伊丹空港に続き、2019年2月7日に福岡空港のANAラウンジがリニューアルオープンしました。それに伴い、福岡空港に新たに国内5か所目となるANAスイートラウンジが設置されましたので、早速行ってみました。福岡名物のスイーツが提供されていて、とっても居心地がよかったです!
ラウンジ直結型のプレミアムチェックインが新設
地下鉄で福岡空港に到着して1階に上がると、チェックインカウンターがあります。
こちらは2018年6月にリニューアルされました。
羽田、新千歳に続いて3空港目となる自動手荷物預け機”ANA Baggage Drop”を導入。
国際線乗り継ぎカウンターはここに優先カウンターがありました。国内線のプレミアムカウンターは撤去され、ラウンジ直結の室内型チェックインカウンターと保安検査場が一体となった”ANA PREMIUM CHECK-IN”が2階に新設されました。
右のエスカレーターから2階に上がります。
エスカレーターを上がるとすぐ近くに新設されていました。一般の保安検査場は少し歩いた先にあるようです。
こちらが専用チェックインの入り口。中にはチェックインカウンターのほか、保安検査場が2レーンあります。ちなみに真隣にはライバルJALのDP専用保安検査場が鎮座し、入り口に立つ双方のスタッフさんが静かに火花を散らしています(のように見えました笑)。
ちなみに福岡空港はまさに今改装中で、所々工事中の様子がうかがえました。当初の再整備計画では、2020年夏頃まで改修が続くようです。
スイートラウンジとANAラウンジの入り口は一緒
保安検査を済ませると、搭乗口に続くドアとラウンジに向かうエスカレーターに分かれます。
エスカレーターで3階に上がります。
この景色、伊丹空港や新千歳空港との既視感を覚えます。建築家の隈研吾氏監修によるラウンジ改修計画シリーズの一環だからでしょうね。2017年9月の新千歳空港が第1弾で、「一期、一会」をコンセプトに木目調のラウンジが次々誕生します。伊丹空港に続き、福岡空港は第3弾。2月28日には、第4弾として那覇空港のスイートラウンジがリニューアルします。
こちらが受付。写真奥がANAラウンジ、手前右側がスイートラウンジの入り口です。カウンターは車いすの方にも対応できるよう、2段になっています。
ラウンジリニューアル記念ボトルの水が置いてありました。伊丹、福岡、那覇の名が入っているので、使い回せる仕様です^^
伊丹に続き、こちらもコチョウランだらけ。おめでたい。
早速入室してみます!
スイートラウンジは72席で大きな窓が特徴
伊丹空港のスイートラウンジと同じく、入り口付近にコンシェルジュカウンターがあります。
ここでもプレミアムクラスへのアップグレードや遅延・欠航時の対応を依頼することができます。
大きな窓から駐機場が見えるつくりが特徴で、訪問したこのときもやはり窓席が人気でした。面積は約500平方メートル。天井が波のようになっているのは、伊丹空港のラウンジと同じく飛行機のフラップをイメージしています。
窓席からは飛行機が近くに見えます。これぞ空港ラウンジ、といった感じですね。
座席数は数えたところ、72席。1人掛けソファ席は人目が気になりにくいよう、真正面を向かないよう斜めに配置されています。
奥には横1列のソファ席も。こちらも伊丹空港のラウンジ同様、中央のテーブルに緑が添えられていてゆったり落ち着ける空間に仕上がっています。
各席にコンセントと給電用USBが設置されているので、PC作業やスマホの充電もできます。
地域性を発信する伝統工芸品も
伊丹空港のラウンジと同じく、福岡空港のラウンジにも地域性が表れた伝統工芸品が展示されています。
福岡の「博多人形」「高取焼」、佐賀の「白瓷(はくじ)」とのこと。博多人形の存在感がすごいです。笑
太宰府名物・かさの家の「梅ヶ枝餅」がフードサービスの目玉
ここのラウンジで提供が始まるまでここしょーは知らなかったのですが、福岡・太宰府名物の「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」というものがあるそうです。お土産としても人気があるようで、アツアツにして食べるものなのだとか。
提供は午前9時半~とのことで、この日は早かったのでまだ提供されていませんでした。「1人1つ」との制限がありますね。
公式HPによると、5個600円で販売されているようです。1個120円。
(引用元:http://www.kasanoya.com/umegaemochi.html)
野暮ですが1個120円という計算。羽田空港スイートラウンジで提供されているクリスピークリームドーナツは1個150円が定価なので、1人1つの制限はコスト的な要因というよりは仕入れ面での制約なのかもしれませんね。
また、千鳥屋の「あまおうショコラどら焼き」も3月31日までの期間限定で提供されています。千鳥屋とは、江戸時代の1630年に佐賀県で生まれたお菓子屋がルーツで、昭和に入ってから福岡県で広がったまさに地元の菓子屋。本社は福岡市で、現在は福岡県内に36店舗、佐賀と沖縄に1店舗ずつ構えています。
100%福岡市産のあまおういちごで作った甘酸っぱいいちごあんが中に入っていてとてもおいしかったです。こちらも1人1つまで。定価は1つ200円ということで、ラウンジで食べられるのは嬉しいですね。撮影時はあと1個しか残っていませんでしたが、すぐに補充されました。しかし、このサイズのトレーに補充されたのは3個。補充も個数を絞って1日を通して提供できるよう調整しているようです。大量に補充したら、2、3個カバンに忍ばせる不届き者が現れないとは限りませんからね。
さらに、同じく千鳥屋から「チロリアン」というお菓子もありました。公式HPを引用します。
新鮮なミルクとバターをたっぷり使いチロル伝統のレシピでサクっと焼き上げた軽い食感のロールクッキーに千鳥屋オリジナルの口どけなめらかなクリームを入れた高原銘菓チロリアン。(中略)1962年の発売時より、多くの方に親しんでいただいてまいりました千鳥屋の代表作です。
(引用元:https://www.chidoriya.co.jp/item/tirolian.html)
本来は4種類の味があるようですが、この時はストロベリー味1種類が提供されていました。
このほか、おなじみのパンやいなりずしなども提供されていました。
みそ汁と、枝豆のスープもありました。
4種類のビールや地酒が楽しめる
続いてドリンクをチェックします。
ビールサーバーは4種類の銘柄を揃えています。アサヒ、エビス、キリン、サントリーのいずれもプレミアム銘柄です。伊丹空港のスイートラウンジと同じですね。サントリーのハイボールサーバーもあります。
特徴的なのがこちら。芋焼酎と米焼酎の鹿児島産ブレンド酒「晴耕雨読」と、おなじく鹿児島産の芋焼酎「あらわざ桜島」が提供されています。ここしょーは焼酎は苦手ですが、好きな方には嬉しいのではないでしょうか。ここにも九州の玄関口である福岡の地域性が表れていますね。
ワインやウイスキーも揃っています。
おかきはすくう方式ですね。
野菜ジュース、トマトジュース、牛乳はしっかりそろっています。ウイスキージョッキもあり、下段には先ほどのボトルウォーターも冷やされていました。
スイートラウンジおなじみのジョージスチュアートティーもしっかりあります。
ソフトドリンクはサントリーではなくコカ・コーラ製。青汁もしっかりありました。
新聞ラックやトイレもピカピカ
新聞、雑誌コーナーも見てみます。
訪問したのが朝だからでしょうか、整然と並んでいてとてもキレイです。
伊丹空港スイートラウンジ訪問記で言及しましたが、使用済み食器が目につきにくいように配慮された配膳台は福岡でもそうなっていました。
トイレもキレイそのものです。
オープンからまだ日も浅いということもありますが、これからも清潔さをキープしていただきたいです。
利用基準
最後に、入室条件。福岡空港を含めた5か所の国内線のANAスイートラウンジは、ダイヤモンド会員+同行者1名もしくはライフタイムマイル200万マイル以上貯まった方に贈られる「ラウンジアクセスカード」の保持者+同行者1名のみ入室できます。ダイヤ修行をしなくても、知り合いのダイヤモンドメンバーと一緒なら、行き先が違っても入室できます。
新しくなった福岡空港のスイートラウンジ、訪れる機会があったら是非福岡のご当地スイーツを味わいながらくつろいでいただきたいです^^
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