ホテル宿泊記

熊本・白川温泉の高級旅館「竹ふえ」月影宿泊記(後編)

熊本の白川温泉にある素敵な高級旅館「竹ふえ」。最も安価な部屋「月影」に宿泊してきた体験談の後編です。竹林に囲まれた荘厳な景色に感動の波状攻撃を受け続け、敷地内の散策を終えて部屋に戻りました。部屋の温泉を堪能したところで夕食の時間です。かっこよすぎるサックスの生演奏、贅沢すぎる貸し切り露天風呂、心を癒やしてくれる朝食やおもてなしの数々を、後編ではお届けしていきます。

▽前編はこちらから。

記念日にオススメ!竹林に囲まれた熊本の高級旅館「竹ふえ」月影宿泊記(前編)
プロポーズ、新婚旅行、結婚記念日、就職祝い、還暦の親孝行……人生にはいくつもの節目や特別な日がありますよね。そうした「ここぞ」というときに利用したくなる高級旅館が熊本県にあります。

夕食はしゃぶしゃぶ懐石を選択

夕食ですが、こちらの旅館では「創作懐石」「しゃぶしゃぶ懐石」「バーベキュー(冬季不可)」「すっぽんフルコース(追加1万円/人)」から選ぶことができます。

デフォルトは創作懐石なのですが、HPで写真を見てしゃぶしゃぶにしてみました。ちなみに、予約時のメールでは「しゃぶしゃぶ懐石に変更する場合は1週間前までに申し出を」と書かれていましたが、前日の予約でも問題なくしゃぶしゃぶをいただくことができました

(引用元:https://www.takefue.com/menu/)

こちらが創作懐石のイメージ写真。食器にもこだわりが見えておしゃれですよね。

(引用元:https://www.takefue.com/menu/)

こちらはバーベキュー。バーベキューの場合は部屋食ではなく、先ほど散策した「ザ・ガーデン・タケゾノ」で行います。子供連れや3人以上でわいわいやりたいときには楽しそうですね。

部屋の囲炉裏で配膳の準備が完了すると、奥の和室に声をかけてくれるので移動します。テーブルには封筒に入ったお品書きが。日付のスタンプで封がされていて、この封筒だけでもお土産になります。しゃぶしゃぶ懐石を選んだ場合でも、刺し身や馬刺しなど充実したメニューを味わうことができます。

写真左上は「和牛冷しゃぶサラダ仕立て」。下は左上から時計回りに「分葱烏賊酢味噌和え」「栄螺と竹の子の壺焼き」「春野菜と果物チーズフォンデュ(新馬鈴薯、苺、アスパラガス)」「餅豚蕗味噌焼き」「椎茸と冠地鶏黄身焼き」です。

苦手な食材やアレルギー食物は予約時にもチェックイン時にも確認されるので、伝えておきましょう。ここしょーは貝類が苦手だと伝えたところ、「栄螺と竹の子の壺焼き」を魚にチェンジしてくれていました。

また、梅酒を白ワインで割った食前酒も用意してくれたほか、地酒の日本酒も味見ということで無料で出していただけました。

ソフトドリンクは冷蔵庫に無料の飲み物がたくさんあるほか、竹林水も用意してくれます。お酒は持ち込みOKですし、別途有料で注文することもできます。

素敵な竹の器に盛りつけられているのは向付。

とろけるようなマグロをはじめとした地場産の刺し身。

こちらも熊本名物の馬刺し。

わさびは係の方がその場ですり下ろしてくれます。辛みは強くなく、香りがとてもよかったです。

そして、ドン!こちらがお待ちかね、しゃぶしゃぶ用の和王牛。「和王」とは、熊本産の黒毛和牛で霜降り度合いが特に高いブランドだそうです。サシが細かく、見ているだけでとろけそうです。

季節の野菜もセットです。

中央のしゃぶしゃぶ鍋でいただきます。出汁は追加分が容器に入っているので、途中で好きに継ぎ足すことができます。

ポン酢とごまだれでいただきます。肉と野菜はお代わり自由です。こんな高級なお肉が食べ放題だなんて!! と歓喜しましたが、とろけるような脂がどんどん胃にたまってきて、結局お代わりできませんでした(笑)

ご飯は釜ごと持ってきてくれるので、自由におかわりすることができます。ご飯がおいしいかどうかで言えば、正直思ったよりも普通でした。

最後はデザート。お品書きには「パティシエ特製デザート」としか書かれていませんでしたが、ここに来てまさかのお餅。笑

おなかいっぱいになりながらも、なんとかいただきました。

配膳の最後に、翌日の天気と気温、夜間の連絡先が書かれた紙をもらいました。標高1000mある竹ふえでの気温なので、市街地ではもう少し気温が高くなるという説明もありました。

誕生日のサプライズ演出も

今回泊まったのは、ここしょーの誕生月である3月でした。

こちらの旅館では、宿泊予約時に何かの記念日かどうか確認する項目があります。

せっかくなので「誕生日」を選択しておきました。何かが起きるのかどうかは未知数でした。

すると、夕食のデザートが配膳された直後、突然エントランスからHappy birthdayのオルゴールが鳴りました。

係の方が、誕生日ケーキ、というかバウムクーヘンのプレートを持ってきてくれたのです。

こちらの宿では別途有料で記念日用のケーキを注文手配することができますが、これは無料のサービス。細やかな気配りがとても嬉しく、いい記念になりました。

おなかいっぱいなので少しだけいただき、残りは翌朝にいただくことにしました。生演奏の時間が迫ってきたので、食器を下げる際にケーキにラップをかけておいてほしいとフロントに電話して外に出ました。

ライトアップ空間での生演奏は超かっこいい

生演奏は午後8時半から。外に出ると空はすっかり真っ暗です。

ライトアップされた空間はとても趣深いものがあります。

明かりがともされた通路を進んでいきます。

静寂に包まれた空間。聞こえるのは、水がしたたり落ちる音と、草履が石畳を蹴る音、時折吹く風に竹の葉がざわめく音くらいです。

「ザ・ガーデン・タケゾノ」に着くと、係の方に案内されてテーブルへ。温かいお茶を出していただきました。

3月とはいえ、標高1000mに構えた旅館ですから、やはり夜はそこそこ冷えます。温かいお茶はとてもほっこりします。

奏者は伊澤隆嗣さんという方。1時間20分間にわたり、屋外で演奏を続けるのはなかなか大変そうです。

演奏は、素人目に見てもめちゃくちゃかっこいいんです。屋外なのに、響く響く。ライトアップされた竹林とのコラボがまたおしゃれで、本当に理想郷に来てしまった感じがしました。

スマホで動画を撮ったので、少しでも雰囲気が伝われば嬉しいです。

景色もいいんですよね。ついうっとりしてしまう環境です。

鑑賞している人が少なかったので10分ほどで部屋に戻ったのですが、部屋のお風呂からもサックスの音色がダイレクトに聞こえてきました。

なんとも贅沢な時間です。

貸し切り露天風呂も楽しめる

竹ふえでは、「竹林の湯+奥の湯」「洞窟露天風呂」の貸し切り露天風呂が無料で楽しめます。

それぞれ個別に予約が必要ですので、入りたい場合は宿泊予約時に申し込んでおきましょう。当日でもOKですが、人気なので予約できない場合もあります。

今回は「竹林の湯」に入ってみました。

看板の示す方向に歩いていくと、階段があります。写真右側にはなんとカメラも。ちゃんと予約した人が利用しているか遠隔で確認しているのでしょうか。

竹林に囲まれるように整備されたテラス。湯上がりに和傘の下で火照った体を休めることができます。

階段を上りきると、竹林の湯のドアが見えてきました。右側はお手洗い。

中に入ると、脱衣所です。冬季でも大丈夫なようにストーブ付き。

今治のバスタオルはきちんとタオルウォーマーに入っていて温かくてふっかふかです。清潔感も担保されますし、部屋からバスタオルを持ち出す手間も不要なのがいいですね。

水差しやロクシタンのアメニティも。貸し切り風呂は毎正時スタートの45分間ですので、45分砂時計が置いてあります。

上がった後に使うドライヤーや化粧水、綿棒なども部屋と同じように完備してあります。何かあった時用のフロントへの電話機もあります。

湯上がりといえば牛乳。ということで、貸し切り風呂の脱衣所には冷蔵庫があり、部屋の冷蔵庫にも入っていた濃厚な牛乳のほか、お茶やビール、日本酒がしっかり冷やされています。もちろんこれらもすべて無料です

しかも、脱衣所にはぐい飲みセットが用意されており、温泉に浮かべながら日本酒をきゅっとやってしまうこともできちゃうんです。

竹林を眺めながら日本酒を愛でる……なんともオツな1枚です。

脱衣所を出ると、そこはもう竹林に囲まれた露天風呂。手前には1人サイズの桶風呂も。

脱衣所にあったアメニティをカゴごと持ち込み、こちらで頭や体を洗い流すことができます。冬季は寒いですし、夏季は虫もいそうですので、部屋の風呂できれいにして、ここではかけ湯程度で済ませるのがいいかもしれません。

奥に進むと、広い「竹林の湯」が見えてきます。源泉は部屋の風呂と同じです。

(引用元:http://www.takefue.com/roten/)

幻想的な空間を独り占めです。貸し切りですので、もちろんスマホの持ち込みもOKです。係の方にも「是非お写真をたくさん撮ってみてください」と勧められるほど、写真映えのする景色がそこにはありました。

(引用元:http://www.takefue.com/roten/)

また、「奥の湯」は「竹林の湯」とつながっているため、一緒に楽しむことができます。

(引用元:http://www.takefue.com/roten/)

奥の回廊を進むと、小さなスペースが出現します。竹林の湯とセットで45分間ですが貸し切りで楽しむことができます。

ちなみに、洞窟露天風呂は別に予約する必要があります。

(引用元:http://www.takefue.com/roten/)

それぞれの貸し切り露天風呂は、午後4時~午後11時、午前8時~午前9時の枠での予約となります。

部屋に戻ると、置き手紙が置いてありました。

お願いしていたケーキへのラップ、冷蔵庫にしまっていただいていました。こうした細かい気遣いが嬉しいですね。

風呂上がりにはさっぱりアイスも無料

ラムネともう一つ、こちらの旅館では、アイスも無料でいただくことができます。

帳場を出たところに冷凍ボックスが置いてあります。「ジェラトヒルトン」という名の地元のアイスクリーム店から卸しているようです。ホテルブランドとは関係ありません。笑

旅館名がラベルになった特製のカップアイスが無造作に入っています。

ここしょー調べでは、【リンゴ、チョコミント、チョコレート、マーブルイチゴ、イチゴヨーグルト、アーモンド、抹茶、ラムレーズン】がありました。下の方は見ていないので、他にもあるかもしれません。

チョコミントとラムレーズンを取ってみました。種別はアイスミルクですので、さっぱりした味わいと濃厚なミルクの味わいが両立したちょうどよい舌触りになっています。宿泊者はいくつでも無料でいただけますので、温泉から出た後にほっと一息つけますね。

朝食も和食でほっこり

何度も温泉に浸かって疲れを癒やしたおかげで、夜は低反発マットレスの布団で熟睡できました。

翌日の朝食は午前8時にお願いしていたので、午前7時半頃起きてゆっくり和室で準備していたら、いつのまにかにふすまを挟んだ隣の囲炉裏で朝食の準備をしてくれていました。

鍋のようなものを発見。

勢いよく火を上げる七輪を撮影しました。

こちらが朝食。和食か洋食(パン・フレンチトースト・パンケーキ・グラノーラから選択)を選ぶことができます。旅館ですから、ここはやはり和食を選択しました。真ん中の汁物は「呉汁」という郷土料理。大豆をすりつぶしたペーストを味噌汁に入れたものだそうですが、味はごま豆乳鍋の汁みたいな優しい甘さを感じました。呉汁か味噌汁か選べるので、食べ慣れていない方を選んでみました。

中央の七輪では、右上の大きなシイタケを炙って食べます。焼き鮭は西京焼きのような味付けで、隣にある明太子ともどもご飯の相棒で食が進みます。

先ほどの鍋のようなものの中には、ご飯が入っていました。こちらの白米も味は普通でした。呉汁も鍋ごと置いてあるので、自由に温めておかわりできます。

最後にはお土産も

朝食を食べてから午前10時半のチェックアウトまで、残り時間も最後の温泉に浸かったりコーヒーをいただいたりして、余すことなく満喫し、ついにお別れの時間がきてしまいました。

係の方に車まで運ぶ荷物を預け、名残惜しくも部屋を後にしました。追加精算はないので、クレジットカードを出すこともなくそのまま車まで直行します。

駐車場に着くと、滞在中にお世話をしてくれた係の方から「お土産です」といって白い紙袋を2つ受け取りました。

いずれも旅館の名前が入っています。まさか、お土産まであるとは想像していなかったので、最後の最後まで感動しっぱなしでした。

大きな紙袋の中には、分厚い1冊の本が。

旅館の春夏秋冬の姿や各部屋の様子をまとめたオリジナルの写真集でした。

各部屋の間取りやアメニティと一緒に写真が掲載されています。うまいですよね、こうして滞在の余韻に浸りながら家に帰って写真集を開き、「今度はこの部屋に泊まってみたい」と思わせてくるのです。リピーター8割超えというのも納得です。

さらに、白い封筒に入った領収書のほかに、係の方から直筆のお手紙まで入っていました。中身をご紹介するのは野暮というものですので割愛しますが、ますます再訪欲が高まったのは言うまでもありません。

もう一つの紙袋には、旅館名の刻印がされた木箱が入っていました。

開けると、なんと背の高いバウムクーヘンが入っていました。ウェルカムスイーツといい、誕生日ケーキといい、こちらの旅館はバウムクーヘン推しなのでしょうか。結婚式の引き出物みたいです。

一緒に入っていた竹細工を開けてみると……

バウムクーヘンの食材や食べ方、商品の由来などが和紙に書かれていました。

ちなみにこちらの旅館、再訪すると一度担当してくれた係の方がまた担当してくれることが多いみたいです。ブログにまとめながら、早くもまた泊まりたいという気持ちが高ぶってしまうここしょーでした。

気になるお値段

今回の「月影」1泊2食付きプラン(通常プラン)、2人で10万4000円でした。

1人当たり5万2000円ですね。これが、一番安い部屋です。

全12部屋の通常プランの価格(2名料金1人あたり・税サ込み)をまとめてみました。

今回泊まった「月影」は、隣接する「竹霧」と同じく帳場からもっとも近く安価な部屋でした。

5~7万円台の部屋が多く、さらに広い部屋だと10万円を超える部屋もあります。

(引用元:http://www.takefue.com/amato/)

最も安い部屋にプラス約1万5000円の「天飛」(2人で1泊約13万円)だと、半露天ではなく広い露天風呂になります。

(引用元:http://www.takefue.com/kokyuan/http://www.takefue.com/kokyuan/​)

最も高い部屋の「古久庵」(2人で1泊約30万円)になると、客室露天風呂エリアはここまで広くなります。オーディオルームもついていたりします。

余談ですが、こちらの旅館は今年で20周年だそうですが、はじめは1泊8000円でスタートしたそうです。それが支配人のこだわりで設備や備品がどんどんグレードアップしていき、今の価格になったそうです。

ちなみに、こちらの宿は子供も宿泊できます。中学生以上は大人料金、小学校高学年は大人の70%、低学年は50%、乳幼児は2000円~要問い合わせとなっています(いずれも2名宿泊でうち1人が子供の場合)。

家族や友人など3人以上で宿泊する際には、1人当たりの費用が安くなるお得なグループプランも用意されています。

写真映えがとにかくするので、次は一眼レフを持って、写真も存分にこだわって撮りたいと思いました!新緑、紅葉、積雪期、どれも映えそうです。

料金は高いですが、「次はもう少しランクの高い部屋に泊まりたい!」と思わせる素敵な宿でした!!

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東京都の下町生まれ、青森県に転勤中のアラサー独身会社員。旅行、カメラ、ドローンに打ち込み、2017年にANAダイヤモンド会員、18年にJALのJGCを取得しました。19年はANAダイヤ継続修業を43日間で達成!最近はホテルライフにも目覚めています。

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