得する生活術

アメックスプラチナFHRの無料版!? 「Virtuoso」の魅力と使い方

こんにちは、ここしょーです。旅行好きで、飛行機やホテルが好きで、なによりお得な情報で特別な特典を得られた時の幸福感がたまらなく好きです。今回は、ホテル予約にまつわるお得情報を解説していきます。アーリーチェックインやレイトチェックアウト、2人分の朝食無料、ルームアップグレードなどがすべて「ほぼ無料」でつけられるとしたら……?今回は、そんなサービスをご紹介します。

アメックスプラチナFHRの無料版?

アメックスプラチナには、とても強力な特典があります。その名も、Fine Hotels & Resorts、通称FHRです。アメックスプラチナを保有すると、ホルダー専用のページから対象ホテルを公式価格とほぼ同額か数千円程度プラスで予約でき、以下の特典を享受できます。

FHRの特典一覧

▽アーリーチェックイン*
▽ルームアップグレード*
▽朝食2名まで無料
▽Wi-Fi無料
▽レイトチェックアウト16時確約
▽ホテル独自特典(多くはUSD100クレジット)
*は空室状況による

ホテル独自特典はホテルによって異なりますが、多くのホテルでは、館内のスパやレストラン、ショップやルームサービスなどで使える100ドル相当のクレジットがもらえます。クレジットは、部屋付けにした料金から最大100ドル分引いてくれるというもの。なので、室料自体を値引きするような使い方はできません。

使えるホテルは国内外の最高級クラスに限られているため、たとえばヒルトンブランドではコンラッドは対象ですが「ヒルトン」は対象外です。

FHRについては、以前こちらのページでまとめています。

アメックスプラチナのFHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)で高級ホテルにお得に泊まろう
60以上の魅力的な特典を誇るアメックスのプラチナ・カード。

アメックスプラチナは、このFHRの特典がとても強く、「これがあるから保有し続けている」という方も多いでしょう。実際、ここしょーも年間14万円近い(今は値上げして16万5000円)年会費を支払ってでもアメックスプラチナを保有し続けていた大きな理由の一つが、このFHRでした。

しかし、コロナ禍でアメプラの他のサービスが廃止または低下していき、自分の中で「年会費を上回る魅力はなくなってしまった」と判断したため、値上げの直前に解約しました。

そして、FHRに変わる似たようなサービスが何かないかなと調べる中で見つけたのが、今回ご紹介するVirtuosoです。これ、すごいのは、FHR同様、ほぼ同額か数千円程度プラスで特典を受けられるんです。詳しい内容は次項に譲りましょう。

Virtuosoとは

まず、Virtuosoは「ヴァーチュオソ」と読みます。クラシック音楽界では「ヴィルトゥオーソ」と読み、音楽の演奏で卓越した技術を持った人を指すイタリア語ですが、そこから取った名前なのでしょう。

世界約50か国に2万⼈を超える「トラベルアドバイザー」と呼ばれる旅のプロが携わり、最高級クラスのホテルやクルーズ、プライベートジェットなど、2200以上の企業・団体が加盟するネットワークで運営されています。本部機能はアメリカにありますが、海外拠点も多いそうです。

トラベルアドバイザーはVirtuosoに直接雇用されているわけではなく、Virtuosoのネットワークによって、アドバイザー志願者と各国の高級旅行代理店とをつなぐ役割を担っています。

詳しい仕組みはさておき、簡潔にまとめると、「Virtuosoのトラベルアドバイザー経由でホテルを予約してもらうだけで、FHR級の特典が無料または数千円程度の上乗せでついてくる」というものです。

具体的に、昨年夏にここしょーがVirtuosoを利用して宿泊した「マンダリンオリエンタル台北」を例に見てみましょう。

大人2人、2025年4月12日―13日の1泊2日で比べてみます。

こちらは公式サイト。一番安価な「デラックスルーム」の場合、ベストレートはTWD13000(=約61000円、記事執筆現在のレートTWD1=4.7円)です。ちなみに、朝食付きにするとTWD14900と書いてありますね。

ラウンジにアクセスできるクラブデラックスはTWD18000です。

続いて、Virtuosoのサイト。

全く同じです。デラックスはTWD13000、クラブデラックスはTWD18000と出てきます。

なお、いずれも室料のみの表示で、ここに税サが足されるので、実際に支払う額は次の通りです(デラックスルームを例に見てみます)。

【公式サイト】

【Virtuoso】

いずれも全く同じ、TWD15015でした。

そして、Virtuosoを通してマンダリンオリエンタル台北を予約するとどんな特典がもらえるか。それは、以下の通りです。

Virtuosoの特典

⋆1ランクルームアップグレード*
⋆2名までの朝食
⋆滞在中にホテル内で利用可能なUSD100相当のクレジット
⋆アーリーチェックインおよびレイトチェックアウト*
⋆無料Wi-Fi
*ホテルの空室状況によっては保証できないこともあります

そう、まさにFHRとほぼ同じ特典を享受できるのです。異なる所といえば、「レイトチェック16時確約」が空室状況による、ルームアップは1ランク、という部分でしょうか。

ちなみに、マンダリンオリエンタル台北の場合、クラブフロアに宿泊すると朝食は2名まで無料になり、最大16時までのレイトチェックアウトが受けられます(空室状況による)。さらに、無料でなれる「ファンズオブM.O」会員に登録すれば、予約時に以下のサービスから2つ選ぶことができます。

*マークがあるものは設定数に限りがあるので選べなくなるときもありますが、確約です。ですが、2つまでしか選べないので2人分の朝食をつけたらアーリーチェックインもレイトチェックアウトもルームアップグレードも受けられません。

しかし、Virtuosoを通せば値段が変わらずに前述した特典を受けられるので、使わない手はありません。100米ドルクレジット(約1万5000円相当)が付いてくるんですもんね。お得でしかありません。

さらにVirtuosoが優れているのは、FHR同様、ホテルのメンバーシップと紐付けて予約できる点と、2日前まで無料でキャンセル可能な点です。ホテルのメンバーシップと紐付けて予約できることで、エリートステータスを保有していればその特典も併用できますし、宿泊実績も加算されます。

ちなみに、Virtuosoを使ったマンダリンオリエンタル台北の宿泊記は、以下の記事にまとめています。

マンダリンオリエンタルホテル台北宿泊記
しばらく本業がバタバタしており、ブログの更新ができなくなってしまっていました。お久しぶりです、ここしょーです。コロナ禍で抑制されていた人の動きは今や活発となり、すっかりコロナ前の雰囲気に戻りましたね。

繰り返しになりますが、支払う金額は同じです。知っているか知らないかで、こんなに待遇が違うのです。

日本国内の加入ホテル

では、他にどういったホテルで利用できるのでしょうか。身近な日本を例に見てみましょう。

記事執筆現在、34か所のホテルがVirtuosoに加盟しています。

Virtuoso加盟ホテル(日本)

・アマネム
・アマン京都
・アマン東京
・ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ
・アンダーズ東京
・ブルガリホテル東京
・コンラッド大阪
・コンラッド東京
・フォーシーズンズホテル京都
・グランドハイアット東京
・ハレクラニ沖縄
・ホテルニューオータニ エグゼクティブハウス 禅
・HOTEL THE MITSUI KYOTO
・ハイアットリージェンシー京都
・ジャヌ東京
・マンダリンオリエンタル東京
・城崎温泉 西村屋本館
・パレスホテル東京
・パークハイアット京都
・パークハイアット ニセコ HANAZONO
・パークハイアット東京
・ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
・シャングリ・ラ東京
・ザ・キャピトルホテル東急
・The Okura Tokyo
・ザ・ペニンシュラ東京
・ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
・リッツカールトン京都
・リッツカールトン日光
・リッツカールトン大阪
・リッツカールトン東京
・セントレジスホテル大阪
・東京エディション虎ノ門
・W大阪

以上となります。やはり若干FHRとラインアップが異なる部分もあるかと思います。日系ホテルや旅館も加盟しているのは面白いですよね。

ハレクラニ沖縄は2023年6月に加盟しましたが、①ルームアップグレード②アーリーチェックイン③レイトチェックアウト④1部屋につき2人まで朝食無料⑤ウェルカムアメニティ⑥100米ドルクレジット(①②③は空室状況による)――の特典が受けられます。

総支配人の吉江潤氏は「ヴァーチュオソは、完全紹介制の世界的トラベル・ネットワークであり、旅⾏者と、私たちメンバーをつないでいますが、厳しい基準をクリアしこのネットワークに加盟できたことは本当に光栄です」と述べています。そう、どのホテルでも加盟できるわけではないのがポイントです。

日本の加盟ホテルをご覧いただいてもわかると思いますが、やはりFHRと同様、対象ホテルは高級ホテルばかりです。そのため、利用者もある程度ホテル慣れした中間層~富裕層が多いです。Virtuosoのネットワークでは、こうした「上客」と「良質(かつ高単価)なホテル」を結びつける役割を担っており、その誘因力の源が、こうした特典なのです。

利用方法

では、どうやって予約するのか、解説していきます。以下、PCページで説明しますが、スマホからでもOKです。

まず、Virtuosoの公式サイトにアクセスしましょう。

右上の「Search」(虫眼鏡のアイコン)を押して、行き先の国を英語で入力してみましょう。

「Japan」と入力し、検索結果から「Japan」を選択します。

遷移したページを少しスクロールし、ホテルを選択します。

すると、対象のホテル一覧が出てきます。気になるホテルがあれば、「More Details and Photos」を選択してみましょう。

すると、そのホテルの様々な情報が出てきて、中段のところにVirtuosoを通して予約した時に受けられる特典の一覧が書かれています。英語が苦手な方は、Google翻訳などを使ってもOKです。

コンラッド東京の場合も、先ほどと同じ内容ですね。たしかFHRのコンラッドはUSD150だった記憶があるので(今も継続しているか不明)、アメプラホルダーの方はFHRと見比べてみてより条件の良い方で予約する、という使い方もできちゃいます。

価格を調べたいときは、アドバイザーの写真の下にある「Check Rates and Availability」を選択します。

あとは部屋ごとの料金を見て、アドバイザーに予約のメールを送れば完了です。

Virtuosoでは担当のアドバイザーが付く(変更も可能)ので、一度予約してしまえば、2回目からは同じアドバイザーに依頼できます。

予約するボタンを押すと、2回目からはこのようにすべて自動でタイトルとメッセージが入力され、このまま送信ボタンを押すだけで依頼できます。あとはアーリーチェックインやレイトチェックアウトの時間の希望などを、直接アドバイザーとのメールでやり取りする形となります。

初めての方は、無料の会員登録が必要です。会員登録後、表示されるアドバイザーを見て、依頼する人を決めたら表記のアドレスまでメールを送りましょう。

Virtuosoのメリット・デメリット

ここまで読んでいただいた方はすでにおわかりだと思いますが、Virtuosoのメリット、デメリットを整理します。

メリット

・公式サイトと同一か数千円プラス程度で予約できる
・アーリーチェックインやUSD100クレジットなど様々な特典を受けられる
・アメプラのFHRの代わりとして大体は使える
・ホテルのメンバーシップと紐付けられ、宿泊実績やメンバー特典も併用可
・宿泊2日前までキャンセル無料

デメリット

・ページがすべて英語
・アドバイザーとのやり取りが必要
・キャンセルもアドバイザーに連絡が必要

こんな感じです。アメプラの年会費を考えれば、FHRの大部分を補完できるサービスなので、多少の苦労は甘受しなければなりません。

でも、安心してください。アドバイザーには、日本の方もいます。このサービスを使う大きなポイントは、「日本人のアドバイザーを選ぶこと」、これに尽きます。

なぜなら、外国人の場合はメールが全然返ってこないからです(笑)

一方、日本の方であればメールも日本語でやりとりできますし、返信も早いです(人にもよるかもしれませんが)。

アドバイザーの探し方

このブログで私のアドバイザーを公表してしまうとその方に迷惑がかかってしまうので控えますが、簡単に検索できるので以下に示します。

まずはアドバイザーカタログのページに飛びます。

続いて、左端の「Languages」(言語)の「View all」を押して、「Japanese」→「Apply」の順に選択します。

すると、日本語で対応可能なアドバイザーが出てきます。日本人の方もいれば、外国人の方もいます。ここから選べば間違いないと思います。それぞれ、得意とするエリア・国もありますので、合わせてチェックしておきましょう。「Destinations」と書いてあるところがそのアドバイザーが得意とする地域です。

万一メールを送って数日経っても返事がない場合は、別のアドバイザーに送ってしまいましょう。

やりとりの一部ですが、アドバイザーからの返信に対していくつか確認事項に答えると、予約をしてくれます。

日本語だと安心感がありますよね。

アドバイザーの方は旅のプロなので、オススメの観光地やガイドに載っていないようなグルメの名店など、気になることを聞いてみてもいいでしょう。

是非みなさんも使ってみてください!

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空の旅オススメアイテム!

空の旅をより快適に過ごすためのオススメアイテム、「イヤホンアダプター」をご存じですか?

機内に用意されている音楽や映画などのエンタメプログラムを楽しむためには、イヤホンが必要です。イヤホンアダプターを使うことで、機内備え付けのノイズ軽減機能のないイヤホンではなく、普段自分が使っているイヤホンを機内でも利用できるようになります

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東京都の下町生まれ、都内暮らし中のアラサー会社員。2017年にANAのSFC、18年にJALのJGCを取得しました。19年はANAダイヤ継続修業を43日間で達成。ドローン操縦士資格も保有し、面白いことにつなげたいと思っています。

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