⑥-5:入国しないSINタッチ攻略法

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 第1回SINタッチの時に入国審査で恐ろしい目に遭ったこともあり「2回目は何とか入国せずにタッチできないかなぁ…」と考えて色々調べた結果、今回、無事入国せずに日本に帰ってくることに成功しました!入国しないSINタッチの方法について、解説していきます。

 

 

何で入国しないの?

 

 せっかく国際線に乗って海外に着いたのに、入国しないなんてもったいない!というのが普通の人の感覚なのかもしれません。

ですが、修業僧の主目的は、あくまでPPを貯めることにあります。

そのため、効率重視で現地0泊の「タッチ」を敢行する修業僧は、

 

入国書類の滞在先ホテル名に記入できない

入国審査官に怪しまれる

英語で質問攻めに遭う

 

といった「入国審査で必ず引っかかる」状況に陥ります。

私も、第1回SINタッチでまさにこの状況に陥りました。

そのときの入国審査官とのやりとりの再現がこちら。

③-6:SINタッチ=入国審査失敗談

英語が不安な人にとっては、これだけで国際線修業(インタータッチ)を敬遠する方もいるでしょう。

でもインタータッチは、

・フードサービスが充実した国際線ANAラウンジを使える
・機内で最新の映画を観られる
・プチ海外旅行気分を味わえる
・PP単価10以下で1万PP以上が1回で貯まる爆発力がある

……などなど、国内線修業にはない魅力がいっぱいある!と個人的には思っています。

多くの人にインタータッチを楽しんでほしい。そのために、怖い入国審査を通らなくてもいい方法はないか調べてみました。

 

ちなみに、チャンギ空港の制限エリアは、那覇空港や福岡空港などの国内線と同じように「飛行機で到着した人たちと、これから出発する人たちが混在している」形式なので、入国しなくても大丈夫なのです。

もちろん、行きの機内で入国書類をCAさんからもらって記入する必要もありません^^

 

入国しないSINタッチの条件

 

 「入国しないSINタッチ」とは、言い換えるならば「シンガポール(チャンギ空港)の入国審査を通過せずに制限区域内で滞在し、そのまま日本行きの便に搭乗して帰国すること」です。

私はSINタッチを2回敢行しましたが、2回とも以下の旅程です。

 

往路:NH801便 成田18:05―SIN00:15(+1)

復路:NH802便 SIN06:00―成田14:10

 

現地滞在わずか6時間足らず、土日だけで完結するとあって、修業僧に人気の組み合わせですね。

入国しないSINタッチは上記以外の旅程でも可能ですが、条件が3つあります

 

①受託手荷物がないこと

②往路便の到着時間と復路便の出発時間が24時間以内

③事前にオンラインチェックインを済ませておくこと

①~③をクリアしている場合は、入国審査を通らずに帰国可能です。

裏を返すと、日本を出発するときにスーツケースなどの荷物をカウンターなどで預けていたり、シンガポール到着から日本に帰る便の出発時刻までの間が24時間以上空いていたりする場合は、どうしても一度入国しなくてはなりません。

まずは以上の条件に当てはまるか、確認してみましょう。オンラインチェックインについては後述します。

 

「入国しなくていい」乗り方

 

 海外旅行と言えば、入国して観光やホテルを楽しんだ数日後、空港のチェックインカウンターで帰りの搭乗券を発行してもらい、保安検査や出国検査を受けて制限エリア内に入るのが普通の流れですよね。

制限エリア内で過ごす「入国しないSINタッチ」でも、日本に帰る便に乗るときは当然のことながら帰りの搭乗券をゲートで「ピッ」とする必要があります。

一度入国しなくても帰りの搭乗券を手に入れるにはどうしたらいいか――。

 

「チャンギ空港の乗り継ぎカウンターで紙の搭乗券を発行してもらう

 

これでOKです。

つまり「入国しないSINタッチ」とは、飛行機を乗り継いで別の目的地を目指す「トランジット」と同じ扱いになるということです。

 

先の条件③にあるように、ANAには、あらかじめパスポート番号の登録や座席指定をインターネットの予約ページで済ませておくと、搭乗24時間前に自動的にチェックインが完了する「オンラインチェックイン」というシステムがあります。

入国して一般エリアにあるチェックインカウンターを利用しないのですから、事前のオンラインチェックインは不可欠になります。オンラインチェックインのやり方は「ANA国際線の搭乗手続き『オンラインチェックイン』」をご覧ください。

オンラインチェックインが済み、出発24時間前になると、このようなモバイル搭乗券が送られてきます。黒い四角のところがQRコードで、一応モザイクかけていますが、国内線と同じようにゲートでこのQRコードをかざせば通れます。

ただし、シンガポールのチャンギ空港では、この「モバイル搭乗券」は非対応なのです。

なので、オンラインチェックインが自動で完了しても、復路便のモバイル搭乗券の代わりに次のようなメールが送られてきます。

「搭乗券の受け取りが必要なため(中略)カウンターにて搭乗券をお受け取りください」と書いてあります。

モバイル搭乗券が封じられた以上は、紙の搭乗券が必要。なので、チャンギ空港の乗り継ぎカウンターで紙の搭乗券を発行してもらうのです。

 

実際に行ってみました

 

 

実際に第2回SINタッチで発行の様子を撮影してきましたので、写真でご説明します。

到着後、ボーディングブリッジを渡って道なりに進むと、「Arrival(到着)」と「Transfer(乗り換え)」の看板が見えてきますので、「Transfer(乗り換え)」を目指します。

動く歩道をひたすらまっすぐ進み、「Transfer(乗り換え)」を目指します。

看板には「Transfer E」の文字。トランスファーラウンジEと書かれているこのエリアが、乗り継ぎカウンターのある場所です。

ANAの場合は、「Transfer E」もしくは「Transfer F」で発券可能です

看板は至るところに出ていますし、MAPもたくさんあります。空港なのでほぼ一本道ですし、深夜に着いてもいろんなところに人がいるので、方向音痴を自認している人でも大丈夫です。

こちらが乗り継ぎカウンターEの様子。

ただ、到着してすぐに帰りの便の搭乗券を発行できるわけではありません。

 

発券できるのは「出発時刻の3時間前~1時間前」という決まりがあります

 

NH801便→NH802便でのSINタッチの場合、到着が午前0時過ぎで出発は午前6時。この場合、発券できるのは午前3時~午前5時の間となります。

すると、到着してからラウンジでくつろごうとしても、搭乗券がないので入室できないのでは……?と思いますよね。

なので、帰りの搭乗券なしでも入室できるか、試しにラウンジに向かってみました。

 

搭乗券なしでもラウンジに入れる?

 

 

 SINタッチ修業で基本的にお世話になるラウンジは、「ANAプレエコ搭乗客」が使える「SATSプレミアラウンジ」になるかと思います。

フード、ドリンク(アルコール含む)、シャワー、Wi-Fiなど一通りの環境が整ったこのラウンジの様子は、こちらで紹介しています。

③-8:チャンギSATSラウンジ潜入記

 ラウンジの受付にいる女性スタッフに、あらかじめ日本で印刷しておいたEチケット控えを見せながら、NH802便を指さしてアピールします。

すると “Do you have a bording pass?”(搭乗券は持ってないの?)と聞かれたので、”Just transfer”(乗り換えだから)とだけ答えました。

「OK. 3時にならないと発券できないのね。だけどチェックは必要だから、3時以降で発券したら必ず戻ってきて搭乗券見せてね」と言われてサクッと入室できました。

 

やはりEチケット控えは強いですね。

「SATSプレミアラウンジに行き、受付の人にEチケット控えを渡して『トランスファー』と唱えればOK」だとわかりました。

※ANAマイレージクラブ平会員で、プレエコではなくエコノミー利用の場合、一部例外を除いてラウンジは使えません。プライオリティパスを持っていれば利用可能です。

夜中なんで、ガラガラですね。シャワーを浴びて、タイガービールを飲みながらラウンジのソファで3時までくつろいでました。

3時が近くなったので、先ほどの乗り継ぎカウンターEに向かいます。SATSプレミアラウンジと乗り継ぎカウンターEは徒歩5分もかからないので、そんな遠くないです^^

このように、カウンターはANAだけではなく乗り入れなんですね。対応してくれた女性スタッフはANAの人ではなかったですが、所属は不明です。笑

これもEチケット控えを渡せば、あとは勝手に発券してくれました。

無事に紙で発券完了!!

ちなみに、日本で事前にビジネスへのマイルアップグレードを申し込んでいて、当日まで「空席待ち」だったので、女性スタッフにどうなったか聞いてみたら、1分くらい端末をいじった結果、「空いてないから、搭乗ゲートで聞いてくれ」と言われてしまいました。。。

ただ、とりあえずはちゃんと紙の搭乗券が発券できたのでよかったです。

一応、あの忌まわしき(?)入国審査場を一瞥してラウンジに戻りました。笑

 

日本の入国審査や税関は大丈夫なのか

 

 シンガポールで入国しない、ということは、「シンガポール入国→シンガポール出国」のスタンプがパスポートに押されない、ということです。さすがに突っ込まれるかなぁ、と日本帰国後も少し心配でした。

まず、スタンプ不要の自動化ゲートに登録している方は、全く心配ないですね。不安な方は、SINタッチの日本出国当日でも大丈夫なので、空港で登録しておくといいでしょう。

ちなみに、今回の自分と同じように「成田で国内線から国際線に乗り継ぐ場合」、乗り継ぎ用の出国審査場に自動化ゲートはないため、必ず日本(成田)の出国スタンプが押されます。

そうすると「成田出国スタンプあり→SIN入国なし→SIN出国なし」という不思議なパスポートになります。

日本に帰国後、実験意欲が再びわいてきたので、この不思議な状態のパスポートをひっさげて有人の入国審査ブースに行ってみました。

結果は、ペラペラとめくられ、何事もなかったかのようにスタンプを押されて終了でした。笑

さすがにここは審査官によるところだと思いますが、自動化ゲートを登録している人は無難に無人ブースに行っちゃいましょう。登録していない人でも、仮に何か突っ込まれても相手は日本人です。日本語で説明しちゃいましょう。

最後は税関。ひょっとしたら、ここは引っかかるかな?と思っていました。

が、手提げバッグ一つの身なりを一瞥するなり「荷物はこれだけですか?別送品もないですか?」と聞かれただけで、こちらもすぐに通過できました。

一応パスポートをペラペラするしぐさはしていましたが、気付かなかったようです。

 

こうして、「成田出国、成田入国」だけの、どこに行ったのかわからないパスポートが完成し、無事に「入国しないSINタッチ」に成功しました。

 

プラチナデスクで教えてくれた

 

 実は、第2回SINタッチにあたり「SINタッチ 入国しない」などで検索するなど、なんとか入国審査を通らない方法を色々調べたのですが、全くヒットしませんでした。

そこで、ANAのプラチナデスクに恥を忍んで聞いてみたのです。「シンガポールのチャンギ空港で入国せず、制限エリア内で過ごしてそのまま帰国便に乗ることはできないですか?」と。

すると、色々調べてくれた上でいったん折り返す、と言われ、数時間後に電話がかかってきました。どうやら、わざわざチャンギ空港の管理事務所に問い合わせてもらったようで、プラチナデスクの方の言葉を借りると

「チャンギ空港の運用では、受託手荷物がなく24時間以内の便で帰国される場合、他のトランジットの方と同じ扱いをしているとの回答でした」

とのことでした。

 

現地空港に直接確認してくれたことで、とても安心して「入国しないSINタッチ」をやってみることができました。手厚くご対応いただき、本当にありがたい思いです。

ちなみに「プラチナメンバーだとクリスフライヤーゴールドラウンジになると思いますが、SATSプレミアラウンジも、両方とも入れるんですか?」とも聞いてみたところ、

こちらもどっちもOKとの回答をいただきました。第1回SINタッチでは、チェックインカウンターでSATSプレミアラウンジの紙のインビテーションをもらっていたので少し不安だったのですが、Eチケット控えで普通に入れました。

 

まとめ

 

 「入国しないSINタッチ」を行うには、

①スーツケースなど預ける必要のある大きな荷物は持たない

②往路便到着時刻と復路便出発時刻の間隔は24時間以内

③オンラインチェックインは確実に済ませておく

④復路便出発3時間前~1時間前の間に乗り継ぎカウンターEかFで搭乗券を発行してもらう(Eチケット控えを渡せばやってくれる)

⑤ラウンジに入室するにはEチケット控えの印刷が不可欠(「トランスファー」の呪文も併用すると効果的)

⑥日本帰国時の入国審査や税関で仮に引っかかっても、冷静に日本語で説明すればOK

以上6つを覚えておくと完璧です!

1人でも多くの方がSINタッチに挑戦し、SFC修業やダイヤ修業を楽しんで進められることを祈っています^^

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12 thoughts on “⑥-5:入国しないSINタッチ攻略法

  1. big mouth

    貴重な情報ありがとうございます。
    大変参考になりました。
    来年ダイヤ修行を考えております。OKA-SINタッチを1月よりやりたいと思います。
    私が考えているプランはHND-SINで一番安いチケットを国内発券して、SIN-OKAを海外発券して、最初のチケットを捨て海外発券をループに貯めたいと考えております。
    これからも色々と勉強させていただきます。

    1. cocosho Post author

      ご丁寧にありがとうございます。素敵なプランですね!
      ブログの情報が、楽しいダイヤ修業の一助になれば幸いです^^
      今後ともよろしくお願いします。

  2. koala

    貴重な情報ありがとうございます。
    なかなか情報が見つからず、入国しないと無理かなと思ってましたが、この記事を見て、入国しないSINタッチに挑戦する事にしました!そして、現在SINタッチ中で、シンガポールからコメント入れてます笑
    3時過ぎたらチケット発券行ってみます!

    1. cocosho Post author

      現地からのコメントありがとうございます!無事に帰国されることをお待ちしております(^^)v

  3. sawamura2004

    貴重な情報有難うございます。
    私も12月にほぼ同一プラン予定しているので参考になりました❗安心してsin-okaタッチできそうです

    1. cocosho Post author

      コメントありがとうございます!12月にいいですね!参考にしていただければ幸いです(^^ゞ

  4. ひな

    SINのTransfer Eでは、搭乗前24時間を切るとANA搭乗券が可能だと思います。
    第3国からSINに着いて、翌日のANA便で帰国することをよくやっています。

    第3国からSINに着いたら、Transfer Eで翌日のANA搭乗券をもらって入国しています。
    搭乗券があるため、翌日はカウンターが空いてる時間に無理に来なくても、いつでも出国できます。

    1. cocosho Post author

      貴重な情報、ありがとうございます。記事の内容は、ANAプラチナデスクによる「乗り継ぎカウンターで、出発時刻の3時間前~1時間前に発券を」との回答を基に記載いたしました。乗り継ぎカウンターにおける「24時間以内の発券」については当方で実践していませんが、可能であればより便利になりますね^^

  5. 遼太郎

    10月にSINタッチしてきます!
    初一人海外でかなり不安で色々調べていましたら、こちらのサイトに辿り着き、とても参考になりました^^
    入国審査等々しなくて良いのはとてもありがたいです!!
    本当に参考になりました!ありがとうございます!!

    1. cocosho Post author

      コメントありがとうございます!10月に初海外となるSINタッチをされるとのことで、少しでも記事が参考になったのであれば嬉しいです!お気をつけて行ってらっしゃいませ\(^^)/

  6. ホイップ

    まさに明日からSINタッチ修行に出発するところで、目から鱗の情報ありがとうございます!
    ひなさんのEカウンター24時間前発券と合わせて、有意義な修行を楽しみます!

    1. cocosho Post author

      明日からですか!お役に立てればうれしいです!どうぞお気をつけて、楽しい国際線修行になりますように!\(^^)/

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