ANAのダイヤモンドステイタスを継続して得るためのDIA修行を始めた2019年。日々の仕事や出張などがある中で、なんとか合間を縫って修行を敢行し、2月12日にアプリ上の表示PPが10万ポイントを超えて無事に解脱できました。駆け足で駆け抜けた2019年DIA継続修行を、路線とともに振り返ります。
正月三が日フライトでブロンズ達成
昨年から、「2019年3月末でダイヤ資格が切れるので、DIA継続修行をやろう」と計画していました。目標は、平SFC会員に落ちる4月1日までの解脱。厳密にはDIA事前サービスは4月中旬以降ですが、ほぼ切れ目なくDIAでいようと狙ってのことでした。DIA継続修行をやろうと思った理由については、こちらにまとめています。
“ダイヤ継続修業”のメリットと隔年修業の考察
そのため、2018年夏頃からあの手この手で情報収集や実証実験をしてコツコツ準備を続け、きたる日に向けて態勢を整えていきました!もちろん、職場には内緒の隠密修行なので、虎視たんたんと仕事量を調整し、きちんと休みを確保しました。
自分にとってのDIA継続修行の最優先事項は、「時間をかけずに解脱すること」。3月以降は仕事がかなり忙しくなることもあり、計画段階で「これは2月中に解脱しないと秋まで解脱無理かも……」と思ったからです。そのため、PP単価や滞在地の観光よりも、とにかく短期間での解脱を目指すことにしました。
そこで考えたのが、正月の三が日でスタートダッシュをかますこと!国内線プレミアムクラスでおせちGOZENを味わってみたい、という思いもあり、三が日は仕事も休みやすいということもあり、シドニーを現地0泊で往復する「SYDタッチ」などでブロンズステイタスの基準に当たる3万PPを一気に稼ぎました。
そのときのお話はこちら。
三が日フライトでブロンズ達成!正月仕様の空港、ラウンジ、機内
SIN-OKA-SYDタッチで5万PPを稼ぐ
さらに、1月中旬の冬休み5連休で、一気に修行を進めることができました。
1日目に現地0泊のSINタッチを行い2日目の早朝に成田に戻ると、その足で仙台へ。仙台から那覇に飛んだ後は、那覇から羽田、羽田からシドニーへと、いわゆる「OKA-SYDタッチ」をこれまた現地0泊で敢行しました。さらに羽田―那覇を2日かけて2往復。最初の3泊はすべて機内泊という強行日程です。笑
しかし、今回の修行ではアップグレードポイントが使え、国際線はすべてビジネスクラスを利用できたので、フルフラットで快適に寝れました。3日目には、さすがに体力的に少しキツかったですが、4日目の夜はしっかりホテルで休めたので大丈夫でした。
3夜連続のスタッガード泊!先頭1H☺️さすがに少々疲れてきたので、離陸後の機内食はパスしてすぐ寝ます。 pic.twitter.com/bsSEbiXf4L
— ここしょー (@cocoshooo) January 19, 2019
この5日間だけで5万PPを稼ぎ、三が日フライトと合わせて8万PPを突破。
「やろうと思えば、5日間でSFC修行解脱できるのか……」なんてことも思いました。笑
ハイブリッド発券でラストスパート
2019年のDIA継続修行では、国際線に8レグ分搭乗しました。内訳は、東京―シンガポールが2往復、東京―シドニーが2往復です。
このすべてが、現地0泊のタッチ修行です。一番短い時では「到着の約5時間後に離陸」というのもあり、シンガポールは2回とも入国すらしませんでした。短期間で解脱を目指す場合、現地0泊はかなり重要なポイントです。現地のホテルで1泊すると、その分飛べるはずの時間が無駄になるからです。仕事の都合で海外に長時間いられないという事情がある場合にも、現地0泊ならなんとかなります。
しかし、運賃の高い予約クラスでない限り、「帰りの便まで最低○日間は空けないといけないよ(=最低滞在日数)」という運賃ルールの壁にぶち当たります。
そこで、国内発券と海外発券をサンドイッチのように組み合わせた「ハイブリッド発券」を使い、最低滞在日数の壁をクリアしました。ハイブリッド発券については、こちらで詳しく触れています。
★追記あり【2020年SFC修業オススメ路線】SYDタッチのハイブリッド発券1回で1か月以内に解脱&大量マイル獲得!
現地0泊でのタッチを行う場合は、ハイブリッド発券をオススメします。特に、高い運賃を使わずにSYDタッチを行うの場合、ハイブリッド発券は必須となります。
2月12日、43日間で10万PP到達
最後は2月上旬の4連休。元々福岡空港のANAスイートラウンジが新規オープンするタイミングでもあり、福岡で定期的に開催されているマイラー餃子部にもお誘いいただけたこともあり、福岡でも1泊して修行の道中も楽しみつつ、最後のSINタッチを行って無事に解脱しました!
短期間での解脱の軌跡をまとめてみました。
裏技的に特殊な発券をしたケースも多く、個々の運賃、マイル、PPは伏せています。個々の搭乗記録中の赤字は、空港でプレミアムクラスに当日アップグレードした後の数字が反映されています。
詳細な内容を示さずに一部の情報のみを開示することは、正直読者の皆様の利益につながらないからやめた方がいいかな、と悩みました。ですが、ツイッター上で「記録を楽しみにしている」とおっしゃっていただいた方がいたり、出来る範囲で詳しい情報を提示することの方が大事かな、と思ったりし、今回部分的に公開させていただきました。
見ていただいてわかる通り、今回は「短期間での解脱」を目指したため、PP単価は12.7とかなり悪いです。時間をかけてひたすら羽田―那覇を往復すれば費用は3分の1ほどに抑えられると思いますが、今回はPP単価を度外視してビジネスクラスを予約したりもしました。
一方で、これはDIA継続修行のメリットですが、DIAのボーナスマイル特典120%が火を噴き、総獲得マイルは約12.5万マイルでした。あと3万マイルもあれば、またファーストクラスでニューヨークに行けちゃいます。
掛かった運賃は127.5万円です。今回は、ダイヤモンドメンバーの選択式特典で得たANA SKY コインと、ふるさと納税の返礼品で得たスカイコイン計9万コインを使用。さらに、9万マイルを使って交換した15万3000コインを消費し、アメックスの貯まっていたポイント27万4600ポイントも1ポイント1円で航空券購入に使いました。スカイコインとポイント分の合計は51万7600円相当。
つまり、実質的な運賃の金銭負担は75万8130円でした。現地0泊なので機内泊が多くホテル泊もほぼありませんでした。今回は株主優待券も使用していません。
ここしょーは事前サービスと本サービスを交互に続ける隔年修行を実施したので、今回の修行で2021年3月末までさらに2年間ダイヤモンドメンバーのサービスをほぼ享受できることになりました。1年分に直すと、約38万円。隔年修行の最大のメリットはここにありますね。スイートラウンジや優先搭乗、座席指定優先などはもちろんのこと、国際線の特典航空券のダイヤ枠や空席待ち優先は非常に便利な存在です。本サービス時の選択式特典ではスカイコイン6万コインと機内販売用クーポン2万円分ももらえるので、さらにお得です。
もっとも、損得勘定だけでそろばんをはじくなら確実に損。窓からの景色、スタッガードシートで最新の映画観賞、フルフラットでの就寝、機内食、ラウンジ巡り……こうした修行の過程すべてがエンターテインメントであり、もはや趣味の領域なんですよね。なので、これくらいの金銭的負担であれば、むしろお釣りが返ってくるくらいのものなんです。
できればもっとたくさん修行をしたいし、確実に修行ロス状態です。笑
それでも、これからあと2年はできるだけ特典航空券を使った空の旅を楽しみたいと思います!!
今後も「黒猫ここしょーのANAマイル旅。」をよろしくお願いします^^
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