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“ダイヤ継続修業”のメリットと隔年修業の考察

2017年にSFC修業を始め、勢いでそのままANAの最上級ステータス”ダイヤモンドステータス”を獲得したここしょー。SFC修業の倍のPPが必要ということで、単純に費用も倍かかるため、当初は「SFC修業した時じゃなきゃ10万PPなんて貯められないのだから、せっかくだから1回限りでダイヤを取ろう」と考えていました。しかし、ダイヤステータスが期限を迎える2019年3月末までに、もう一度10万PPを貯める”ダイヤ継続修業”を敢行しました。そのワケを振り返ります。

ステータスは「事前サービス」+「本サービス」の最大2年間受けられる

ANAでは1月1日~12月31日を1単年度として、搭乗毎に付与されるプレミアムポイント(PP)の獲得実績に応じてステータスが付与されます。一方、ステータスの付与期間は4月1日~翌3月31日と、ズレがあります。12月末日までにダイヤモンドステータスを獲得すると、そこからステータスが付与される翌4月1日までの間は「事前サービス」といって、本サービスに準じた様々な特典を受けることができるのです。

(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/pre-service/)

ここしょーは、2017年7月4日に10万PPを突破し、翌5日にアプリ画面がダイヤモンドステータスに変わりました。つまり、17年7月5日~18年3月31日までが「事前サービス」、18年4月1日~19年3月31日までが「本サービス」の期間でした。

隔年修業で事前サービスと本サービスを交互に受ける

ダイヤモンドを含むANAのプレミアムメンバーのステータスは、年会費を払い続ける限りずっと会員でいられるSFCとは異なり、いずれも1年限定です。ですが、事前サービスのおかげで毎年修業しなくてもダイヤモンドステータスの恩恵を受けることができます。ここしょーの例をまとめてみました。

 

ここしょーは、2017年7月からダイヤモンド事前サービスを受け始めました。18年はほぼ特典航空券で搭乗していたためPPは基準に全く到達しておらず、このままだと19年3月末をもってダイヤモンドメンバー陥落、翌4月からはSFC会員となる予定です。

しかし、19年1月~3月の間にダイヤ継続修業を行えば、19年のPP基準達成、すなわち20年度はダイヤモンドステータスが付与されることになり、それに伴い19年4月以降は事前サービスでダイヤの恩恵にあずかることができるのです。(1~3月中に10万PPを超えた場合、事前サービスの提供は「4月中旬」とされていますので、厳密には4月1日から半月程度はダイヤステータスが消え、SFC会員となります)

「ダイヤ継続修業」により、21年3月末まで、さらに2年間ダイヤステータスを保有できることになります。その後は、純粋なSFC会員になるか、21年1~3月中にまたダイヤ継続修業を行うかは、現時点ではわかりません。

事前サービスと本サービスの違いは少ない

多くの特典を受けられるダイヤモンドステータスですが、受けられるサービスには少し差があります。当然、事前サービスより本サービスの方が多くの特典を受けることができます。が、そこまで多くないのが実情です。そこで、「本サービスにあって事前サービスにない特典」をまとめてみます。

アップグレードポイントの付与

国際線エコノミークラスからビジネスクラスへ、ビジネスからファーストへ、はたまた国内線普通席からプレミアムクラスへのアップグレードができる特別な「アップグレードポイント」は、本サービスのみの特典です。自分を含めて3人以上ラウンジに連れて行く場合や、あらかじめ登録した家族が単独でラウンジを利用する場合にも使えますね。このポイントは本サービスの期間中に使い切らなければなりませんが、継続的なキャンペーンで1ポイント=1000スカイコイン(1000円相当のANA電子マネー)に換えることもできます。

ここしょーはステータス算定期間(1月~12月)とステータス付与期間(4月~翌3月)のズレを利用し、1~3月のダイヤ継続修業ですべて消費しましたので、インタータッチはすべてビジネスクラスで快適に楽しく修業できました。逆に特典航空券を利用した際はアップグレードポイントを併用できないため、有償で乗る修業期間中に使えればそれでいいかな、とここしょーは考えました。

オリジナルネームタグ

本サービス開始前の3月中旬に届くオリジナルのネームタグも、事前サービスでは届きません。

つくりはSFCタグよりも重厚でしっかりしていて、表面にはAMCダイヤモンドのロゴと本サービスの付与年度が西暦で記されています。裏面は自分の名前が金属板に彫られていて、このタグは手荷物などに付けている方をよく見かけますね。年が彫られていますが、遠目で見たら翌年以降に使っていてもわかりませんので、本サービス明けの事前サービス期間中もつけていて問題ないとここしょーは思います。なお、15万PP以上の方限定のタグも同じく本サービス限定です。

ダイヤモンドメンバー限定選択式特典

4月からダイヤモンドステータスの本サービスが始まる会員には、毎年年末頃になると選択式特典の案内が届きます。2019年度からはマイナーチェンジがあり、以下の特典から好きなものを1つ選べました。

①スカイコイン60000コイン(6万円分)
②アップグレードポイント12ポイント
③ミシュラン星レストランペア招待券
④IHG・ANAホテルズグループクーポン4万円分
⑤職人の技コース(カタログから好きなアイテム1品を選ぶ)
⑥ANAスイートラウンジ券6枚
⑦サンゴ20本植え付け代理サービス
⑧クラブ・コンシェルジュ会員資格1年間+誕生日ギフト

①~⑥を選んだ場合は、さらに機内販売用クーポン2万円分ももらえます。

2018年までは⑥がなく、追加でもらえる機内販売用クーポン2万円かスイートラウンジ券6枚かを選ぶことができました。スイートラウンジは「年々混んできている」との既存会員の不満の声がよく聞かれるため、スイートラウンジ券を選択コースの1つにすることで入室者数を抑制しようとしたのかもしれません。

スカイコイン6万円分や機内販売クーポン2万円分などはなかなか高額ですが、当然ダイヤ修業にかかる経費はそれ以上ですので、これだけをもって毎年ダイヤ修業をしようという気持ちにはなりませんでした。

デスクダイアリー

こちらはプラチナメンバー以上ですが、年末にデスクダイアリーがもらえます。卓上カレンダーももらえますが、これはSFC会員でも選択すればもらえるのでダイヤ限定ではありません。ですが、デスクダイアリーはANAから送られてきた後すぐにオークションサイトで多数出品されるため、オークション経由で簡単に入手できます。

このほか、会員誌”ana-logue”も事前サービス期間中は届きませんが、SFC会員であれば届くので問題ありません。

以上になります。逆に言うと、サービスの本丸とも言える空席待ちの優先や特典航空券の優先、座席指定優先、手荷物優先、ラウンジ利用、優先搭乗などはすべて事前サービスでも受けることができるのです。

毎年ダイヤ修業をするメリット

10万PPを貯めるのに約100万円かかるダイヤ修業。もちろん毎年10万PP超えして毎年本サービスを享受できるのが理想ですが、出張族などの天然ダイヤならいざ知らず、毎年100万円かけて無理やりダイヤモンドステータスを手に入れるのはなかなか大変です。そこで、今度は隔年修業ではなく、毎年10万PP超えしたときのメリットを考えてみます。

ボーナスマイル積算率アップ

ダイヤ事前サービス、本サービス1年目は、搭乗時のボーナスマイルは120%です(ANAカードもしくはSFCのゴールド以上保有時)。しかし、2年以上続けて10万PP達成した場合、すなわち本サービス2年目からは、130%(同)となります。10%だけ多くマイルを稼ぐことができます。

マイルが貯まる

路線にもよりますが、10万PPを貯めるとなるとそれ相応の距離を搭乗する必要があります。そうすると、当然その分だけマイルも貯まります。陸マイラーという言葉があるように、本来は乗って貯めるのがマイルです。ダイヤモンドメンバー2年目移行のボーナスマイルは上記の通り130%なので、10万PPが貯まる頃には、累計10万マイル以上は貯まるのではないでしょうか。そうすれば、ビジネスクラスの特典航空券を取ることができます。毎年10万マイル以上が貯まる、これは大きなメリットだと思います。

アップグレードポイントや贈り物を毎年もらえる

上記でまとめた「本サービスにあって事前サービスにない特典」を毎年享受することができます。

ライフタイムマイルが早く貯まる

毎年10万PP超えとなれば、それだけ多く飛行機に乗るわけなので、ミリオンマイラープログラムで基準となる「ライフタイムマイル」(LTマイル)も早く貯まることとなります。ミリオンマイラーを狙っている人にとっては挑戦期間が短くなります。

こんなとこでしょうか。ネット界隈では、顔も名前も分からない人の「体験談」としてダイヤ継続○年以上していたらこんな申し出をもらった、こんな便宜を図ってくれた、などとの全くソースのない情報が流布していますが、公式に発表されていないサービス(便宜)に期待を寄せることは「ゴラァおじさん」「わがままおじさん」の生産にしか寄与しなさそうなのでここでは完全に割愛します。

隔年修業なら費用は年間50万程度で済む

ここまでで、ここしょー的には「毎年ダイヤ修業をするのは経済的に非効率だな」と思いました。ここしょーがダイヤモンドステータスを獲得して一番よかったなと思ったのは、特典航空券の優先と空席待ちの優先でした。SFC会員では空席待ちと表示される特典航空券をダイヤだから押さえられたとか、空席待ちの勝率がほぼ100%だったとか、そういう機会が多かったからです。そうしたサービスはすべて事前サービスでも受けることができるので、本サービスに固執することはないな、と思ったのです。

毎年修業するのではなく、隔年修業にする最大のメリットは、ダイヤ継続にかかる費用が半分で済む、ということに尽きると思います。PP単価10円で修業したとして、10万PPを貯めるのには100万円かかります。2年連続で修業した場合にかかる費用は200万円。隔年修業なら100万円。差額の100万円分の価値が、上記の「毎年ダイヤ修業をするメリット」です

ここしょー的には、自力で毎年修業する価値はないな、と判断しました。もちろんこれはあくまで個人的意見で、「飛行機修業はもはや趣味だから毎年乗る!」という方を否定するつもりはありません。ここしょーも飛行機修業大好きです。しかし、この趣味に毎年100万円かけるほどの財力が自分にない以上、「『買い』かどうか」という非常に生臭い吟味のもと決めるしかないのです。

ダイヤ継続修業そのもののメリット

ここしょー的吟味の結果、「毎年ダイヤ修業はないな」との結論を導き出しました。そうすると、「隔年でダイヤ継続修業をするか、SFC会員になるか」の2択ということになります。ここしょーはダイヤモンドサービスの良さを知ってしまったために継続修業を敢行したわけですが、「修業」と言っても平会員のSFC修業と、ダイヤ会員のダイヤ継続修業とでは世界が大きく違うことを肌身で感じました。実際に行ったからこそ見えたダイヤ継続修業のメリットをまとめます。

アップグレードポイントを使った修業ができる(1~3月限定)

SFCホルダーのダイヤ会員は、前年の総獲得PPが8万PP以上12万PP未満の場合、アップグレードポイントが44ポイントが付与されます。ここしょーは、羽田とシドニーを往復するSYDタッチを2往復、計4レグ行い、そのすべてでエコノミーもしくはプレエコからビジネスクラスにアップグレードしました。同路線でビジネスクラスのアップに必要なポイントは10ポイントなので、計40ポイント消費しました。2017年のダイヤ修業ではまだアップグレードポイントがなかったため、マイルを使ったアップグレードをしていましたが、今回はマイルを消費せずに快適な修業を行うことができました。

(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/upgrade-point/)

マイルが貯まる

先述の通り、ダイヤモンドサービスではボーナスマイルが1年目でも120%付くので、SFC修業の頃と比べると倍以上の勢いでマイルが貯まっていきました。既に10万PP解脱分まで発券済みですが、計算上は今回の修業で約12万マイル貯まります。あと3万マイルほどあれば、北米路線の往復ファーストクラス特典航空券だって見えてきます。

空席待ちの勝率が高い

修業中は、国内線や国際線で座席のアップグレード空席待ちをする機会が多いと思います。また、修業路線を組む上でも外せない部分が空席待ちの状態になっていて、高額運賃だけしか残っていないなんてこともざらです。しかし、ダイヤモンドメンバーは空席待ちが最優先されるので、ここしょーは国内線の当日アップグレード空席待ちも含め、勝率はほぼ100%でした。SFC修業のときとはえらい違いに驚きました。

修業中もスイートラウンジが使える

ドメ専の方でも、修業僧に定番の人気路線といえば羽田―那覇。いずれもスイートラウンジがあり、ここしょーも何度も利用しました。インタータッチでも何度もお世話になりましたが、某アナが「神の領域」と褒めそやしたラウンジを利用できるのはやはり楽しいです。

SFC会員に落ちてしまうと……

もしダイヤ継続修業をしないと、今年4月からSFC会員になるわけです。そうすると、次のようなサービスの変化が待ち受けています。

ボーナスマイルが120%→40%へ

これは大きい。ここしょーはSFCゴールドを持っているので40%ですが、年会費の高いプレミアムカードでも50%です。

(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/detail/delight.html#section01)

様々な優先サービスの順位が下がる

一番困るのは特典航空券の優先でしょうか。特に空席待ちはダイヤ、プラチナに次ぎ、絞られています。自分1人、もしくはエコノミー席ならまだしも、複数人でビジネスクラスとなると、なかなか予約が難しくなってくると思われます。ほかにも、座席指定、手荷物、優先搭乗などの順位も下がります。

スイートラウンジ、アップグレードポイントもおあずけ

スイートラウンジはファーストクラス搭乗客またはダイヤモンドメンバー限定であり、SFC会員はビジネスクラスラウンジのANAラウンジになります。また、アップグレードポイントは単にSFC会員なだけではもらえず、ブロンズ以上のステータスを同時に保有している必要があります。

マイル有効期限が復活

ダイヤモンドメンバー期間中はマイルの有効期限(3年間)が撤廃されていましたが、SFC会員に戻ると期限は復活します。

ここしょーはダイヤ継続修業を決断しましたが、こうして修業の最中に上空でブログを書いている今も、全く後悔していません。これでまた2年間ダイヤモンドサービスが得られれば、またマイルを使っていろんなところに快適に旅行に行きたいと思います^^

コメント

  • コメント (2)

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    • もりこー
    • 2019年 1月 21日

    こんにちは。去年貴殿のANA修行の入国しないSINタッチの記事大変参考にされて頂いて、
    お陰様で調子に乗ってダイヤまで行ってしましました!大変参考になりました!ありがとうございました!
    で、今回の記事も大変参考になり、正にその通りだと思います。
    そう言う私は先週から、JAL JGC修行でOKA-SINタッチ中してきました。
    今週も全く同じ行程でJALサファイア解脱予定です。
    因みに私は2018年ANAダイヤ解脱で、今年は早々JAL修行中です!
    JALは初回搭乗5,000FOPボーナスがあるので^_^助かります!
    また、調子に乗ってJALプレミアまで修行しようかと。。!
    私は出張族では無いので、限界があります。
    なので、ANAは来年隔年修行を検討してみようなぁと、、、
    で、今回のここしょうさんの記事大変参考になります。
    ありがとうございました。
    今後とも色々ご教授お願いします。

      • cocosho
      • 2019年 1月 21日

      コメントありがとうございます!まさに私と同じ流れ(ANA SFC→ANAダイヤ→翌年JGC)ですね!私はJGPまではやりませんでしたが、素敵だと思います!
      ANAダイヤ隔年修行の検討材料として一助になれば幸いです。今後ともよろしくお願いします^^

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東京都の下町生まれ、青森県に転勤中のアラサー独身会社員。旅行、カメラ、ドローンに打ち込み、2017年にANAダイヤモンド会員、18年にJALのJGCを取得しました。19年はANAダイヤ継続修業を43日間で達成!最近はホテルライフにも目覚めています。

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