こんにちは。ここしょーです。2017年にANAのSFC修業を解脱、勢いでANAのダイヤ修業、JALのJGC修業も解脱してしまったここしょーですが、解脱後は本当に快適な空の旅を楽しむことができています。さて、効率よい解脱を求める修業僧に人気の路線が、シンガポール・チャンギ空港を短時間滞在して日本に戻ってくる「SINタッチ」ですが、このたび入国しないSINタッチの新しい方法ができましたので、2019年以降に修業される方の参考になればとの思いでまとめてみます。
入国しないSINタッチの方法を見つけたのは失敗経験から
ここしょーがSFC修業を行った2017年6月頃には既に、ネット上に”SINタッチ”のブログ記事が複数存在しました。SINタッチで稼げるプレミアムポイント(PP)の紹介記事や、オススメの乗り継ぎ便を紹介するサイト、単純往復に加えて前後に沖縄を絡める”OKA-SINタッチ”の紹介記事などなど。
ここしょーも実際にこれらの記事を読んでSINタッチを修業に取り入れました。ですが、1回目のSINタッチの際、シンガポールでの入国審査で大変怖い思いをしてしまいました。。そのときの顛末をまとめた記事がこちら。
SINタッチ修行でやらかした!入国審査失敗談
あぁ、懐かしいけど思い出したくない。笑
この経験から、2回目のSINタッチでは「何とか入国せずに日本に帰れないものか」という考えが浮かびました。
入国しないSINタッチの需要は大きかった
しかし、ネットで「入国しない SINタッチ」などと打って調べてみても、めぼしい情報は全くヒットしませんでした。
「そうだよなぁ、修業でもせっかくシンガポールに行くんだから、ホテル泊まって軽く観光もして楽しむのが普通だよなぁ」と考え、入国せずにタッチした経験談探しは諦めることにしました。
そこで、ANAのデスクに恥を忍んで電話をし、何とか入国せずに帰る方法はないか教えてもらいました。その内容をまとめたのが、こちらの「入国しないSINタッチ攻略法」の記事です。
入国しないSINタッチ攻略法
こちらの記事を公開するまでは記事数も40に満たない程度で、サイト開設から3か月も経っていないような弱小サイトでしたが、公開直後にPVの数値が跳ね上がり、twitter上でもリンクを貼って紹介していただく方が何人もいらっしゃいました。
コメントも多く寄せていただき、それらを読ませていただいたときに「入国しないSINタッチって思ったより需要があったんだな」と率直に驚きました。同時に、自分の経験談をブログにして発信することで、読んでくれた方の一部にでも役立てているということに嬉しい気持ちがしました。
これからも、自分の経験を大切にして、極力経験から得られたことをありのままに記事にして発信していきたいな、と思っています。
新・入国しないSINタッチ攻略法
と、前置きが長くなってしまいました。
さて、本題ですが、このたび入国しないSINタッチ攻略法の新しいやり方ができました。それをこれからまとめていきます。
入国しないSINタッチの条件は変わらない
まず、入国しないSINタッチを行うのに必要な条件はこれまでと変更ありません。
①受託手荷物がないこと
②往路便の到着時間と復路便の出発時間が24時間以内
③事前にオンラインチェックインを済ませておくこと
の3点ですね。
入国しないSINタッチを行う場合は、スーツケースなど預ける必要のある大きな荷物は持たないようにするなど、3つの条件を確実に守りましょう。
オンラインチェックインの方法
ANAの国際線では、出発する空港のチェックインカウンターで長い行列に並び、多くの時間をかけてチェックイン手続きするのを避けるため、事前にオンライン(インターネット上)でチェックインできるサービスがあります。
これをオンラインチェックインと呼びます。
オンラインチェックインを済ませていて、かつ預ける荷物がなければ、チェックインカウンターの長い列に並ぶことなく直接保安検査場に向かってOKという、非常に便利なサービスです。
オンラインチェックの具体的な流れは、こちらの図をご覧下さい。
(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/checkin/online-checkin/#anchor013)
まず、国際線の航空券を購入すると、ANAのサイトから予約を確認することができます。予約確認画面では「パスポート情報」や「メールアドレス」などの必要事項を入力する画面が確認できます。このとき、パスポート情報は空欄になっていると思いますので、間違えないように入力してください。
また、予約時に座席指定をしていない場合は、この時に合わせて座席指定も済ませて下さい。
すべて入力が終わると、予約確認画面に次のような表示が出ます。
「オンラインチェックインの準備が完了しています。」と表示されています。
この表示が出れば、事前準備は完了です。あとは出発の24時間前になると自動でオンラインチェックインが行われ、登録しているメールアドレスにメールが届きます。
それがこちら。以前の画像ですが、”Boarding Pass”の表記の下にQRコードが記されています。これを「モバイル搭乗券」と呼びます。
出発空港に着いたら、直接保安検査場に行き、入り口でこのQRコードを「ピッ」とかざせば問題なく通れます。さらに搭乗ゲートでもう一度「ピッ」とかざして搭乗します。
オンラインチェックインは紙を必要とせず、すべてスマホで完結してしまう大変便利なサービスです。
モバイル搭乗券がシンガポールでも使えるようになった!
この便利なモバイル搭乗券ですが、実は対象空港が限られています。対象外の空港に旅行に出かけるときは、日本から出発する時は使えても、帰国便の時は使えないという状態になり得るのです。
そして、シンガポールのチャンギ空港は、これまでモバイル搭乗券「対象外」の空港でした。そのため、従来の入国しないSINタッチ攻略法では、「チャンギ空港の乗り継ぎカウンターで紙の搭乗券を発券してもらう」というやり方をとっていました。
しかし、今後はモバイル搭乗券がチャンギ空港でも使えるようになったため、オンラインチェックインを確実にしておけば、帰国便の出発24時間前に自動でQRコードつきのモバイル搭乗券がメールで送られてくることになります!
(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/checkin/online-checkin/#anchor005)
実は、以前は対象外だったシドニーも、同じくモバイル搭乗券が使えるようになっています。
基本的には日本出発前に帰国便のモバイル搭乗券が送られてくる
ネット環境が日本国内と同じには考えられない海外ですが、基本的には往路便(日本出発便)の搭乗前に、帰国便(シンガポール出発便)のモバイル搭乗券が送られてくるという認識でOKです。
モバイル搭乗券が送られてくる時間についてのイメージ図をまとめてみました。
上記イメージ図のダイヤは2018年10~11月期のものを使用しています。日付は便宜上付けているため、日付と便名の時間が実際とは異なる場合があります。
モバイル搭乗券の受信は出発の24時間前です。つまり、「行きの便の出発時間から24時間後の間に帰国便が出発する旅程」であれば、帰国便のモバイル搭乗券も日本を発つ前に受信できます。
入国しないSINタッチには、「往路便の到着時間と復路便の出発時間が24時間以内」というルールがありますので、基本的には日本出発前に帰りのモバイル搭乗券も届くという認識で問題ありません。
届いたらスクリーンショットをしておこう
モバイル搭乗券はメールで届きますが、インターネットにつながっていないとうまく表示できない場合があります。そのため、帰国便のモバイル搭乗券が届いたら、日本にいるうちにスクリーンショットしておきましょう。そうすれば、シンガポール到着後にネット環境がなくても、ラウンジの受付や帰国便の搭乗ゲートでQRコードを表示させることができます。
帰りのモバイル搭乗券が届かない場合は乗り継ぎカウンターを利用しよう
まず、帰国便の出発時刻の24時間前に帰りのモバイル搭乗券が届いているか確認しましょう。
そして万が一届かない場合は、まずはANAのマイページから予約確認をしてみましょう。「パスポート情報」や座席指定など、必要な情報がすべて入力されているか確認します。
「オンラインチェックインの準備が完了しています」「オンラインチェックイン完了」などと表示されているにも関わらずメールが届いていない場合は、登録してあるメールアドレスが正しいか、また迷惑フォルダに入っていないか確認します。
それでも解決しない場合は、ANAのデスクに電話するか、日本出発前に空港のチェックインカウンターで聞いてみましょう。
また、座席のアップグレード空席待ちの状態が続いている場合もメールが届かないことがあります。これは、当日カウンターに寄ってもらい、当日の空席状況に応じてアップグレード可否の判断を行うためです。その場合は、以下の図で示した「乗り継ぎカウンター」で発券することが可能です。
「シンガポールに到着してからスマホが壊れてしまった(紛失してしまった)」などのトラブル時にも、落ち着いて乗り継ぎカウンターに行き、従来通りEチケットの控えを見せて紙の搭乗券を発券してもらいましょう。
これらをイメージ図にまとめてみました。
実際のチャンギ空港の構造とは一部異なります。
乗り継ぎカウンターでの発券は、いざという時の保険になりますので、従来通りEチケットの控えは持っておくことをオススメします。
モバイル搭乗券が利用できない方
次に該当する方は、モバイル搭乗券が利用できませんので、その際は従来通り乗り継ぎカウンターで紙の搭乗券を発券してもらいましょう。
(1)2歳未満の幼児と、幼児をお連れのお客様(2)日本発着路線が他航空会社運航のコードシェア便の場合(3)診断書をお持ちのお客様(4)大型手荷物持ち込みなどにより追加で座席をご購入のお客様(5)ロンドン/パリ発日本行きの便をエコノミークラスからビジネスクラスへアップグレード済みでイギリス航空旅客税/フランス国際連帯税が課税対象旅程のお客様(6)米国行きの便をご利用のお客様で、米国入国書類としてビザをご利用のお客様 *1(7)事前座席指定が利用できない運賃で航空券をご購入いただいたお客様(旅行会社でお申し込みいただいた場合など) *1(8)ANAグループ運航の国際線を他航空会社便名でご予約・購入いただいたお客様(航空券番号が必要) *1(9)座席を保有する2歳未満の幼児を含むご予約の場合 *2*1オンラインチェックインはご利用いただけますが、オートチェックイン機能はご利用いただけません。*2オートチェックイン機能をご利用いただくには、お電話でANAにご連絡ください。※その他、システム事由などによりオンラインチェックインができない場合があります。空港にてお手続きください。(引用元:https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/checkin/online-checkin/#anchor005)
従来通りの方法ももちろん可能
「QRコードとかスクリーンショットとか、もうネットなんて煩わしい!!」という方は、従来通りEチケットの控えを印刷しておき、チャンギ空港の乗り継ぎカウンターで紙の搭乗券を発券してもらう方法でももちろんOKです。
モバイル搭乗券を往復とも使えば、乗り継ぎカウンターに寄る必要もなく、ラウンジにも画面を見せるだけで簡単に入室できるので、とても便利だと思います。
一方で、慣れない操作を不安に感じる方にとっては、紙で行動されるのもそれはそれでいいことだと思います。
ぜひ、お好きな方法で入国しないSINタッチを楽しんでみてください!
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こんにちは。
2019.02.01
明日ダイアモンド維持修行にシンガポ-ルに行きます。モバイル搭乗券使える様になったんですね。
今日までトランスファ-デスク開くの待つか日本で発券するかでしたがモバイル搭乗券が利用出来ればストレス無く修行出来そうですね。
情報有難うございました。
コメントありがとうございます。モバイル搭乗券が使えるようになり、とても便利になりましたね。私も先日モバイル搭乗券でSINタッチしてきましたが、トランスファーデスクに寄る必要がなくなりとても利便性が向上したと感じました。ダイヤ維持修行、一緒に頑張りましょう!^^