③-6:SINタッチ=入国審査失敗談

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 午前0時15分、真夜中のシンガポールに無事に到着するも、ここからが本番です。そう、シンガポールに入国するには「入国審査」(イミグレーション、イミグレ)を通過しなくてはなりません。SINタッチ修業僧の多くがここで壁にぶつかります。「6時間後の日本行きの便で帰国する」という怪しさ満点の旅程だからです。ここをどう乗り切るか、実際に経験した全過程を公開します。

 

 

入国書類の提出が必須

 

 大方の国で必要だと思いますが、入国の際には現地での滞在先や連絡先、滞在日数などを記入する入国書類の提出がシンガポールのイミグレでも必須となります。書類は行きの機内でCAさんが配ってくれるので、忘れずにもらって機内で記入しておきましょう。

こんな紙です。すべて英語ですが、難しいことはありません。

JALさんに記入見本がありましたので引用します。

(引用元:https://www.jal.co.jp/tabi/info/ed/asi/sg.html)

さて、現地0泊のまさしく「SINタッチ」を敢行する修業僧にとってやっかいなのが、ここでいう「9:滞在先」「10:滞在先の郵便番号」「14:滞在日数」でしょう。

往路NH801便→復路NH802便のように、現地滞在が約6時間ほどという旅程の場合、ホテルに宿泊せず空港内のラウンジで過ごす方が多いと思います。その場合、滞在先は書きようがありません。また、正直に書くなら滞在日数も「1日」となります。

実は、シンガポールのイミグレはどちらかというと「緩い」部類に入る方で、「明らかに不審でなければロクに質問せずにスタンプを押される」ことがよくあると言われています。なので、ホテル名は適当に書いておいて、滞在日数も適当に3日とか書いておけばスルーされる可能性はあります(推奨していません。あくまでも自己責任で)。

しかし、ここしょーは考えます。「万一ウソがばれたらそれこそヤバイことになるよな。ここは正直に書いてなんとか修業していることを説明するしかない」

そのため、滞在先についての欄は空白にしておき、滞在日数は「1日」と書いた入国書類を手にイミグレに向かいました。

 

明らかに怪しまれる

 

 真夜中というのに、外国人用のイミグレは4~5ラインくらいありました。

IMMIGRATION(入国審査場)が見えてきました。この先は保安上の理由で撮影不可なので、心を静めて列に並びます。

なるべく優しそうな審査官の列に……と思っていましたが、だめです。みんな同じく仏頂面でスタンプを押してゆきます。どの列がいいのか、なんてまるでわかりません。

そして自分の番がやってきました。30代前半くらいの若い男性審査官です。

促されるままにパスポートと入国書類を渡します。

すかさず、空欄となっていた滞在先について聞かれます。ここから当時のやりとりを完全再現です。

 

審査官(以下、審):Where are you going to stay?(どこに宿泊するのか)

ここしょー(以下、こ):Just airport.(空港だけです)

審:And after? Where do you do?(で、その後は?どこで何するの)

こ:So I stay in airport and go back to Japan.(空港に滞在して、日本に帰ります)

審:You came from Japan and soon go back to Japan?(日本から来て、すぐ日本に戻るのか)

こ:Yes.(そうです)

―審査官、けげんな顔をする―

審:Why?(なぜ)

こ:To earn the fright points of ANA.(ANAのフライトポイントを稼ぐためです)

審:Fright points? What is that?(フライトポイント?何だそれは)

―審査官、さらにけげんな顔をする―

こ:Like mileage.(マイルみたいなものです)

審:(食い気味に)Check me your next bording pass.(帰りの搭乗券を見せなさい)

 

ここで、しまった!と思います。なぜなら、シンガポールに着くまですべてアプリ上のQRコードで搭乗手続きをしていて、Eチケットのコピーなどを携帯していなかったからです。しかもここはシンガポール。予約画面を開こうにも、ネット環境がありません。

焦りながら何とか空港のフリーwi-fiをキャッチしようと設定画面を開くものの、こういう時に限って時間がかかり、拾ってくれません(イミグレ付近まで電波が飛んでいなかったかもしれません)。

ここまでで大分時間がかかっています。審査官のイライラが、ノンバーバルでもひしひしと伝わってきます。すかさず会話をつなげようと試みます。

 

窮地を救った1枚のメモ

 

 

こ:(必死にスマホをいじるそぶりを見せて)no wi-fi here?(wi-fi通ってないんですか?)

審:You should go back upstairs and borrow wi-fi box…(上の階に戻ってwi-fiルーターをレンタルしなさい)

 

(いやいやいやいや、むりむり。何言ってんのこの人。どうしようどうしよう)とパニックです。しかし、ここしょーは思い出します。今回のSINタッチの全旅程をメモした紙を持っていたのです。ないよりはマシだ、とポケットから手書きのメモを取り出して説明しようとします。

こ:This! This line.(これです。この便です)

―審査官、けげんそうに受け取り、しばらく眺める―

審:No, I’ll check your bording pass.(だめだ、搭乗券を確認する)

 

(だよねぇ無理だよねぇ。なんとかスマホの画面を……ええい、もうローミングして4G接続してやろう。まず設定画面を開いて……)

とスマホを再び操作し始めたら、それを見かねたのか、(キミはもういいよ……)といった顔でスタンプを押してくれました。本当に終わったかと思った。。。

 

反省点

 

 これを読むと「やっぱ国際線って怖いな。何あるかわからないから修業では国内線メインにしよう……」と思われる方もいるかもしれません。

けど、決してそんなことはありません。今回のミスはただ1つ、Eチケットをあらかじめ印刷して携帯しておけばよかったのです。これが今回の大きな反省点です。

それさえしっかりしておけば、他の修業僧の方々同様、SINタッチはお手軽に海外に行けてPPも効率よく貯められる、非常に楽しい経験となります。同じような過ちを犯す人が出ないよう教訓にしていただけたらと、失敗談を公開しました。

 

無事にシンガポールに入国し、まずは到着ゲートから外に出てシンガポールの空気を吸いに行きました。深呼吸、深呼吸。

あっつい!空気がむわっとします。深夜にもかかわらず、気温は27度近くありました。海外に来たー!!という実感と、自由の身になったぞー!!という実感がとても湧きます。笑

ちなみに、ANAのチェックインカウンターは全くの無人でした。

無人のカウンターなんてなかなかお目にかからないので、とても新鮮でした。

チェックインは出発の3時間前から行うことができます。今、午前0時半過ぎ。搭乗便は午前6時発。5時間半近く時間があるので、一般エリアにあるラウンジでゆっくり過ごすことにします。続く

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2 thoughts on “③-6:SINタッチ=入国審査失敗談

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