アメックスプラチナの60以上ある特典の中でも、個人的にかなり便利で利用しているのが「空港への手荷物無料宅配サービス」です。その名の通り、事前にスーツケースなど重たい荷物を空港まで無料で送ることができ、出発当日に空港で荷物を受け取ることができるというもの(空港から自宅ももちろんOK)。首都圏在住で羽田や成田を利用する人は、電車やバスでの移動を手ぶらでできるようになるので便利だと思います。地方在住者の場合、新幹線や飛行機での移動となりますので、その威力は抜群です。このサービスはアメックスグリーン、ゴールドでも提供されているので、プロパーアメックスホルダーは是非使いこなしたいところです!
グリーン、ゴールドは1個まで、プラチナは2個まで可
このサービスは、空港宅配や携帯電話のレンタル業務などを行っているJALエービーシーと提携して提供されています。
海外旅行の際、スーツケースまたはゴルフバックを、グリーンカードとゴールドカードは1回1個まで、プラチナ・カードは2個まで、自宅と空港間を無料で宅配することができます。国内旅行の場合は対象外です。
よく他のカードでは、「1年間に○回まで」といった回数制限や、「自宅→空港までの片道のみ」といった復路制限などがついているケースがありますが、アメックスではこうした制限は一切ありません。自宅から空港までも、空港から自宅までも、年間何回でも利用することができます。
海外旅行はまとまった日数で行くこともあり、大型のスーツケースに着替えなどの荷物を詰めて重くなりがちですよね。そうしたスーツケースを引っ張っていく必要をなくして国内での移動の負担を軽減してくれる、すばらしいサービスです。
対象の空港は羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港と主要な空港を押さえています。
荷物は3辺の和が160cm以内で30kg以下という条件がありますので注意しましょう。
申し込みは電話かウェブページから
利用したいときは、国際線の出発日の7日前までに集荷の予約することが必要です。なお、復路の空港から自宅までの宅配は予約不要です。
申し込みは電話かウェブページからできますが、便利なウェブでの予約について説明していきます。
まず、アメックスのマイページ(もしくはプラチナ・ウェブ)から特典のページに飛び、「手荷物無料宅配サービス(空港)」をクリックします。
こちらはプラチナ・ウェブから飛んだページです。「予約ページはこちら」をクリックすると、予約画面に進むことができます。
なお、このサービスはJALエービーシーと提携して提供されているため、初めての利用時にはJALエービーシーの会員登録(無料)が必要です。
ログイン画面が出てきますので、必要事項を入力してログインします。IDを持っていない場合は、画面内リンクから新規ID登録をする必要があります。
ログインすると、カード番号の確認を求められます。必要事項を入力して「カード番号確認」をクリック。
すると、下に申し込みフォームがでてきます。海外旅行の際の利用が条件なので、出発日や出発便などの入力が必要です。
なお、集荷予約=このフォームでの予約が出発の7日より前であればいいので、集荷自体は4日前とか3日前とかでも構いません。
2019年4月より、集荷から空港受け取りまでの日数に余裕を持つようアラートが出ています。土日集荷の場合は翌日受け取りが難しくなっているので、平日でも休日でも、出発の前日に集荷を依頼するのは避けた方が無難です。
荷物はスーツケースかゴルフバックかを選択し、サイズと個数を選択します。
サイズは120、140、160から選べます。3辺の和をはかって、どのサイズに収まるか調べて選択します。
先ほど入力した集荷依頼の住所に従って、指定できる運送会社が決まります。「セットする」ボタンを押し、任意の運送会社を選択しましょう。
なお、2019年4月より、福山通運は日曜日の集荷を休止していますので気をつけましょう。
必要事項がすべて入力できたら確認し、誤りがなければ申し込みます。完了すると、このような画面が出ます。これで終了です!
集荷時に受け取る引換証を持って空港へ
予約した日にちに、選択した運送業者が自宅まで集荷に来てくれます。そこで、荷詰めが終わったスーツケースを持って行ってもらいます。
そのときに、このような引換証をもらえます。このときは160サイズで青森から成田まで。片道2790円と書かれています。往復だと5000円以上するのが0円というのはかなりお得感があります。この引換証は当日空港で荷物を受け取るときに必要なので、大切に保管して忘れずに持って行きましょう。
なお、預けられたスーツケースは空港でのチェックイン前に受け取るようになっているため、最悪当日に空港で荷物の出し入れはできますが、パスポートやEチケットの控え、機内で使うグッズ(充電器や安眠グッズなど)はスーツケースに入れないようにしましょう。
また、飛行機に預けられないバッテリー類(デジカメやドローンなどのバッテリーは特に注意)なども入れないようにしましょう。当日空港の保安検査場で取り出す羽目になり、大幅な時間ロスを食ってしまいます。液体類や壊れ物類も入れてはいけません。万が一液漏れや破損があっても、JALエービーシーやアメックスでは補償してくれません。
※本サービスは、こわれ物、液体類などにつきましては、お預けいただけません。万一、こわれ物、液体類が荷物内で破損の際は一切の補償を致しかねます。あらかじめご了承ください。
(引用元:https://www.americanexpress.com/jp/benefits/product/travel/delivery-common-a.html)
あとは当日、身軽な状態で空港まで向かえばOKです。
各空港【出発】カウンター
当日は、空港に着いたらチェックインの前にJALエービーシのカウンターに寄ります。
どの空港も出発ロビー階にカウンターがありますが、成田空港はLCCが就航する第3ターミナルにはありませんので要注意です。もちろんLCCだって立派な海外旅行なのでこのサービスを利用できますが、その際は第2ターミナルで荷物を受け取り、自分で第3ターミナルまで移動する必要があります。
羽田空港国際線ターミナル(24時間)
羽田空港のカウンターは下記マップの赤い部分。24時間営業です。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/haneda-airport_international_terminal.html)
こちらがそのカウンターです。ここで引換証を渡すと、アメックスのカードとEチケットの控えなど出発が分かるものの提示が求められます。確認が終わると、奥からスーツケースを出してくれますので、受け取れば終了です。料金の支払いは一切ありません。
羽田空港国際線ターミナル直結のホテル「ザロイヤルパーク羽田」はLカウンターの先にあって近いため、前泊する場合には翌朝ここに立ち寄って荷物を受け取ってもいいですね。ザロイヤルパーク羽田はアメニティが充実しているため、手ぶらでも問題ありません。ここしょーも以前そうしました。ザロイヤルパーク羽田に宿泊した時の記録はこちら。
駐機場丸見え!羽田空港国際線ターミナル直結のザロイヤルパーク羽田宿泊記
成田空港第1ターミナル(7:00~21:00)
続いて成田空港第1ターミナル。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/narita-airport_terminal1.html)
こちらは南ウィングと北ウィングに2か所あります。
どちらに届くかは、申し込み時に搭乗便を入力すると自動で選択されています。忘れてしまった場合は、「第1南」か「第1北」かが引換証に書いてありますので、チェックしてみましょう。
こちらは南ウィングの方のJALエービーシーカウンター。羽田よりも小規模ですので、見落とさないようにしましょう。
成田空港第2ターミナル(7:00~21:00)
続いて成田空港第2ターミナル。LCCが就航する第3ターミナル利用の場合もこちらを利用することになります。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/narita-airport_terminal2.html)
Sカウンター付近にあります。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/narita-airport_terminal2.html)
行ったことがないので公式HPから画像を拝借しました。
関西国際空港(6:30~22:30)
続いて関西国際空港。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/kansai-airport.html)
Hカウンター付近にありますね。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/kansai-airport.html)
こちらも引用。初見だと見落としそうですね。
中部国際空港(6:30~21:30)
最後は中部国際空港。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/centrair-airport.html)
Aカウンター付近にあります。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/centrair-airport.html)
「手荷物サービス」という看板は大きいですが、JALエービーシーと提携しているヤマト運輸のカウンターで手続きをするため、JALエービーシーの特徴的な赤色がありません。そのため、他空港で慣れている人は要注意かもしれません。
各空港【到着】カウンター
海外旅行から日本に戻ってきて、家に戻る前に荷物を送ってしまおうという場合は、予約不要で直接到着ロビー階にあるJALエービーシーのカウンターに行って手続きすればその場で完結します。スーツケースにはお土産や洗濯物が入っているため、首都圏在住者は利用しない方もいると思いますが、地方在住者のここしょーは新幹線移動があるため必ず毎回利用しています。帰国日に都内で1泊したりすることもあるので、受け取りまでのタイムラグが少なくて時間的な余裕があることも利用しやすい理由の一つかもしれません。
手続きは簡単。各空港到着ロビー階のJALエービーシーカウンターにスーツケースを持って行き、アメックスのカードを渡して無料宅配サービスを利用したい旨伝えればOKです。搭乗券の提示が求められますので、紙のチケットもしくはモバイル搭乗券を見せましょう。もちろん支払いは不要。グリーン、ゴールドは1個まで、プラチナは2個まで送れます。1個は実家に、1個は自宅に、というように配送先を分けることはできませんので注意しましょう。
羽田空港国際線ターミナル(24時間)
羽田空港はこちら。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/haneda-airport_international_terminal.html)
税関出口を出た右側にあります
こちらです。でかでかと書いてあるので分かりやすいですね。
成田空港第1ターミナル(6:00~最終便到着)
続いて成田空港第1ターミナル。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/narita-airport_terminal1.html)
成田第1ターミナルは出発ロビーも到着ロビーもどちらも2か所ずつあります。復路の宅配の場合は、南でも北でも近い方でOKです。
南ウィングはANA ARRIVAL LOUNGEの近くにあります。
成田空港ANAアライバルラウンジ3つの特異点
利用したことはあるのですが写真が見つからなかったので拝借しました。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/narita-airport_terminal1.html)
南も北も突き当たりにあるので比較的分かりやすいかと思います。
成田空港第2ターミナル(6:00~最終便到着)
成田第2ターミナルはこちら。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/narita-airport_terminal2.html)
税関を出たら左に進みましょう。南口3の近くにあります。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/narita-airport_terminal2.html)
真っ赤で見つけやすいと思います。
関西国際空港(6:15~22:30)
続いて関空。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/kansai-airport.html)
到着口を出たら左に進みましょう。突き当たりにあります。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/kansai-airport.html)
こちらも真っ赤ですね。
中部国際空港(7:00~22:00)
最後は中部国際空港です。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/centrair-airport.html)
到着ロビーの国際線到着口を出て右側、コインロッカーの前にあります。
(引用元:https://www.jalabc.com/airport_counter/centrair-airport.html)
中部国際空港は、到着ロビー階も提携のヤマト運輸カウンターで手続きとなります。
一度利用すればその便利さはすぐにわかると思います。本当にオススメです^^
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