こんにちは。ここしょーです。「クラブラウンジ」といえば、グレードの高いクラブフロアもしくは(クラブ)スイートルームに宿泊した特別な宿泊客だけが立ち入ることの許される、上質な空間です。ホテルチェーンの中には、ホテルのメンバーシップ制度で上級会員向けにもラウンジを開放しているケースもありますが、今回ご紹介するのは石川県の日系ホテル。純粋にクラブフロア以上に宿泊した客しか入ることができないのですが、その分フードサービスの取り合いで混雑することもなく、優雅な時間を過ごせるステキなホテルです。「売り物級のケーキ」「入手困難な生菓子」「ハーゲンダッツ」などが食べ放題で、「部屋に持ち帰りもOK」という異次元クラスのラウンジを持つ、石川県金沢市のホテル”THE HOTEL SANRAKU KANAZAWA”(ホテル山楽金沢)をご紹介します。
近江町市場徒歩1分の好立地
ホテル山楽は日系企業「ケン・ホテル&リゾートホールディング」(ケン社)が運営し、小規模かつ高級ホテルがコンセプト。ケン社と言えば、各地の「プレミアホテル」のほか、ヒルトン横浜やハイアットリージェンシー那覇などの運営を行う企業であることも知られています。
そんな中でも山楽は、京都や鬼怒川など全国に6か所あり、所在地域に見合った「しつらえ」、地域と融合する「伝統文化」、小規模だからこそ出来る「上質なサービス」、全国選りすぐりの食材とご当地食材が演出する「美食体験」の4つの価値を軸として、特別な滞在を提供しています。
ホテル山楽金沢は、「金沢市民の台所」として親しまれる人気観光地「近江町市場」から徒歩1分という好立地にあります。また、金沢城公園までも徒歩3分と、市内観光にぴったりの立地といえます。
部屋タイプは4種類
ホテル山楽金沢には、4種類の部屋タイプがあります。
最も安価なタイプのスーペリアクラス。
続いて部屋の窓から中庭が見えるガーデンクラス。ここまではラウンジアクセスはつきません。
その上が、ラウンジにアクセス可能なクラブレベル。
最も高価なスイートルームもラウンジアクセス付です。
宿泊するなら、ラウンジアクセス付がオススメですので、クラブフロア以上に泊まってほしいです!
ラウンジのすごさをご紹介しましょう。
売り物級のケーキと吉はしの上生菓子が揃うラウンジ
ラウンジに行くには、風流な中庭の見えるエントランスを左に向かってロビーを進んだ先にあります。
こちらがロビー。落ち着きを感じます。
こちらのエレベーターで2Fに上がります。この動線までも豪華なしつらえが目で楽しむことができて期待値が上がっていきます。
こちらがラウンジの入口。許された人しか入ることができません。
ラウンジは午後2時~午後9時の営業です。
ラウンジ内は大きく3区分に分かれていて、中央入口のコンシェルジュがいるエリア、入って左のアルコールなどがあるエリア、入って右のフードサービス台があるエリアがあります。座席数は72席。最も混むカクテルタイムの時間でも、ごちゃごちゃと混みあうことはありませんでした。上級会員へのラウンジアクセス権付与という特典がないため、管理しやすいのだと思います。
到着したその瞬間、午後2時から午後5時までは、「カフェタイム」が行われており、アフタヌーンティーを楽しむことができます。
こちらはケーキショップではなく、ラウンジです。1つ1つが売り物のレベルですよね。もちろん、すべて好きなだけ食べてOKです。
ピスタチオでつくられたおしゃれなケーキをいただいてみました。生地がしっとりとしていてピスタチオの風味とマッチし、「これ、ラウンジクオリティ超えてるよね…?」となりました。
泣く子も黙る、ザ・ショートケーキ。生クリームの鮮度がとてもよく、軽くてあっさりしていて生地とイチゴとの相性抜群でした。
こちらはフルーツタルト。小ぶりなタルトにぎっしりとフルーツが乗せられていて、とてもフレッシュでした!
ビジュ・ド・ショコラという名前でした。
高さのあるモンブラン!
こちらはキャラメルココナッツ。生クリームが重たいかな、と思ったらそうでもなく、キャラメルとココナッツの風味がフォークを誘う、やみつき系のケーキでした。
ケーキは種類が多すぎるので、同行者がいれば半分ずつ色んな種類を食べてみてもいいかもしれませんね。
こちらは7月に行ったときにあったメロンケーキ。季節に応じて内容が変わるのもいいですね。
メロンゼリーとココナッツのムース。入れ物もおしゃれですね。このように、ケーキだけでなくゼリーやクレームブリュレなども出てくることがあります。
ケーキだけじゃない。こちらも名物。東山にある創業昭和22年の和菓子店「吉はし」さんの上生菓子が、なんと食べ放題です。事前予約が必須で、ふらっと行っても買えません。出ている限りなんてケチくさいことは言わず、なくなったらまた新しい上生菓子が補充されていました。
補充された瞬間を撮影しましたが、やはり人気でどんどん取っていかれていました。ケーキが苦手という方も、吉はしさんの上生菓子がラウンジでいただけるなら嬉しいですね。
さらに甘いものだけではなく、キッシュやとんかつが入ったトルティーヤもありました。組み合わせたら立派なアフタヌーンティーができあがりですね。
こちらはハーゲンダッツ。味は5種類もありました。もちろん取り放題。
個包装のフィナンシェ、マドレーヌ、フロマージュスフレもありました。隣にはクッキーも。
カヌレやカルパス、柿の種などのおつまみも揃っていました。
金沢といえば加賀棒茶。ということで、ナッツはほうじ茶風味です。また、ポテチはエビ風味でした。
ドリンクも見ていきましょう。
ビールは缶ですが、プレモルを筆頭に種類が豊富ですね。ノンアルコールビールもありました。
紅茶はもちろん、加賀棒茶もありました。
ノンアルコールはフルーツジュースのほか、ペットボトルでジンジャエールやコーラ。
ペットボトルの加賀棒茶があるのがうれしい!炭酸水やミネラルウォーターもありました。
アイスコーヒー、アイスティーに牛乳もあります。
ジョアにヤクルト。懐かしいですね。
ワインもあり。
ワインや地酒は説明書きもあるのでわかりやすいですね。
ラウンジのフード、ドリンクは持ち出しOK!
他のホテルと一線を画すのが、これらのラウンジのドリンク、フードは客室に持ち込みOKという点です。
ラウンジの案内文書にもきちんと明記してあります。ペットボトルのドリンクや個包装のお菓子など、ほしいものを客室に持って帰れるというのはありがたいですね。これもラウンジに入れる対象を絞っていなければ無秩序になってしまう恐れがありますので、良識のある顧客たちという前提で成り立っているのでしょう。
カクテルタイムも充実
午後5時~午後9時は、カクテルタイムとなります。
いきなりの揚げ物。ボリューム満点です。からあげにマイタケの天ぷら、ポテト、右はアヒージョです。
金沢おでんもありました。麩の大きさがすごい! ご当地グルメが食べられるのはありがたいですね。
こちらも郷土料理の治部煮。とろみがあってだしが染み渡る煮物です。
押し寿司もありました。もう夜ご飯、ここで済ませられちゃいますね。笑
シーザーサラダ。
エスカベッシュもありました。いわゆるマリネですね。あっさりとしていて酸味があり、お酒のおつまみに合いそうです。
朝食にあると嬉しいスモークサーモン、カクテルタイムにありました。
これは珍しい。ペルー料理のセビーチェがありました。生魚を使ったマリネで、プリップリのエビもたくさん入っていますね。
ハムも色んな種類がありました。2枚目の写真は能登豚だそうです。
ランチタイムにあったトルティーヤとキッシュもありました。
こちらもお酒のお供によさそうですね。野菜スティック、カプレーゼ、豆のマリネ。
豚肉をラードや塩と一緒に煮込んで作る、コンビーフ状のペーストであるリエットもありました。フランス料理ですね。ワインに合いそう。
カモ肉もあります。
日系のホテルラウンジでここまで充実しているのはなかなか珍しいと感じました。
もちろん、カクテルタイムで紹介したドリンク類もあります。さらに、午後6時から30分間、バイオリンの生演奏もありました。豪華ですよね。
ちなみに、宿泊した時(2024年2月)の料金は、1泊朝食付のクラブルームで48,620円(1人28,310円)でした!
金沢に宿泊する際は、是非一度泊まってラウンジの豪華さを体験してみてください♪
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