JAL国内線のほぼ全路線をいつでも片道3000マイルで乗れてしまうというチート級カード「JALカードnavi」ですが、その特典の強さゆえに、発行できるのは「18歳以上30歳未満の学生」との縛りがあります。ここしょーも2019年、29歳の時に発行し、その際に1年だけでなく4年間有効であることを確認しました。そして、2023年3月に期限切れを迎えるのですが、その際に更新ができるのかどうかが今回判明し、無事に更新することができましたので、経緯を記したいと思います。
カードの特長と発行条件
お得すぎるがゆえに発行できる人が限られるJALカードnaviについては、以下の記事で詳しくまとめています。
【JGCダブル保有可能!】学生専用JALカードnaviを社会人が放送大学に入って発行した話
こちらでもまとめているように、JALカードnaviの特長は以下の通りです。
①在学中の年会費が無料
②JAL国内線ほぼ全路線が片道3000マイルで搭乗可能
※国内線旅客施設使用料(PFC)別途必要
③国際線特典航空券もほぼ半額マイル
④マイル有効期限撤廃
⑤JGCとダブル保有可・特典も併用可
⑥国内旅行傷害保険/海外旅行保険 自動付帯
JALカードnaviというと国内線片道3000マイルの「減額マイルキャンペーン」ばかり注目されますが、年会費無料でJGCとも併用可能というのは、これは学生ならもう持たない選択肢はありません。
そして発行の条件は次の通りです。
①18歳以上30歳未満であること
②学生(大学院、大学、短大、専門学校、高専4・5年生)であること
③日本に住んでいて日本の銀行口座を持っていること
なお、①の年齢制限については「申し込み時点で」30歳未満であれば問題ありません。
そして②については、「放送大学の全科履修生」であれば、少なくともマスターカードはOKと確認済みであることを以前の記事でも書いています。VISAとJCBが放送大学を対象に含めているかは確認していません。
放送大学5年生に突入
通常の4年制大学では基本的に4年間で卒業を目指すのですが、通信制大学は必ずしも大学卒業(学士資格取得)を目指す人ばかりではありません。
(引用元:https://www.ouj.ac.jp/admission/gakubu/tuition/)
放送大学は教養学部の単科大学です。働きながら好きなタイミングで授業1コマから履修数を選ぶことができ、必修科目もありません。そのため、学士資格が取れる全科履修生では最大10年間在籍することができるようになっています。休学制度を活用すればさらに長期にわたり在籍できますし、10年経って期間満了除籍となっても3年以内であれば25%オフの入学金(1万8000円)で再入学することが可能です。
ここしょーは2023年4月から在籍5年目を迎えます。今のところは休学制度を利用していません。社会人学割ライフも5年目に突入するわけですが、ここでかねてから疑問だったのが「有効期限4年間のJALカードnaviは、5年目以降も更新可能なのか」という点です。
そこで、JALカードnaviの会員規約を見てみます。
第2条(会員資格)
2.navi会員の会員資格は、卒業予定年月の末日までとします。ただし、卒業年月を迎えた時点で、両社が審査のうえ、カード会員としての資格の継続を承認したときは、同種類の普通カード会員(以下「普通会員」といいます。)に自動的に切り替えるものとします。なお、普通会員に切り替える場合には、本特約の定めは適用されないものとします。
この規約だけを読むと、「更新時は普通カードに自動的に切り替えられる」となっています。
ただ、JALカードのFAQにはこんな記述もありました。
Q.「JALカード navi」に登録している卒業予定年月を延長したい。
A.卒業予定年月を変更する場合は、会員専用オンラインサービス「MyJALCARD 」から手続きをお願いいたします。
*なお学生である確認をさせていただく場合がございます。①会員専用オンラインサービス「
MyJALCARD」からの手続き
会員ログイン後、メッセージボックス内「ご卒業予定の皆さまへ」よりお手続きいただけます。
卒業予定年月が到来する約3カ月前に、「ご卒業予定の皆さまへ」を配信いたします。
メッセージが表示されていない場合には、会員ご本人さまより以下窓口へご連絡ください。(後略)
どうやら、卒業予定年月は変更できるようです。つまり、留年や休学など様々な事情で卒業時期が変更となる場合は、引き続き卒業までJALカードnaviを持てるということです。
FAQには「卒業予定年月が到来する約3カ月前に、『ご卒業予定の皆さまへ』を配信いたします」との表記もありましたので、その時期が来るまで待ってみることにしました。
ネットのみで簡単更新!
カードの有効期限が切れる前年の12月中旬に、MyJALcardのメッセージボックスに「ご卒業予定の皆さまへ」というメッセージが入っていました。クリックすると、次の画面が表示されます。
ポイントは、①証明書の提出をお願いする場合がある②卒業予定年月まで5年以上ある場合は最大5年後まで登録できる――ということでしょうか。さらに、卒業まで5年以上ある場合、次回有効期限が切れる際にもう一度更新の手続きができるという点も読み取れます。
なお、今回はJALカードnaviを発行してから4年を迎えた初更新ですので、5年後の日付を登録してみます。
進学というケースもあるため、改めて学校名を入力する必要があるようです。今回は引き続き放送大学に在学し続けますので、「放送大学」と記入しておきます。卒業年月は最大値の5年後となる「2028年3月」にします。
これで完了です。オペレーターと話す必要もなく、Web完結でとても簡単でした。画面には「返信用封筒で学生証のコピーなどの証明書を送ってくれ」と書いてありましたので、届いたら対応しようと思います。
と思ったら、2月中旬に突然カードが届きました! 期限も問題なく「2028年3月」となっていました。結局、証明書の提出も求められず、Webのみで更新できてしまいました。38歳までJALカードnaviを使えるようになりました。
再更新はどうなりそうか
29歳でカードを発行し、33歳まで4年間保有、その後更新して38歳までの5年間保有できるようになりました。では、その後の更新はどうなりそうでしょうか。
先ほどの更新手続き画面を見ると「次回(5年後)のお手続き:実際の卒業予定年月を登録してください」とあります。そこで5年後の年月を入力し、審査を仰ぐ形となります。
JALカードnaviを保有されている他の方の情報によると、1回目の更新はWebのみで完結し、2回目の更新時には学生証のコピーの提示を求められた、とのことでした。そのため、次回更新時はおそらく同様に証明書の提出が必要になるのかもしれません。
今まだ20代の方は、放送大学の学生になることでJALカードnaviを保有できる可能性が高いです。カード申し込みの判断や更新時の参考になれば幸いです!
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