アメックスプラチナを保有するだけで、4つのホテルブランドの上級会員に無条件でなれてしまうサービス「ホテル・メンバーシップ」。4ブランドのうちの1つ「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」には、独自の会員制度「ゴールデンサークル」が用意されています。アメックスプラチナを持つだけでゴールデンサークルの上級会員になれてしまうという太っ腹特典を受けるために、今回はシャングリラホテルとゴールデンサークルについて勉強していきたいと思います!
※2022年12月をもって、アメックスプラチナ付帯特典「ホテル・メンバーシップ」から「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」がなくなりました。以下の記事は再現性のない過去の情報となりますので、ご注意ください。なお、FHR(ファインホテルアンドリゾート)のラインナップにはシャングリラも残っていますので、部分的に参照いただければ幸いです。
アジア地域を中心に展開するシャングリラ
シャングリラは香港に拠点を置く、アジアを中心とした高級ホテルブランドです。第1号はシンガポールに立地し、日本には2009年3月から東京駅の近くに唯一立地しています。
特に中国本土では新規開業ラッシュが続いており、現時点で55施設が立地しています。
さらに、香港、台湾、日本、シンガポール、マレーシアなど、主要なアジア諸国もきちんと押さえています。日本には現在、東京にしかありません。
ヨーロッパやカナダ、オーストラリアにも展開していますが、アメリカはゼロ。マリオットやヒルトンと比べると、やはりアジア中心のブランドだということが分かりますね。
中東やアフリカにもあります。
アジア地域は短い飛行時間で比較的気軽に海外旅行できるので、ホテル選びの選択肢に十分入れることができますね。
アメプラで「ジェイド会員」になれる
ヒルトンやマリオットと同じように、シャングリラにも独自の会員組織制度があります。名前は「ゴールデン・サークル」。
名前の通り、金の輪がロゴになっています。
会員ランクは上から順に、ダイヤモンド、ジェイド、ゴールドの3段階となっています。上級会員になるには、1年間に一定以上の宿泊が必要ですが、アメックスプラチナを持つだけで上から2番目の「ジェイド会員」になることができてしまいます。アメプラを持ち続けている間はずっとジェイド会員です。ちなみにジェイドとは緑色の宝石「ヒスイ」のことですね。
アメプラ経由でジェイド会員になったときも、次のようなキットが送られてきます。
ヒスイ色の箱に、ゴールデンサークルのロゴがあしらわれています。
中には名前や会員番号などが書かれたステータスカード。アプリもあるので持ち歩きは特に不要ですが、あれば嬉しい1枚です。
シャングリラとゴールデンサークルのロゴがあしらわれたオリジナルのタグも2個セットで入っています。つけてもいいし飾ってもいいですね。
なお、ゴールデンサークルの通常の達成条件は次の通りです。
ゴールド……無料申し込みで誰でもなれる
ジェイド……1年間に20泊もしくは10滞在
ダイヤモンド……1年間に50泊もしくは25滞在
それぞれの会員に与えられる特典は次のようになっています。
ゴールド | ジェイド | ダイヤモンド | |
モバイルチェックイン |
○ | ○ | ○ |
ウェイティングリスト優先登録 | ○ | ○ | ○ |
パーソナルサービス(枕やベッド指定) | ○ | ○ | ○ |
キャッシングサービス* | US$250 | US$250 | US$300 |
市内通話無料 | ○ | ○ | ○ |
ウェルカムアメニティ | フルーツ | 3つ選択 | 3つ+フルーツ |
優先エリアでのチェックイン | ○ | ○ | |
同室者1名の宿泊料と朝食無料 | ○ | ○ | |
ルームアップグレード | △ | △ | |
ボーナスポイント | ○ | ○ | |
客室予約保証 | ~72時間前 | ~48時間前 | |
アーリーチェックイン** | 11時~ | 8時~ | |
レイトチェックアウト** | ~16時 | ~18時 | |
ラウンジ/客室でのチェックイン・アウト | ○ | ||
ラウンジ利用 | ○ | ||
滞在時以外のコンシェルジュサービス |
○ | ||
到着時の無料スーツプレス | ○ | ||
リゾート施設の無償利用 | ○ | ||
市外通話やファックスは通話料のみ請求 |
○ |
*シャングリラ東京は対象外
**シャングリラ東京、トロント、バンクーバー、パリ、ロンドン、チャイナワールド サミットウィング 北京、ビリンギリ リゾート&スパ モルディブは対象外
アメプラ保有で得られる「ジェイド会員」の最も嬉しい特典は、やはり赤字で示した朝食無料でしょう。シャングリラ東京の場合、朝食付きプランと素泊まりの差額は1室あたり7500円(税サ込み)です。1人で泊まっても2人で泊まっても差額は変わりません。これがそのまま無料になるのはお得です。
11時からのアーリーチェックイン(通常15時)や、16時までのレイトチェックアウト(通常12時)も魅力的なのですが、残念ながらシャングリラ東京やパリなどでは対象外となっています。シャングリラはA~Gの7段階のカテゴリに分かれていて、上位カテゴリのホテルは対象外となっているケースが多いです。逆に言えば、シドニー、クアラルンプール、シンガポール、バンコク、上海などは対象なので、海外で利用する際はかなり便利です。
一方、注意しなくてはならないのがルームアップグレード。ヒルトンやマリオットだと、空室状況に応じて1ランクアップグレードやスイートルームへのいわゆる「超絶アップグレード」などが上級会員の特典として提供されています。しかし、シャングリラでは「チェックイン時にご予約の客室をご用意できなかった場合のみ」とされており、航空会社のインボランタリーアップグレードのような運用になっています。これはジェイドでもダイヤモンドでも同じです。
シャングリラ東京のスタッフに確認しましたが、シャングリラブランドでは「上級会員のアップグレード枠」は存在せず、仮にホテル全体の稼働率が低い日でも予約した部屋が利用できる限りアップグレードはされないとのことです。ルームアップグレードは期待しないようにしましょう。
アメプラのFHRが最強
これまで説明したように、アメプラを持つだけでなれる「ジェイド会員」にはお得な特典があることがわかりました。しかし、シャングリラ東京などアーリーチェックイン/レイトチェックアウトが対象外のホテルが複数あったり、ルームアップグレードはほぼ期待薄だったりと使い勝手が悪い点も否めません。
そこで登場するのが、当ブログでも何度も触れてきた、アメックスプラチナ主要特典のひとつ「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」です。
例えばシャングリラ東京に宿泊する際の、アメプラのFHRとジェイド会員の特典の差を見ていきましょう。
FHR | ジェイド | |
朝食無料(同室の1名含む) | ○ | ○ |
アーリーチェックイン* | 12時~ | 対象外 |
レイトチェックアウト | 16時確約 | 対象外 |
ルームアップグレード* | 1ランクアップ | △ |
US$100クーポン | ○ | ― |
*FHRでは空室状況に応じて利用可能
FHR経由で申し込むと、本来は対象外のレイトチェックアウトが16時まで確約となります(クラブフロア宿泊者も16時まで可能ですが、FHR経由でなければ確約されません)。さらに、空室状況に応じてアーリーチェックインやルームアップグレードも可能となります。さらに、レストランやブティック、ルームサービスなどで使える100米ドルクーポンも利用できます。
シャングリラ東京はプランや時期にもよりますが、4万5000円(税サ別)程度から利用できます。ラウンジも利用できるクラブフロアだと、これくらいの料金です。
公式サイトの価格は税サ込みで9万7805円。いやー、高いですね。ここしょーの稼ぎではおいそれと泊まれません。
同日、同じ条件でFHRを見てみると、公式サイトと全くの同額です。もちろん税サ込みの価格です。
これだと、100ドルクレジットが付くだけでもFHRを通した方がお得だということが分かります。
また、少なくともシャングリラ東京では、ジェイド会員の特典と重複して利用できることを確認しました。FHRを経由しても、ボーナスポイントやウェルカムアメニティをジェイド会員の基準で受け取ることができます。
ジェイド会員からスタアラゴールドをゲットできる
アメプラを通じてジェイド会員になると、そこからシンガポールエアライン(SQ)の会員プログラム「クリスフライヤー」とステータスマッチを申請することができるようになります。
申請後、4か月以内に3回搭乗することで1年間スターアライアンスゴールドの資格を得ることができます。つまり、SFC修業を始めようと思っている人にとっては、優先搭乗や優先保安検査場、国内外のANAラウンジ・スタアララウンジなどのサービスを受けながらSFC修業ができるようになるということです。
こちらの詳細については、別記事でまとめていますので併せてご覧いただければ幸いです。
アメプラを発行してスタアラゴールド資格を得よう!シャングリラとシンガポールエアのステータスマッチ方法を徹底解説
実際にシャングリラ東京に泊まってみた話
ジェイド会員としてFHR経由でシャングリラ東京のクラブフロアに宿泊した時の話は今後、別記事でまとめます。
なかなかお高いホテルでしたが、ホスピタリティやラウンジサービスの質はとてもよかったです!!
アメプラを発行して、シャングリラが届ける一流のおもてなしを味わってみてはいかがでしょうか^^
空の旅をより快適に過ごすためのオススメアイテム、「イヤホンアダプター」をご存じですか?
機内に用意されている音楽や映画などのエンタメプログラムを楽しむためには、イヤホンが必要です。イヤホンアダプターを使うことで、機内備え付けのノイズ軽減機能のないイヤホンではなく、普段自分が使っているイヤホンを機内でも利用できるようになります。
オススメはこちら、音響機器メーカー米大手"BOSE"(ボーズ)の機内用アダプター。一般的な3.5mmジャックを備えたイヤホン・ヘッドホン(BOSE製に限りません)であれば、問題なく利用できます。手のひらサイズのわずか約4cmで持ち運びも便利、価格も1600円程度で買えます。空の旅がより快適になるでしょう!
この記事へのコメントはありません。