ホテル旅館宿泊記

羽田1タミ直結!ファーストキャビン宿泊記

修業や早朝1本目のフライトに搭乗する場合に便利なのが、空港直結のホテル。JAL中心に就航している羽田空港第1ターミナル内にあるコンパクトホテル(簡易宿所)「ファーストキャビン羽田ターミナル1」に宿泊した時の記録をまとめてみます。

羽田1タミ1階到着ロビーにあり

ファーストキャビンは、全国8都道府県に計22施設(記事執筆現在)を展開する簡易宿所です。

(引用元:https://first-cabin.jp/)

東京都内には、羽田空港第1ターミナルのほか、秋葉原や日本橋など計11か所にあります。

羽田空港には、こちらにあります。

(引用元:https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/map/terminal1/1st_floor.html?x=313&y=104)

第1ターミナル1階到着ロビーの中央、南ウィングと北ウィングのちょうど中間地点にあります。

宿泊した翌日に搭乗する場合、こちらを出て2階に上がればそこはもう出発ロビーですので、早朝便の前泊やJGC修業中の宿泊などにとても便利です。

男女別のキレイな「次世代型」簡易宿所

ファーストキャビンの特徴は、旅館業法でいう「簡易宿所」にあたる点です。簡易宿所とは、同法で「宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、下宿営業以外のもの」と定められています。カプセルホテル、山小屋、ユースホステルなどが相当します。

最大の特徴は、「宿泊する場所を多数人で共用」という点でしょう。いわゆる「相部屋」タイプがゆえに廉価で宿泊できる点が魅力の宿泊形態ですが、1室に2段ベッドが2台あって知らない人の近くで寝るというのに抵抗がある方もいらっしゃると思います。

ファーストキャビンは簡易宿所でありながら「個室風」な形の就寝スペースを採用しているため、そうした方でも抵抗なく泊まれるよう配慮した造りになっています。そういう意味では、「次世代型」の簡易宿所と言えそうです。

(引用元:https://first-cabin.jp/firstclass/)

各部屋はカーテンで仕切られており、就寝スペースにはベッドが1台ずつ備え付けられています。なので、他人の目を気にすることなく寝ることができます。また、男性専用エリア、女性専用エリアに分かれているので、受付を過ぎてしまえば異性の他客と対面することはなくなります。

ですが、あくまで「宿泊する場所を多数人で共用」する「簡易宿所」であるため、就寝スペースを明確に区切るドアや鍵は設置することができません。なので、仕切りはドア風のカーテン。鍵をかけることはできないので、初めての方は少しとまどうかもしれません。ですが、個室風のスペース内にはセーフティーボックスがありますし、通路には防犯カメラもしっかりあるので、盗難の心配はなさそうです。そして設備はとてもキレイです。

簡易宿所ならではのリーズナブルな価格

鍵が掛けられない就寝スペースとなると、通常のホテルや旅館の方がいいですよね。しかし、そのデメリットを補うだけの強みが簡易宿所にはあります。それはもちろん「価格」です。

2.1mの立方体のような就寝スペースが確保されたこちらの「ファーストクラスキャビン」は、1泊6000円です。羽田空港直結の宿泊施設としては、第2ターミナルの「エクセルホテル東急」、国際線ターミナルの「ザ ロイヤルパークホテル」がありますが、いずれも1泊1万円を超える宿泊料金と比較すると、ファーストキャビンの価格は大変魅力です。

(引用元:https://first-cabin.jp/businessclass/)

こちらはより安い「ビジネスクラスキャビン」で、お値段1泊5000円。余分なスペースを排し、シングルベッド1台分のスペースにとどめています。ファーストでは引き戸のようなカーテンでしたが、こちらは上から引き下げるシェードのようなタイプになっています。シェードを下げてしまえば人目が気にならずに就寝できます。

もちろんいずれの部屋タイプもセーフティーボックスやテレビが完備です(ビジネスの方のテレビはシェードの内側に設置してあります)。

そのほか、大浴場やシャワーブース、着替え室や喫煙室など、一通りの設備は整っているので快適に過ごすことができます。

実際に泊まってみた

ファーストクラスキャビンを利用した時のレポートをお送りします。

手前にエアポートラウンジ(中央)があり、その右隣に郵便局があります。

入り口は、郵便局のさらに右隣にあります。床に大きく表示されているのでわかりやすいですね。早速入ります!

中のカウンターで受付をします。事前にWebで予約をしているので、名前を伝えると準備してくれます。

こちらが男性エリアのフロアマップ。定員は男性101名、女性63名と余裕のある造りとなっているのがわかります。

わかりやすいようにエリアごとにローマ字が振られています。受付で説明を受け、貴重品ボックスの鍵がついたリストバンドや寝室エリアに進むためのカードキーを受け取ってアサインされたブースまで移動します。

このドアの先が「キャビンルーム」という、寝室エリアです。ファーストキャビン全体が航空機の機内のようなコンセプトのため、”Welcome Aboard”の表示も楽しいです。

通路はこんな感じ。すでに寝ている人もいるため、図書館のように静かな空間です。スーツケースを転がす音が目立つくらいですので、友人と利用する際などは話し声に気をつけた方がいいです。

今回泊まったのがこちら。ベッドの上には「キャビンウェア」という通気性のある上下セットの寝間着やタオル、歯ブラシなどが置いてあります。

部屋と通路を仕切るのは、こちらのアコーディオンタイプのカーテン。硬くしっかりした造りで、マグネットで止まります。

部屋の中から通路側を見ると、こんな感じ。カーテンの裏にテレビが設置されています。

テレビ用のヘッドフォンや使い捨てスリッパ、ティッシュボックス。カードキーと貴重品ボックスの鍵も並べてみました。

貴重品ボックスはベッドの下にあるので、財布やパスポートなどはしっかりここにしまっておきます。

ちなみにビジネスクラスキャビンはこんな感じでした。

そのほか、マッサージチェアもありました。

こちらはコインランドリー。洗濯200円、乾燥100円と通常価格。


自販機コーナーも充実していました。

寝室ゾーンでの飲食は不可なので、飲食は入り口近くにあるラウンジを利用することになります。ちなみに、ラウンジはキャビンウェアのまま入室OKです。

泊まってみた感想

ここしょーが泊まったときは8月だったのですが、まず冷房がめちゃくちゃ効いていました。どちらかというと暑がりですが、それでもちょっと寒いくらいでした。

あと、とにかくベッドか固かったです。掛け布団も薄く、寝心地としては正直あまりよくありませんでした。

アメニティは充実している印象でした。上下セパレートタイプの寝間着や歯ブラシ、バスタオル、フェイスタオルが揃っているほか、シャンプー、リンス、ボディソープ、化粧水、綿棒、ドライヤーは備え付けで、手ぶらでも問題ありません。オプションでは、ひげそり100円、ブラシ50円、追加タオルセット100円でした。

また、寝室エリアはカーテンで仕切られているとはいえ共用なので、いびきや荷物をあさる音、おなら、テレビをそのままつけちゃう人の音などの騒音が結構気になります。そのため、耳栓は無料でもらえます

共用という特性上、スマホのアラームは使用禁止です。そのかわり、受付に時間を指定してモーニングコールをお願いすれば直接起こしに来てくれます。翌早朝からフライトを入れているなど寝坊できない場合はお願いしておくといいかもしれません。

全館禁煙ですが、ラウンジ内に喫煙ブースがあります。通話ブースもあります。また、管内全エリアで無線LANが利用できます。

全体的には、ホテルに比べると多少の不便はあるものの、安く気軽に泊まれる「寝る場所」と割り切れば十分だと思いました。

 

羽田空港第1ターミナルを利用する際は、是非参考にしてみてください^^

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東京都の下町生まれ、都内暮らし中のアラサー会社員。2017年にANAのSFC、18年にJALのJGCを取得しました。19年はANAダイヤ継続修業を43日間で達成。ドローン操縦士資格も保有し、面白いことにつなげたいと思っています。

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