかげで1泊10万円以上するスイートルームに無償アップグレードしてもらえたりしました。
コンラッド香港宿泊記(1)ダイヤモンド資格で1泊10万円のスイートルームに無償アップグレード!
ヒルトンに泊まる予定がある方、今後泊まってみたい方は、1回だけの宿泊でも上級会員のステータスを持っているか否かで宿泊体験が全く別のものになります。クレジットカードの発行やステータスマッチなどを駆使して、是非簡単にゴールドまたはダイヤモンドのステータスをゲットして、その恩恵を味わってみてください^^
空の旅をより快適に過ごすためのオススメアイテム、「イヤホンアダプター」をご存じですか?
機内に用意されている音楽や映画などのエンタメプログラムを楽しむためには、イヤホンが必要です。イヤホンアダプターを使うことで、機内備え付けのノイズ軽減機能のないイヤホンではなく、普段自分が使っているイヤホンを機内でも利用できるようになります。
オススメはこちら、音響機器メーカー米大手"BOSE"(ボーズ)の機内用アダプター。一般的な3.5mmジャックを備えたイヤホン・ヘッドホン(BOSE製に限りません)であれば、問題なく利用できます。手のひらサイズのわずか約4cmで持ち運びも便利、価格も1600円程度で買えます。空の旅がより快適になるでしょう!
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