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★追記あり【2020年SFC修業オススメ路線】SYDタッチのハイブリッド発券1回で1か月以内に解脱&大量マイル獲得!

こんにちは、ここしょーです。今回は、ANAのSFCやJALのJGC修業を行おうと考えている方向けにオススメ路線をご紹介いたします。みなさんが目指す修業のスタイルによって参考になる場合とならない場合があるかと思いますが、こんな選択肢もある、という程度にご覧いただければ幸いです。記事は2018年末に書きましたが、2020年以降もオススメですよ!

[2019/02/22追記] 2018年12月5日に、積算率70%となるプレミアムエコノミーの運賃Nが新設されました。SYDタッチへの影響を追記しています。「SYDタッチの費用と運賃規則」の項に追記しています。

この記事の要旨

 ▽羽田とシドニーを往復するSYDタッチで大量PPを獲得する

 ▽往復の前後に沖縄を付ける“OKA-SYDタッチ”でさらに大量PP獲得へ

 ▽海外発券を組み合わせる“ハイブリッド発券”1回で1か月以内にSFC解脱可能

 ▽SFC解脱スケジュールは金土日もしくは土日月の0泊3日を2セットでOK

 ▽PP単価約10円、マイルがしっかり貯まる修業プラン

 ▽ダイヤ持ちのダイヤ継続修業僧はハイブリッド発券2セットで約12万マイル獲得

 ▽PP単価追求型修業僧、現地泊も楽しみたい人にはハイブリッド発券は不向き

PP大量獲得ができるSYDタッチ

今回ここしょーがオススメする路線は、羽田とオーストラリアのシドニーを往復する「SYDタッチ」(シドタッチ)です。もちろん、シンガポールにタッチする「SINタッチ」もオススメですが、SYDタッチのウリは何と言っても一度に大量のプレミアムポイント(PP)&マイルを獲得できることにあります。

プレミアムポイントの貯め方や計算方法などについては、こちらでまとめています。

ANA SFCの入手方法―プレミアムポイントを制する
飛行機に乗る際に様々な特典を受けられるANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)。他の乗客よりも優遇され、持っているだけで一生涯ANAの「上級会員」として認定されるだけあって、その取得方法は簡単ではありません。

実際に、SYDタッチでどのくらいのPPとマイルが貯められるのかシミュレーションしてみます。

条件はこちら。SFC修業僧を想定し、ノンステイタスでANAカードゴールドを保有、プレミアムエコノミーに搭乗するという設定です。PPはステイタスや保有カードにより変動しませんが、マイル計算で使います。

シミュレーション結果がこちら。

片道だけで、7694PPが獲得できます。これは、プレミアムエコノミーに搭乗することで区間基本マイレージが減算されることなく(運賃倍率100%)、さらにオセアニアがアジア圏同様の路線倍率1.5倍であることによるためです。

つまり、1回のSYDタッチでは往復で15388PPを稼ぐことができるのです。

これは、プレミアム特割やプレミアム株主優待運賃で、羽田―那覇を3往復したときのPPに匹敵します。すさまじい破壊力です。

さらに、マイルも往復で1万2156マイル貯まってしまいます。

1回SYDタッチするだけで、ローシーズンに、羽田から沖縄以外の国内空港を無料で1往復できてしまうマイルが手に入るのです。

情報を整理します。

往路 NH879便 羽田―SYD *22:20→09:55 +1
復路 NH880便 SYD―羽田 *21:30→05:05 +1
獲得PP 往復15388PP
(プレエコ搭乗時)

獲得
マイル

 

SFC修業僧、ANAゴールド保有)
往復12156マイル

(DIA修業僧、PLT事前サービス)
往復18964マイル

(DIA修業僧、DIA事前or1年目)
往復21396マイル

(DIA修業僧、DIA2年目以降)
往復22368マイル

*ダイヤは記事執筆現在

現在、シドニー行きのANA便は羽田からのみ1日1便出ています。時期によりダイヤは多少前後します。

前後にOKAタッチを付けてさらに大量PP獲得!

羽田→SYD→羽田という単純往復の前後に、沖縄行きの便を同時に発券することで、安くさらに大量のPPを獲得できます!那覇空港を3レターコードで”OKA”と示すことから、通称“OKA-SYDタッチ”(オカシドタッチ)と呼びます。

国際線航空券(国内区間)なら沖縄―東京でも片道5000円程度

沖縄に在住の方をイメージしていただければわかりやすいですが、沖縄に住んでいる方が羽田空港から海外に旅行するためには、まず羽田空港まで行く必要があります。しかし、羽田―那覇の普通席の正規運賃(ANAフレックス)は片道4万3590円。これでは地方在住者は海外旅行の敷居が高くなり、海外旅行してもらえなくなってしまいますよね。

そこで、国際線の航空券を予約する時に同時に国内線区間も予約してしまうことで、沖縄―東京区間が片道約5000円になってしまうというものすごい割引があります!「海外乗継割引スペシャル」などの名前で一律5000円の時代もありましたが、現在は路線によって5000円前後と若干変動があります。「約5000円」と覚えておけば大丈夫です。

もちろん、この割引運賃でもPPはしっかり貯まります。PPの計算に必要となる積算率は、以前は必ず100%でしたが、現在は国際線の予約クラスによって変わってきます。

(引用元:https://www.ana.co.jp/amcservice/pps/dom_unchin_list.html)

こちらが国際航空券(国内区間)の積算率一覧です。

プレエコで搭乗する場合は「運賃10」、つまり積算率100%となります。エコノミークラスに搭乗する場合は、安い運賃であれば30%~と幅が出ることになりました。

この国際航空券(国内区間)については搭乗ポイント400PPはつきませんが、わずか約5000円で100%分のPPが取得できるのは大きいですね。

プレミアムクラスに当日アップグレードも可能

なお、当日座席が空いていて国内線区間をプレミアムクラスにアップグレードできたときは、マイル、PPとも、元々の国際線の予約クラスの積算率+50%が加算されます。そのため、プレエコで予約した場合、プレミアムクラスにアップグレードした国内線区間の積算率は100%+50%=150%となります。アップグレードポイントを使用した場合は+50%分はつきません。

Q)追加料金でプレミアムクラスにアップグレードした場合、フライトマイル・プレミアムポイントの積算はどうなりますか。

A)【フライトマイル】もともとご購入いただいている運賃の積算率に、区間基本マイルの50%が積算されます。(中略)
 
   【プレミアムポイント】[アップグレード後のフライトマイル]×2 が積算されます。(中略)
 
  ※特典航空券などマイル積算対象外の航空券との併用でプレミアムクラスをご利用の場合は、プラス50%の対象外となり、マイル・プレミアムポイントともに積算されません。
 
  ※アップグレードポイントでプレミアムクラスをご利用の場合は、マイル・プレミアムポイントは、ご購入いただいた航空券の運賃を対象として積算されるため、プラス50%は対象外となります。

(引用元:https://contact-jp.ana.co.jp/app/answers/detail/a_id/104/)

以前は路線に関わらず一律9000円(24時間以内の国際線乗り継ぎ時は免税で8334円)でアップグレードできましたが、現在は搭乗区間によってアップグレード価格が変動します。

東京―沖縄の当日アップグレード価格は15000円です。

(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/promotions/special-info/advance-upgrade/)

PPを稼ぐのに必要なのは距離ですから、修業僧が愛用する沖縄便が値上げになってしまったのは痛手です……。なお、免税対象だと13889円で利用できる計算になります。

ちなみに、国際線航空券(国内区間)については事前アップグレード予約の対象外なので、アップグレードできるかは当日空港に行ってみないとわかりません。

アップグレード予約のご利用条件について
対象運賃
・国内線運賃(特典航空券やいっしょにマイル割を含む)
※ただし、団体運賃、ダイナミックパッケージ(旅作および各旅行会社取り扱い)以外の包括旅行運賃、国際線航空券国内区間、予約のないオープンチケットは除く

(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/promotions/special-info/advance-upgrade/)

沖縄に向かう便は別途予約!

SYDタッチの前後に沖縄を絡めるので、ここまでの経路は「沖縄―東京―SYD―東京―沖縄」ということになります。

しかし、沖縄在住者以外は、スタート地点である沖縄に移動する必要があります。

この移動に関しては、国際線航空券とは別切りで発券する必要があります(国際線航空券の国内区間としては発券不可)

なぜなら、オーストラリア行きのいずれの運賃規則でも、日本国内での乗り換えは「往復1回ずつ」という制約があるからです。

そのため、例えば東京在住者は羽田空港から那覇空港に移動する分については、単独で国内線の航空券を発券する必要があります。シドニーから帰ってきて、最後沖縄に着いた後に東京に帰る便も同様です。

当然ここでもPPをしっかり貯めることができます。こちらはプレミアムクラスで予約することもできますし、普通席で予約した後でも搭乗2日前から事前アップグレードすることも可能です。

一撃2万5000PP超えの破壊力

ここまで文字が多くて分かりにくくなってきたので、一度図にしてまとめてみます。

こちらが、羽田を起点とした”OKA-SYDタッチ”の図です。

予約する時は、②~⑤までの4搭乗分を、国際線航空券としてまとめて発券します。それとは別に、①と⑥については国内線の航空券として普通に予約します。片道ずつ取っても、往復で取ってもOKです。

①と⑥については、予約時にプレミアムクラスの空席があればプレミアムクラスをそのまま予約できます。空席がない場合でも、搭乗2日前から空席があればアップグレードできます。当日空港で空席があってもアップグレードできます。

一方、国際線航空券(国内区間)である②と⑤は、当日空港で空席があった場合のみアップグレードできます。

さて、それぞれどれくらいPPが貯まるか計算してみます。
(①⑥の普通席は株主優待割引運賃等の運賃5、プレミアムクラス=Pクラス=はプレミアム株主優待割引運賃等の運賃2で計算)

①羽田―那覇 普通席 1876PP
Pクラス 2860PP
②那覇―羽田 普通席 1968PP
Pクラス 2952PP
③羽田―SYD プレエコ 7694PP
④SYD―羽田 プレエコ 7694PP
⑤羽田―那覇 普通席 1968PP
Pクラス 2952PP
⑥那覇―羽田 普通席 1876PP
Pクラス 2860PP

想定として最も考えられるのは、「①と⑥を運賃2のプレミアムクラスで予約し、国際線航空券の国内区間はいずれもアップグレードできず(せず)普通席で搭乗」というパターンですが、この時の総獲得PPは25044PPになります。

また、仮に国内区間のアップグレードがいずれも成功した場合は27012PPになります。

つまり、OKA-SYDタッチを2回行うだけでSFCが取得できてしまうことになるのです。ものすごい効率的な修業だと思います。

SYDタッチの費用と運賃規則

さて、一度に大量のPPが獲得できるSYDタッチですが、どれくらいの費用がかかるでしょうか。費用対PPで見る”PP単価”と合わせて確認していきます。

まずは、基本的なANAの国際線運賃種別について確認しましょう。

運賃は大きく分けて6種類あります。最も安い代わりに、予約変更や払い戻しが出来ないなど条件の厳しい“Super Value”から、最も高い運賃で条件も緩やかな“Full Flex”まであります。

また、いずれも後ろにPlusの表記がある場合(Super Value Plusなど)は、座席のアップグレードが可能という条件になります。

【Super Value】費用とPP単価(※2018年12月新設)

かつて羽田―SYDの最安プレエコ運賃だった【Super Value Plus】が廃止になり、予約クラスNSuper Valueが新設されました。

追記執筆時点では燃油サーチャージが高いため参考運賃となりますが、往復17万3520円

“Plus”がついていないため、ビジネスクラスへのアップグレードは不可となります。

そしてさらに痛いのが、予約クラスNはマイル・PPの積算率が70%になってしまいます。

(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tameru/flightmile/int/)

そのため、往復獲得PPは11012PP、PP単価は15.8です。うーん、厳しいです。。。

修行路線として使うのであれば、後述するValue Plusをオススメします。

【Super Value】運賃規則

Super Valueの運賃条件を見ていきます。

予約できるのは出発の50日前まで。さらに、予約後の変更や払い戻しは一切不可です。仮に予約した日に仕事や外せない用事が入ってしまった場合は、諸税のみしか返ってこず、大半のお金をドブに捨てることになってしまいます。予約には慎重な検討が必要です。

さらに、必要旅行日数(最低滞在日数)が2日となっています。つまり、最低1泊はしなくてはなりません。1泊すれば食費にホテル代と諸経費がさらに必要になります。「観光も楽しむ」という方にとっては問題ないと思いますが、修業にかけられる費用や時間を極力少なくしたい方は、後述する「海外発券と組み合わる“ハイブリッド発券”についても検討してみてください。基本的に、オーストラリア行きのANA便は最低滞在日数2日です

【Value Plus】費用とPP単価

続いて、Value Plusの運賃規則。こちらも燃油サーチャージが高い時期ですのでちょっと高めですが、参考運賃は23万520円。予約クラスはこれまでのSuper Value Plus相当のEクラスで、積算率は100%です。獲得PPは往復15388PP、PP単価は15.0です。1往復でPPをしっかり稼げる利点がある一方、PP単価10を切るのは難しいので、時間があまりかけられない人向けの選択肢になりそうです。Super Valueよりは単価は少しよさそうです。

【Value Plus】運賃規則

Value Plusの運賃規則はこちら。

Super Valueと違い、座席のアップグレードが可能となります。予約は出発5日前までOKで、予約キャンセルも出発前なら手数料3万円で可能となります。3万円は痛いですが、Super Valueの一切不可に比べると条件が少し緩和されています。こちらも最低滞在日数は2日間必要です。

【Basic Plus】費用とPP単価

一方、Basic Plus(予約クラスG)の場合は、最低滞在日数の定めがありませんので、現地0泊のタッチ修業が可能です。しかし当然運賃も高く、単純往復だけでも記事執筆現在の参考運賃では往復27万4830円となります。

Super Valueの予約クラスEと、Basic Plusの予約クラスGはいずれも積算率100%で変わりません。

つまり、獲得PPは変わりません。そのため、PP単価は17.9円に悪化してしまいます。

「どうしても現地に泊まる時間がない!」という方にとっての手段で、実は2017年のダイヤ修業でここしょーもこれで発券しました。燃油サーチャージの関係で今より3万円近く予約できたのですが、それでもPP単価より時間効率を最優先される方のみ検討に値する方法です。

【Basic Plus】運賃規則

高い運賃ですので、当然条件もSuper Valueに比べると緩いです。

先述の通り、最低滞在日数は「なし」です。予約も出発直前まで予約変更や払い戻しは手数料1万円で可能なので、諸税しか返ってこないSuper Valueに比べてリスク回避できます。

【Super Value Plus】費用とPP単価(※廃止になりました)

※かつて羽田―SYDのプレエコ運賃では最安でしたが、予約クラスNの新設により廃止となりました。以下、ご参考。

羽田―SYDのプレエコ運賃で最も安いSuper Value Plus(予約クラスE)の運賃ですが、記事執筆現在の参考運賃では往復16万5830円です。これには燃油サーチャージや諸税を含んでおり、価格は時期によって多少変動することがあります。

単純往復のSYDタッチで得られるPPは15388PPでしたので、費用を獲得PPで割ったPP単価は約10.8円となります。目安となるPP単価10円以下には少し届きませんが、一度に大量のPPを獲得して早く解脱を目指す方には一つの選択肢になり得ると思います。

OKA-SYDタッチの場合は、+1万580円で羽田―那覇便を前後につけられます。普通席の場合は片道1968PPが貯まりますので、往復16万5830円+1万580円=17万6410円で15388PP+(1968PP×2)=19324PPが貯まる計算になります。すると、PP単価は約9.1円に改善します。

国内区間の普通席をどちらもプレミアムクラスに当日アップグレードできた場合は、往復16万5830円+1万580円+(1万3889円×2)=20万4188円で15388PP+(2952×2)=21292PPが貯まる計算となり、PP単価は約9.6円です。

さらに、羽田を起点とする修業僧を想定し、先に図で示した①と⑥の羽田―那覇間をプレミアム株主優待割引運賃で予約した場合は、片道につき3万6990円2860PPが貯まります。

これまでの数字を図にまとめると、次の通りです。

国際線航空券の国内区間をアップグレードしなかった普通席の場合のトータル費用は25万390円25044PPが貯まり、PP単価は約10.0円。往復ともアップグレードできた場合は27万8168円27012PPが貯まり、PP単価は約10.3円という結果になりました。もちろん、①と⑥を普通席の特割などにすることでPP単価を改善することができますが、より短期間でダイヤ解脱まで目指したい方にとってはプレミアムクラスがおすすめです。

なお、費用については、修業される方によって、株主優待割引券の取得費、現地でのホテル宿泊費、食費などが別途かかることがあります。

【Super Value Plus】運賃規則

※予約クラスNの新設により廃止となりました。以下、ご参考。

Super Value Plusの運賃条件を見ていきます。

新設されたSuper Valueと同じ条件です。

海外発券と組み合わせる”ハイブリッド発券”

「現地で1泊するのは時間がもったいない」「仕事の関係で海外に長時間いるのはマズイ」「なるべく早く修業を終わらせたい」という方にオススメなのが、最低滞在日数の壁を乗り越える「海外発券と組み合わせた発券方法」です。これを“ハイブリッド発券”と呼ぶことにします。

「海外発券」とは、海外の空港を起点に購入する航空券のことです。例えば、シドニーに住んでいるオーストラリア人をイメージすればわかりやすいと思います。その人がもしANA便で日本に遊びに来る場合、シドニー発羽田行きのANA便を予約し、羽田発シドニー行きの便で帰りますよね。つまり、こういうこと。

【海外発券】

こんな発券方法をするのは、オーストラリア人か、留学・駐在・永住している日本人か、修業僧くらいです。笑

一方、普段私たちがANA便で海外旅行の航空券を予約するのは「日本発券(国内発券)」にあたり、日本を起点にした発券方法です。

【日本発券】

日本発券と海外発券をサンドイッチのように組み合わせる”ハイブリッド発券”をすると、あたかも現地で滞在しているように(発券上は)見せることができるのです。

【ハイブリッド発券】

ハイブリッド発券により、「最低滞在日数2日」の予約クラスであっても現地0泊で羽田―SYD間を往復することが可能となります。これなら、高いBasic Plusを予約せずに済みます。

ハイブリッド発券してみよう

ハイブリッド発券をして実際の値段を確かめてみましょう!

国内発券

まずはいつもの国内発券から。ANAのサイトにアクセスし、「国際航空券」のタブをクリック後、すぐ下にある「複数都市」をクリック。

すると、このようなページに。

複数都市として、1~4までに沖縄―東京―SYD―東京―沖縄の旅程をそれぞれ入力します。注意すべき点は、3と4の間には+1日が必要です。復路のシドニーは夜便なので、日本に着くのは搭乗翌日となるためです。

また、Value Plusは最長滞在日数5か月という条件もあります。旅程の「1、2」と「3、4」の間を5か月以上空けるということはあまりないと思いますが、空けてしまうとValue Plus運賃では予約できません。予約は出発5日前までというルールもありますので、少なくとも検索時から5日後以降の日程で検索しましょう

旅程の入力が終わったら、「クラス・運賃」をプレミアムエコノミーし、「検索する」を押します。

羽田―SYD往復の前後に沖縄―羽田をつけることで、国際線航空券として4搭乗分が一気に予約でき、国内区間は自動的に往復+1万580円で計算されるようになります。

 

こちらが検索結果。対象運賃の座席が余っていれば、Super Value運賃が表示されます。Value Plusからしか表示されない場合は、最長滞在日数5か月を超えていないか、検索日から5日以内で検索していないか確認してみましょう。問題ないようなら、Super Valueの販売枠が完売しているので、座席が空いている他の日程を探しましょう

よければ「次へ」を押します。

確認ボタンを2回押します。「プレミアムエコノミーの設定がない便が含まれている」というのは国内区間のことで、国内区間はエコノミークラス(=普通席)として予約されることを示しているので、問題ありません。

旅程や料金をもう一度確認し、よければ「次へ」を押します。

会員パスワードを入力して再度ログインします。

国籍を選択し、必要事項が間違いなく埋まっていることを確認してから「次へ」を押します。

姓名の最終確認がありますので、よければOKを押します。

事前座席指定を申し込むことができます。座席指定の変更は後からできますし、オンラインチェックインには座席指定が必須なので、申し込んでおくことをオススメします。

座席指定を済ませると、最後は支払いです。クレジットカードなどで支払いを済ませれば、予約が確定します。

日本発券は以上です。

海外発券

続いては、海外発券です。実はとっても簡単なので、実際の画面でご説明していきます。こちらも値段と一緒に確認していきましょう。

日本サイトでの発券で簡単予約

国内発券と同じ要領で発券できます。まずは先ほどと同じく国際線航空券の「複数都市」を選択します。

今度は、先ほどと逆の旅程を入力しましょう。

シドニーからスタートして、最後またシドニーに戻ってくる旅程です。

検索すると、Basic Plus17万9200円と検索結果が出ました。

オーストラリア発券のプレエコではSuper ValueやValue Plus運賃は設定がなく、Basic Plusからとなります。Basic Plusの運賃規則がこちら。

予約クラスは積算率100%のクラスEです。予約期限に関しては制限がないほか、払い戻しも200オーストラリアドル(AUD)で可能です。記事執筆現在のレートは1AUD=82.92円なので、16584円でキャンセルが可能です。

あとは日本発券と同じように進み、支払いをすれば予約が確定します。

日本サイトからの海外発券なら、クレジットカード以外にSKYコインやコンビニ支払いなども利用できます。なので、基本的には日本サイトからの発券で問題ありません

オーストラリアサイトでの発券で外貨建て決済

続いて、オーストラリアサイトから発券するパターンです。この場合は、外貨建てでの決済となります。ANAのサイトから右上の”JAPAN”という表記をクリックします。

普段見ているサイトは日本発券用のサイトですので、ここからオーストラリア版のサイトに移動します。

言語は日本語のままでOKですので、ウェブサイトのプルダウンから「オーストラリア」を選択肢、隣の”GO”ボタンを押します。

右上の表記が”Australia”になったと思います。続いて、矢印の「複数都市」をクリックします。

旅程の入力は日本サイトと同じ画面ですね。SYD―羽田―那覇―羽田―SYDという4搭乗分の旅程になります。

プレミアムエコノミーを選択し、「検索する」を押します。

検索結果がこちら。

Basic Plus運賃での4搭乗分の合計額が、2178.16AUDです。18万613円という計算になります。為替変動や燃油サーチャージの影響で前後することがあるので、参考運賃として見ていただければと思います。

貯まるPPは国内発券と同じ19324PP(日本の国内区間が普通席の場合)なので、PP単価は約9.3円。安くてお得!!とは言えませんが、目安の10円を切っているのでここしょー的には合格点です。

あとの予約方法は、国内発券と全く同じ画面なので割愛します。ただし、支払いの部分は若干異なります。

オーストラリアサイトで発券する場合は、支払いは外貨建てで行われます。そのため、クレジットカード(デビットカード含む)しか使えません

外貨建て決済はアメックスプラチナがお得!

余談ですが、アメックスプラチナを使って外貨建てで決済すると、ANAを含む航空会社のマイルに交換できるアメックスのポイントが常に3倍貯まるようになります!こちらはプラチナとセンチュリオンの限定プログラムになります。

アメックスプラチナホルダーの方は、オーストラリアサイトから発券することで、海外発券分を外貨建てで支払うことができ、お得にポイントを貯めることができます。お持ちのANAカードでの決済と合わせて、どの決済方法が自分にとってベストか検討してみることをおすすめします。

カード会社の決済ポイントもお得に貯めてさらにマイルを稼ぎましょう!

ハイブリッド発券のスケジュールと総費用

ここまで紹介してきたハイブリッド発券をまとめます。

ハイブリッド発券1セット、すなわち日本とオーストラリアを2往復分の合計は、国際航空券の国内区間がすべて普通席だった場合、50万3570円50088PPが貯められ、SFC取得に必要な5万PPをしっかり確保できます。PP単価は約10.1円

国際航空券の国内区間をすべてプレミアムクラスに当日アップグレードした場合、55万9126円かかって54024PPが貯まりますのでPP単価は約10.3円です

続いて羽田を起点としたスケジュール案です。記事執筆現在のダイヤで作成した、あくまで一例です。

  出発 到着 摘要
金曜日 羽田 那覇

国内線
単独発券

14:35 17:25
那覇 羽田 国内発券
国際線航空券(国内)
18:15 20:35
羽田 SYD 国内発券
国際線航空券
22:20 09:55 +1
土曜日 現地滞在約9時間半 0泊
SYD 羽田 海外発券
国際線航空券
21:30 05:05 +1
日曜日 羽田 那覇 海外発券
国際線航空券(国内)
06:10 09:00
那覇 羽田 国内線
単独発券
10:15 12:30

このスケジュールなら、金土日もしくは土日月の3連休か、金曜日か月曜日に有給休暇を付けて修業が可能です。現地で宿泊する必要がないため、宿泊に伴う余計な出費もかかりません。最終日は午後0時半に羽田に戻ってくるため、翌日の仕事に備えて早めに休むもよし、貪欲にさらにフライトを重ねてダイヤを目指してもよし、という余裕のあるスケジュールになっています。

もし1か月以内が厳しい場合は、国内発券分を「最長滞在日数5か月」というValue Plus(予約クラスG)で予約する手もあります。この場合も獲得PP数は変わりませんが、Super Value Plusから往復+5万7000円となります。これなら、5か月以内の好きなときにもう1往復分できる上、万一急な予定が入った場合でも手数料3万円でキャンセルできます。予定と調整の上、慎重に検討してみてください。

ビジネスクラスでの発券は?

もう一つ考えたいことがあります。それは、ビジネスクラスでの発券です。

これまでに述べてきた”OKA-SYDタッチ”の4搭乗分を往復ビジネスクラスで予約したときの費用とPPは次の通りです。

運賃種別はValue Plus(予約クラスZ)で、マイルとPPが125%貯まるクラスとなります。費用は34万2410円。これで22972PPが貯まります。PP単価は約14.9円

一方、日本サイトでの海外発券の場合はこの通り。

運賃種別はBasic(予約クラスP)で、マイルとPPは残念ながら70%しか貯まりません。費用は32万7500円。これで14948PP貯まります。PP単価は約21.9円。オーストラリアサイトでの発券の場合もほぼ同額です。

海外発券の場合は予約クラスがPなので、かなり微妙になってしまいます。国内発券だとPP単価はやや劣りますが、フルフラットで体を休めておいしい機内食もあるという快適さを求めるなら、ギリギリありかな、という気もします。SFC修業の方でアップグレードに必要なマイルがない方には、一考に値するかもしれません。

が、最善なのは、やはりプレエコで予約した上で、マイルやアップグレードポイントを使ってビジネスクラスに乗ることかな、とここしょーは考えます。

ハイブリッド発券でのOKA-SYDタッチのメリット

ここまで見てきたハイブリッド発券でのOKA-SYDタッチですが、メリットはどんなものがあるでしょうか。

①ハイブリッド発券1回でSFCが取得できる

いろんな旅程を考えたりPP単価を毎回計算したりするのがめんどくさい、というSFC修業僧の方には、この発券を1回するだけで5万PPが稼げてしまうので、SFC修業を簡単に解脱できます。

単品のメニューを自分であれこれ組み合わせを楽しむ方には物足りないかもしれませんが、「ハイブリッド発券でのOKA-SYDタッチ」というセットを注文すれば、あとは乗るだけで自動的に5万PPが確保できちゃいます。

②1か月以内にSFC修業から解脱できる

仕事の合間を縫って修業される方や、ご家庭をお持ちの方、様々な訳あって隠密修業される方にとっては、特に修業にかけられる時間に限りがあると思います。そういった方にとって、1か月以内に解脱できてしまうというのは大きいのかな、と思います。

③ハイブリッド発券2回でダイヤモンドステイタスも

ここしょーが目指しているのがこれです(笑)。SFC修業から勢いあまってダイヤも取り、その特典の数々に魅せられてダイヤ沼にハマった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここしょーがそうです。ダイヤ継続修業をされる方にとっては、今度は5万PPではなく0PPからのスタートです。しかし、ハイブリッド発券を2回するだけで、倍の10万PPが短期間で稼げちゃいます!

④マイルがしっかり貯まる!!

マイルは航行距離によって定められた「区間基本マイレージ」を元に算出されるので、距離が長ければその分たくさん貯まる、というのが原則です。その上で航空券の予約クラスやステイタスに応じた計算がなされるのですが、日本―シドニーの区間基本マイレージは4863マイルです。

ノンステイタスでANAゴールドカード持ちのSFC修業僧でも、ハイブリッド発券1セット(2往復分)で3万5380マイル貯まる計算になります。ダイヤ持ちのダイヤ継続修業僧の場合は6万2272マイルです。ダイヤ1年目の方がダイヤ継続修業としてハイブリッド発券を2セット行えば、約100万円で10万PPに到達し、かつ12万4544マイルが貯まる計算になります

ハイブリッド発券でのOKA-SYDタッチのデメリット

続いてはデメリットを見ていきます。

①PP単価は良くはない

ハイブリッド発券でのOKA-SYDタッチのPP単価は約10円です。決して悪い数字ではありませんが、良くもありません。PP単価6円台を目指して修業される方にとっては、この方法は最善ではありません。1回の搭乗で獲得できるPPが少ない便であっても、多少時間をかけてもPP単価を追求されるスタイルの修業僧の方には向いてない方法になります。

②現地泊も楽しみたい方には不向き

現地で1泊以上し、修業の過程で観光も楽しみたいというスタイルの方は、海外発券の必要はなく、国内発券のSuper Value Plusで問題なく修業できます。そういう方の場合も、この方法は最善とは言えません。現地泊にこだわらなければ、滞在時間が9時間近くありますので、日中にしっかり観光できます。

③パスポートとETASが必要

当然ですが海外に出るため、パスポートを持っていない修業僧の方は新しく作る必要があり、費用がかかります。さらに、オーストラリアに入国する際にはアメリカのESTAのような電子渡航認証ETAS(イータス)を事前にネットで登録しておく必要があります。ETASは1年間有効で何度でも入国でき、登録費用に20AUD=約1600円かかります。

色々なルートがあり得るSFC修業、ダイヤ修業ですが、検討の一助になれば幸いです!

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空の旅オススメアイテム!

空の旅をより快適に過ごすためのオススメアイテム、「イヤホンアダプター」をご存じですか?

機内に用意されている音楽や映画などのエンタメプログラムを楽しむためには、イヤホンが必要です。イヤホンアダプターを使うことで、機内備え付けのノイズ軽減機能のないイヤホンではなく、普段自分が使っているイヤホンを機内でも利用できるようになります

オススメはこちら、音響機器メーカー米大手"BOSE"(ボーズ)の機内用アダプター。一般的な3.5mmジャックを備えたイヤホン・ヘッドホン(BOSE製に限りません)であれば、問題なく利用できます。手のひらサイズのわずか約4cmで持ち運びも便利、価格も1600円程度で買えます。空の旅がより快適になるでしょう!


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東京都の下町生まれ、都内暮らし中のアラサー会社員。2017年にANAのSFC、18年にJALのJGCを取得しました。19年はANAダイヤ継続修業を43日間で達成。ドローン操縦士資格も保有し、面白いことにつなげたいと思っています。

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