改悪!アメックスからANAマイルへの移行ポイント上限が減少!

陸マイラーにとっての強い味方、アメックス。旅行に強いカードであるだけでなく、新規発行キャンペーンや紹介発行で得られるポイントは大きく、マイルを貯める上で重要なウェートを占めている方も多いのではないでしょうか。そんなアメックスですが、残念ながらこのほど、アメックスのポイントからANAマイルへの移行上限が改悪になると発表されてしまいました……。公式発表を基に、内容をまとめてみます。

 

 

 

アメックスのマイル交換プログラム

 

 アメックスには独自のポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」が用意されており、アメックスのカードの利用状況に応じてマイルや商品などに交換できるポイントが得られます。

マイルへの交換については、ANAを含めた世界各国の航空会社15社と提携し、各航空会社のマイレージプログラムにポイントを移行できます(残念ながらJALは対象外)。通常ですと各社とも2000ポイントで1000マイル、交換レートは50%ですが、年間参加費3000円(税別、2年目移行自動更新)を払うことで「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、ANAは1000ポイント=1000マイル、他の14社は1250ポイント=1000マイルに交換することができます。先般、プロパーカードでANA以外の航空会社への移行レートが改悪になったのは記憶に新しいかもしれません。スカイ・トラベラー・カードでは従来通り他の14社も1000ポイント=1000マイルで交換できます。なお、「プラス」に登録すると、ポイントの有効期限が無期限になったりもします。

また、ANAへの移行に限っては、別途「メンバーシップ・リワード ANAコース」(参加費年間5000円、税別)への登録が必要になります。

つまり、1ポイント1マイルのレートでANAマイルに移行するには、3000円+5000円=8000円(税別、年間)が必要になるということです。プラチナ・カードの場合は「プラス」の登録費は無料です。

さらに、ANAへの移行には上限が設けられており、1~12月の1年間に通算80000マイルまでしか移行できないルールがあります。なお、残る14社は上限の設定はありません。

 

改悪の内容

 

 ポイントプログラムの現状を整理したところで、本題の改悪内容についてです。

2019年1月1日から、ANAマイルへの移行上限ポイントが
80000マイルから40000マイルに引き下げられます。

すなわち、「プラス」に登録している方は80000ポイントが上限、未登録の方は160000ポイントが上限(交換率50%のため)となります。これはなかなかの痛手です。今年中は通算80000マイル分までポイントを移行することができますが、来年の元日から改悪となるため、今年既に80000マイル分移行した方は手の打ちようがありません。

今年、まだアメックスのポイントをANAマイルへ移行していない方は、今年中の移行をオススメします。

対象カードは、アメックスプロパーカードすべて(グリーン/ゴールド/プラチナ、いずれもビジネスカードを含む)と、スカイ・トラベラー、スカイ・トラベラープレミアです。

なお、従来よりANAマイルへの移行上限が設定されていなかったANAアメックスカードについては、引き続き移行上限なくマイルに移すことが可能です。

 

ポイント移行受付期間

 

 「まだ今年ANAマイルに替えてなかった」という方は、いつまでに交換申請すればいいのでしょうか。

アメックスから初めてANAマイルに移行する場合(ANAコース登録手続き含む)、2018年12月16日までに申請する必要があります!

ANAマイルへの移行が2回目以降の方は、同年12月24日までとなります!

翌年からは年間40000マイルしか移行できませんので、忘れずに申請しましょう!

 

ANAコース登録費も変更

 

 

 先ほど整理したように、ANAマイルに交換するには、年間5000円のANAコース登録費が必要でした。でも、年間移行上限が半減するのに、年間5000円も払いたくない! という方は多いと思います。

そこで、ANAコース登録費については次のようにルールが改定となりました。

【プラチナ・カード/ビジネス・プラチナ・カード】
2019年1月1日から登録費が永年無料

【その他の対象カード】
ANAコース登録費が「ポイント充当対象外」から1ポイント1円で充当可能に
(「プラス」未登録の場合は1ポイント0.3円で充当可能に)

プラチナ・カードであれば登録費が今後かからなくなりますので、その点は評価できます。ゴールドカード以下やスカイトラベラー(プレミア含む)では、5000円の登録費が必要なのは変わりませんが、ポイントを充当することが可能になるというルール変更です。しかし、1ポイント1マイルに替えられるのに5000ポイントを登録費として消費するのはもったいなく、対策としてはあまり効果的ではなさそうです。

 

改悪の考察

 

 クレジットカード会社は、カード決済システムを導入した店舗などから手数料収入を得るのがビジネスモデルの一つです。手数料収入は決済額に比例するため、カード会社は当然利用者や決済額を増やそうと努力します。そこで、「各航空会社と提携してマイルを交換できるようにする」というのが利用者増・決済額増の手段の一つとして、私たちに提供されてきました。

しかし、当然ながら提携には対価が必要です。ANAを含む各航空会社サイドに立ってみると、特典航空券の購入など付加価値の高いマイルを吐き出すことのリターンとして、移行されたポイント総数に応じてアメックス社から一定額が支払われているものと推察できます。これが「◎◎マイルまでは◎円、●●マイル以上は●円」というような従量課金なのかどうか契約内容までは不明ですが、おそらくANAマイルへ移行されるポイント総数がどんどん増えていってしまい、アメックス社が想定していた予算をオーバーしてしまったのではないかと考えます。アメックスの日本法人が発行しているカードですので、15社のうちANAへの移行が多いのは想像に難くありません。そこで、ANAのみに設定していた上限を半減させて提携費用を抑える対策に打って出たのかな、と考えました。

登録費を年間5000円から10000円に値上げするとか、ANAマイルへの交換レートを1000マイル=1250ポイントとか1500ポイントとかに改悪するという手段もあったと思いますが、移行上限を下げる手段ならば手持ちのポイントが少ない利用者にとっては負担がなく、多く保有している人にとってもポイントの価値自体は変わらないため、ダメージを最小限に抑えた改悪、と見ることもできます。

こうなってくると、移行上限のないANAアメックスの魅力が増すように見えます。がしかし、ANAアメックスは新規発行キャンペーンや紹介発行でもらえるポイントが少ないので、ここしょーは既に解約していますがまた発行するということはなさそうです。

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