SFC・JGC修業や観光で人気都市の一つ、札幌。ここしょーも何度も訪れていて、これまでは毎回決まったようにANAクラウンプラザホテル札幌(旧札幌全日空ホテル)に泊まっていました。今回もANAクラウンにしようと思ったのですが、春節とかぶり土曜泊で料金が高かったので、ハイスペックなビジネスホテルで知られるドーミーインに泊まってきました。とってもよかったので、内容を振り返ってみます。
すすきのに近い好立地
札幌といえば歓楽街「すすきの」が有名で、居酒屋など飲食店も多い場所です。観光客にとって、札幌駅かすすきのの近くに宿を取っておけばとりあえずは間違いありません。
全国展開し、「温泉や朝食の質が高いビジネスホテル」として人気の高いドーミーインは札幌にもあります。「すすきの駅」に近い狸小路商店街の中に立地しており、すすきのに近く利便性がそこそこいいです。
(引用元:https://www.hotespa.net/hotels/sapporo/access/)
狸小路商店街はアーケードになっているので、傘を差さずに歩けます。後述しますが、チェックアウト後にはタクシーで札幌駅まで無料送迎してくれるサービスもありとても便利です!
本館(プレミアム)と別館(アネックス)
ドーミーイン札幌には、「プレミアム」と名前が付いている本館と、「アネックス」と呼ばれる別館があります。2つは商店街の中で向かいに位置します。
ほぼ向かい合っているのがわかります。朝食会場は「プレミアム」の方にしかないので、アネックスに泊まる場合は、朝ご飯の時とチェックアウト後のタクシー送迎サービスを利用するときだけ商店街を横切ってプレミアムに行く必要があります。そのかわり、アネックスの方が1000円くらい安いです。
こちらがプレミアムの外観。右側に見える窓の部屋は朝食会場です。
こちらがアネックス。チェックインカウンターや温泉、露天風呂はアネックスにもちゃんとあります。
ざっと見てみたところ、プレミアムの場合、「コンパクトツイン」もしくは「ダブル」で1名利用で、平日素泊まり1泊8000円前後、朝食付き1万円前後です。休日だと素泊まり1万3000円前後、朝食付きで1万5000円前後というのが平均値です。2人で宿泊すると、1人当たりの料金はもう少し安くなります。アネックスだとプレミアムより約1000円ほど安いです。
ここしょーが利用したのはアネックスで土曜日泊でしたが、朝食付きで1万5000円程度でした(貯まっていたじゃらんポイントを使って1万2000円程度で宿泊しました)。同じ日のANAクラウンが2万5000円程度したので、ANAクラウンの室料が高い日はこちらの方が宿泊費を抑えられます。
ちなみに、今回はじゃらんの特別プランで、(1)カップ麺1つプレゼント(2)アーリーチェックイン(通常15時→14時)(3)レイトチェックアウト(通常11時→12時)――の特典がついてきました。
ドーミーインオリジナルのカップ麺「ご麺なさい」。ドーミーインといえば有名なサービス「夜鳴きそば」の味がします。無料でハーフサイズのラーメンが食べられる夜鳴きそばのサービスは21時半~23時なので、だいたいいつも食べられません。笑
ダブルルーム室内
今回は禁煙ダブルルームを予約したので、チェックインを済ませて早速室内を確認してみます。
こちらがベッド。140×195(cm)で1人ならゆったり寝られます。
枕元には照明スイッチ、充電用のコンセントとUSBポート、エアコンの操作盤があり便利です。
さらに加湿器付き空気清浄機もあり、乾燥から喉を守ることもできます。
この部屋は2階なので、カーテンを開けてみても何も見えませんでした。
ベッド横の引き戸を開けると、トイレとシャワーブース。
シャワーブースは浴槽なしで、漫画喫茶みたいな簡易的なものです。一応、シャンプーなどもそろっていますが、温泉があるので部屋のシャワーを利用する人は多くないのではないでしょうか。
ドーミーといえば、部屋のドアとベッドルームを仕切る引き戸がついているのが標準スタイルですよね。引き戸の手前にはテレビがあります。
机の下にはセーフティーボックスもあります。
こちらは部屋の入り口すぐのところにあるハンガーかけ。部屋着が掛かっているほか、部屋用スリッパやバスタオル、フェイスタオルもあります。
ハンガー掛けの向かいには、洗面台。歯ブラシ、ひげそり、綿棒、くしがそろっています。
洗面台の下には冷蔵庫。
中は空ですので、好きな物を収納できます。
冷蔵庫の隣のラックには、マグカップと電気ポットがあり、自由にお湯をわかすことができます。
引き戸を閉めて部屋の入り口から写真を撮ると、このようなアングルに。部屋の電気はカードキーを差し込む方式です。
天然温泉が楽しめる
全国のドーミーインが評価される理由の一つが、多くのドーミーインに備わっている天然温泉です。ビジネスホテルなのに、温泉に入れる。贅沢ですよね。
温泉はプレミアムにもアネックスにもありますが、中身は微妙に違っています。なお、どちらに泊まっても、もう片方の施設の温泉も無料で利用できます。
プレミアムは女性のみサウナなし
まずはプレミアムから見ていきます。
(引用元:https://www.hotespa.net/hotels/sapporo/spa/、以下同)
内湯はアネックスよりも広々としています。
こちらは「外気浴」、すなわち露天風呂のようなものです。空は見えませんが、外気が直接入ってくる半屋外のような造りになっているため、露天風呂のように冷たい空気を吸いながら温泉に浸かることができます。
サウナは男性のみあります。つぼ湯や水風呂もあります。
アネックスは女性のみ外気浴なし
続いて、アネックスを見ていきます。
大浴場はこのような感じ。男性は女性より狭いです。
外気浴は男性にのみあり、女性にはありません。写真奥の光が差し込んでいるところが外気とつながっていて、冬に利用するととても寒くて暖かい温泉が気持ちよかったです。
男性には壺風呂もあります。1人用ですね。
ドライサウナは男女ともあります。
もちろん水風呂も。
温泉施設まとめ
プレミアムとアネックスの温泉設備をまとめてみました。一応、宿泊者はどちらの施設も無料で利用できますが、やはり自分が泊まっているところの温泉施設の方が利便性が高いですよね。予約する際の参考にしていただければ幸いです。
男性 | 女性 | ||
プレミアム | 大浴場 | ○ | ○ |
外気浴 | ○ | ○ | |
サウナ | ○ | ― | |
水風呂 | ○ | ― | |
アネックス | 大浴場 | △(狭い) | ○ |
外気浴 | ○ | ― | |
サウナ | ○ | ○ | |
水風呂 | ○ | ○ |
女性の場合は、「外気浴」か「サウナ」がどちらかがないので、より優先する方の施設を予約するという手もあります。
また、温泉の営業時間はプレミアム、アネックスとも午後3時~翌日午前9時です(サウナは午前0時~5時のみ停止)。
利用するときは、部屋にあるバスタオルとフェイスタオルを持って行きましょう。
そのほか、プレミアムにはコインランドリーやリラックスルームなどの施設も用意されています。
こちらはアネックスのフリースペース。
漫画やガチャガチャなどが置いてありました。
夜中は停止していますが、チェックイン時や翌朝はロビーにあるエスプレッソマシンを無料で利用できました。
イクラ食べ放題!魅力満点の朝食
ドーミーイン最大の魅力と言っても過言ではないのが、その地のグルメを朝食ビュッフェでいただけることです。弾丸旅行でどうしても食べるものを絞らないといけない際にも、ドーミーインに泊まればとりあえず押さえられるものがたくさんあります。写真とともに見ていきましょう!
料理(和食・洋食・中華)
まずは各ジャンルの料理から。
豆腐と刻み揚げの味噌汁、かじかのつみれ汁。かじか汁は「鍋壊し」とも呼ばれ、北海道留萌地区では秋冬の定番料理だそうです。白米は道産ブランド米「ななつぼし」です。
さりげなく置いてあったふりかけもユニークなものでした。じゃがバターなんて、まずくなる訳がないですよね笑
冷や奴やきんぴら、温泉タマゴ、納豆などの小鉢類が豊富なのが、ドーミーの朝食のいいところ。卯の花、めかぶ、ひじきなどもあります。
おしんこもありました。
あってうれしいスープカレー。前日お昼に食べたので朝食では食べませんでしたが、好きな野菜をトッピングして食べられます。
トッピングには、インカの目覚め、ハンバーグ、蓮根、芽キャベツがありました。
泊まったときはちょうど中国の大型連休「春節」の時期でしたので、中国料理もありました。餃子の入った汁物。
ゴマ団子と春巻き。
ビジネスホテルなのに、エッグステーションもちゃんとあるんですよね。目玉焼きやスクランブルエッグはセルフですが、オムレツはオーダーすることができます。チーズ、明太子、コーン、オニオンソテー、そぼろなどの具材の中から好きなものを入れてもらい、注文します。ここしょーは明太子とチーズを入れてもらいました。
大きさは大きすぎずちょうどよく、脂っぽくもありません。ふわふわ半熟で美味でした。
サラダバー。レタスがないのが残念ですが、ブロッコリーが大量にありました。
洋食の小鉢もありました。スモークサーモンや鴨スモークなんてのもあり、ビジネスホテルのクオリティを軽く超えてきます。
シリアルはもちろんありました。
鶏のから揚げ、ポップコーンシュリンプ、カレイフライの揚げ物トリオ。
ここがメインでしょう! 海鮮丼を自分で作れるコーナーです。きちんと赤酢で整えた酢飯もあります。
具材には、イカ、甘エビ、サーモン、たらこおろし。
そしてきました!幸せのイクラちゃんかけ放題!(笑)。ネギマグロも思ったよりクオリティが高い。とろろもあります。
朝っぱらから、かけちゃいました。粒が小さめなので鱒卵かな?と思いましたが、ちゃんと粒が立っていて弾力があります。ちょっと塩気が強めだったので、かけすぎ注意です。笑
こちらはジンギスカン。北海道といえばジンギスカンは外せません。
お隣にはあぶり焼きコーナー。鮭、ホッケの揚げ天、ししゃも、ホタテの貝焼きなどがありました。
洋食派には嬉しいパンコーナーも。フレンチトーストやワッフルなどがありました。
スイーツもあります。抹茶ティラミス、イチゴ大福、モモのケーキ。
リンゴゼリーは瓶入り。
ヨーグルトもありました。
フルーツもある充実ぶりです。
ドリンク類
続いてドリンク。もちろんすべて飲み放題です。
牛乳、デトックスウォーターに続き、雪印メグミルクが北海道限定で販売している乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」。
説明文にも、1956年から北海道限定で愛されている……と書いてあります。ご当地ドリンクがいただけるのも嬉しいですね。
オレンジジュース、ウーロン茶、コーヒーもあります。
こちらは紅茶。ドリンクも充実していました。
こちらの朝食、1人2000円(3歳~小学生1000円)で宿泊者以外も利用できますが、あまりに人気だったため、現在では前日までの事前予約制になっています。当日行っても入れませんので外来の人は注意しましょう。
朝食会場に着いたのは午前8時半頃でしたが、店内は人で混み合っていました。店内全景の写真は撮りませんでしたが、席数はそれなりに確保されていて、待ち時間もほぼありませんでした。
営業時間は午前6時半~10時(最終入店9時半)ですが、この日は混んでいたため最終入店が10時、終了が10時半に延長されていました。
とても便利!札幌駅タクシー送迎サービス
こちらはとても利便性の高いサービスです。なんと、チェックアウト後にホテルから札幌駅までタクシーで無料で送り届けてくれるというもの。無料です。
案内にあるとおり、前日までの予約制です。チェックイン時にはこのサービスは特に案内されなかったので、ここしょーが気付いたのは午前0時半頃でした。日付が変わってしまったと思いながらダメ元でフロントに電話してみると、まだ受け付けてくれるとのことだったので、翌朝10時発で予約しました。
時間は6時半から11時まで、30分おきに毎日出ています。札幌のタクシー会社と提携し、ホテルが後で精算してくれるスタイルでした。
アネックスでチェックアウトするときに、このようなチケットをもらいました。
これを持ってプレミアムのフロントまで持って行けば受付してくれます。この時間帯は、ほかに2人組の家族が予約していただけだったので、相乗りで1台のタクシーに乗り込みました。
雪道を歩かずに済む便利なサービスではありますが、札幌駅前のロータリーは本当に混雑しているんですね。結局ホテルを出発してから下車するまで15分くらいかかりました。電車や飛行機の時間には余裕を持って予約しましょう!
ANAクラウンは札幌駅に近くて地下道を歩いてもすぐなので便利ですが、温泉もなければ朝食会場でも地のものはドーミーほどありません。
宿泊料次第というところですが、今後はドーミーも定宿の候補に入ってくる大満足のステイになりました!
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