SFC修業をオススメする人、しない人

 持っているだけで飛行機に乗る際に様々な面で優遇されるSFC(スーパーフライヤーズカード)。その取得のためには、1年間に飛行機にたくさん乗り、プレミアムポイントを貯める必要があります。出張族でない場合、自腹でたくさん飛行機に乗ることになります。いわゆる「修業」、実はオススメしない人もいるのです。SFC修業に向いている人、オススメしない人を解説していきます。

 

 

ビジネスクラス利用だとSFCは意味がない?

 

 SFCを持っていると、優先チェックインに始まり、預け入れ手荷物の優遇、優先保安検査場利用、ラウンジ利用、優先搭乗など様々なメリットがあります。SFCのメリットは、こちらで詳細をご紹介しています。

SFC(スーパーフライヤーズカード)はANAの生涯上級会員資格

これらのメリットは、国際線ではビジネスクラス以上(一部プレミアムエコノミークラスにも)、国内線ではプレミアムクラスの乗客にも同じように提供されます。

そのため、「そもそも飛行機には年に2~3回しか乗らない。乗る時はエコノミークラス(普通席)はまず乗らず、基本はビジネスクラス(プレミアムクラス)」というような方はSFCの魅力が十分発揮されません。そうした方はSFC修業をオススメしません。

「エコノミークラス(普通席)を利用しても高いクラスと同等のサービスを受けられる」というのがSFCの魅力です。

その一方で、「飛行機には月1回以上乗っていて、ビジネスクラス(プレミアムクラス)ばかり利用している」という人は、SFCの恩恵を力が一部発揮されます。頻繁に乗る人には、搭乗前日前後のサービスが効いてきます。国際線を例に、以下のようにまとめてみました。

 国際線 SFC ビジネス プレエコ エコノミー
【主に搭乗当日前後のサービス】
プレミアムメンバー専用デスク
予約時の空席待ち優先
フライトボーナスマイル
【主に搭乗当日のサービス】
ANAラウンジ (本人+1名) (本人)   (本人)  ―
専用保安検査場(プライオリティレーン) (本人+1名) (本人)
預け入れ手荷物許容量 32kg x 3個 32kg x 2 23kg x 2 23kg x 2
チェックインカウンター ビジネス  ビジネス プレエコ エコノミー
手荷物受け取り優先タグ
優先搭乗

今回はビジネスクラスとの比較なので取り上げませんでしたが、SFCにはこのほかにも①エコノミー予約時のプレエコへの無償アップグレード②アップグレードポイントを利用した座席アップグレード③特典航空券優先手配④系列ホテルでの朝食無料などの優待――などなど様々なサービスが受けられます。

国内線も見てみましょう。

 国内線 SFC プレミアムクラス 普通席
【主に搭乗当日前後のサービス】   
プレミアムメンバー専用デスク
予約時の空席待ち優先
フライトボーナスマイル
【主に搭乗当日のサービス】      
当日空席待ちの優先
専用保安検査場(プレミアムチェックイン) (本人+1名) (本人)
優先チェックインカウンター
手荷物受け取り優先タグ
預け入れ手荷物許容量 40kg 40kg 20kg
ANAラウンジ (本人+1名) (本人+1名)
優先搭乗

小さな機材の国内線は週末を中心によく満席になります。そんな時にも、SFCを持っていると予約時および当日空港での空席待ちを優先してもらえるので、利便性がグッと高まります。

これらの魅力を持つSFCも、飛行機にたまにしか乗らない人にとっては魅力が薄まってしまいます。逆を言うと「飛行機に乗る時は決まってビジネスクラス(プレミアムクラス)!飛行機には今後も結構乗る予定がある!!」という方にもSFC修業は十分オススメできます^^

 

家族がいれば更にオススメ!

 

 SFC修業僧が生まれる大きな原動力の一つに、家族カードの存在があります。他のクレジットカード同様、SFCも家族カードを発行できます。そして、SFC家族カードを持っている人は「家族会員」となり、上記のサービスをほぼすべて受けることができるのです。これ、とってもすごいことですよね。ANAをたくさん利用してくれた上客のためのカードですが、1人取れば他の家族も同様の優遇を受けられるのです。

配偶者に限らず、両親や18歳以上の子供にも発行してあげることができます!ちなみにここしょーは、離れて暮らす旅好きの母親にSFC家族カードを発行しています。もちろん年会費はかかりますが、本会員に比べてかなり割安なのもお得です。

ご夫婦と子供2人という一般的な家庭で、夫がSFC本会員、妻が家族会員となれば、家族旅行でも「同行者1名までOK」のANAラウンジにみんなで入れちゃいますからね。これはお得です。

 

家族でダブルSFC修業はもったいない!

 

 「ダンナがSFC取ったから、私も取ろうかと思って……」という奥様。それはオススメしません。SFC家族会員になくて本会員にだけあるサービスって、こんだけしかないのです。

・アップグレードポイントの付与
・SFC会員オリジナルネームタグプレゼント(入会時)
・会報誌送付(年3回)
・ダイアリー、手帳、カレンダーのプレゼント(年1回)
・カード入会時、継続時のボーナスマイル付与

しかも、座席のアップグレードや大人数でラウンジに入室する際に使うアップグレードポイントは、あらかじめ「特典利用者登録」をしておいた人に分けて使わせることができます。この特典利用者登録は2親等以内の血縁者であればだれでもOKなので、家族ならば改めてSFC本会員にならなくとも分けて使うことができます。

(引用元:http://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/note.html)

会報誌だって一緒に住んでいる家族であれば読めますし、カード入会・継続ボーナスマイルだってゴールドカードなら2000マイルぽっちです。一方、搭乗時ボーナスマイル(35~50%)やプレエコ無償アップグレード、ラウンジ入室などの主要サービスは家族会員であっても同じように適用されますので、改めて50万円近くかけてSFC修業をするのはもったいないと思います。

もしご夫婦やご家族内で修業を一緒にされる場合は、1人はSFC,もう1人はJALのJGC(ANAのSFCのようなカード)と役割分担することをオススメします。

 

年会費がネックとなる場合も

 

 SFCはANAのクレジットカードですので、そこには当然年会費が発生します。誰でも入会できるエントリーカードではないので、「初年度年会費無料!」といったサービスもありません。

発行元別に見たSFCは現在、一般カード3種類、ゴールドカード5種類、プラチナカード4種類の計12種類あります。発行元は、VISA、MasterCard、JCB、American Express、Dinersの5社。

最も安い一般カードでも、年会費は11,070円。しかも一般カードの場合、クレジットカードのポイントを1ポイント=1マイルで移行する際には、年間5,400~6,480円の手数料がかかります(1ポイント=0.5マイルの場合は無料)。ゴールドカードですと移行手数料は無料になりますが、年会費は16,200~33,480円とお高くなります。

一方、死蔵していた場合でも、カード更新時には、ボーナスマイルが一般・ゴールドだと2000マイル、プラチナだと10000マイル入ります。年末になると毎年オリジナルの手帳やカレンダーがもらえます。会報誌が年3回郵送されてきます。

後は基本的に飛行機に乗る際または系列ホテルを利用する際に効力が発揮されるので、年に1回くらいしか飛行機に乗らない……なんて方は年会費もよく考えて修業するか決められるといいと思います。もちろん「持っているだけでステイタス!いつ使うか分からないし持っていて損はない!」という方は即、修業へGO!です。笑

魅力たっぷりのSFCですが、カード取得にはそれなりに労力がかかります。是非ゆっくり考えて、修業を始めてから後悔のないようにしてくださいね。SFCを取得すれば、空港での滞在時間を含めて、飛行機という旅客サービスがこれまでとは全く違うものになるという点は保証しますよ^^

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