日本には様々な外資系ホテルチェーンが軒を連ねていますが、113か国5600軒以上のホテルを展開している「ヒルトン・ホテルズ&リゾート」は日本でも高い人気を博しています。総規模でいえばもちろん1位はSPGを買収・統合した「マリオット・インターナショナル」ですが、「ヒルトン族」と呼ばれることもあるくらいヒルトンを愛する人々も多いです。そんなここしょーもひょんなことからヒルトンの最上級会員資格であるダイヤモンドステータスを得ているため、よく泊まらせてもらっています。日本国内のヒルトンに宿泊する場合、絶対に入っておいた方がいい会員制度があります。それが“HPCJ”(ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン)です。年会費実質無料で毎年利用できる、お得な入会方法もご紹介していきます!
宿泊費25%オフ!お得な4大特典
HPCJは、ヒルトンの日本法人であるHilton Worldwide International Japan合同会社によって運営されている会員組織です。宿泊費やレストラン利用時の割引などが受けられますが、日本人向けの会員組織であるため、対象のホテルは日本国内と一部韓国のヒルトングループ施設になります。
会員になると、以下の4つの特典を受けることができます。
①宿泊費25%オフ
HPCJ最大のメリットと言ってもいいのが、宿泊費25%オフです。会員であれば、何回泊まっても毎回25%オフになります。25%オフって、なかなかの割引率だと思いませんか?
25%オフの宿泊は、「HPCJ会員限定割引プラン」という名で朝食の有無で2種類用意されています。アメックスプラチナを持っていれば無料で付帯されるヒルトンゴールド会員であれば朝食は2人分無料になる特典があるので、朝食の付いていない「部屋のみ」のプランを選択しましょう。
そうなんです。HPCJの素晴らしいところは、直接予約でなければ付帯されないヒルトンオナーズ特典がすべて利用できる点にあります。HPCJ経由の予約は直接予約となるため、レイトチェックアウトやルームアップグレード、朝食無料などの特典がすべて付帯されます。もちろん宿泊実績やポイントもつきます。
記事執筆現在の対象ホテルは、国内のコンラッド、ヒルトン、ダブルツリーbyヒルトンの計16ホテルに加え、韓国のコンラッド・ソウルとヒルトン釜山も対象になります。
HPCJプランは、会員本人が宿泊しない場合は利用できません。また、1日に2部屋以上予約しても割引が適用されるのは1部屋までです。例えば、両親だけで行く旅行の宿としてHPCJプランで予約してあげることはできません。また、自分を含めた大人4人で2部屋予約する場合でも、割引がきくのは1部屋のみとなります。
②レストラン最大20%オフ
ヒルトンに入っている対象のレストランやルームサービスを利用するとき、HPCJ会員なら最大20%オフとなります。
割引率は、宿泊時の利用で部屋付けにすることで20%、宿泊していない時の利用や部屋付けにしないと10%オフとなります。ヒルトンで行われている人気のランチビュッフェやスイーツビュッフェなど、宿泊していないときでも割引となるのが魅力的です。
HPCJの会員カードを見せるだけでOKで、面倒な手続きや予約も不要なので便利です。
さらに、誕生日の前後1か月の間に日本国内のコンラッド、ヒルトン、ダブルツリーbyヒルトン内のレストランを利用すると会員限定でバースデーケーキがプレゼントされます。
(引用元:https://www.hpcj.jp/news/id/2)
こちらはメインディッシュを注文する食事での利用に限り、利用する3日前までの予約が必要です。宿泊時でなくレストラン利用だけでもOKです。コンラッド・ソウルとヒルトン釜山は対象となりません。
③5000円分の割引券2枚
HPCJに新規入会時と毎年更新時に、5000円分の割引券が2枚もらえます。以前は入会時には1万円分の割引券1枚、更新時は5000円分が2枚で、割引券は1回に1枚までしか使えませんでした。現在は入会時も5000円分の割引券2枚となり、さらに割引券を同時に2枚使えるようになりました。
有効期限は6か月間です。割引券は、日本国内のコンラッド、ヒルトン、ダブルツリーbyヒルトンでの宿泊時かレストラン利用時に使うことができます。コンラッド・ソウルとヒルトン釜山では利用できません。
宿泊時は、HPCJ会員限定割引プランで予約した場合に使えます。正規料金やセール料金、ポイント払いを併用する「ポイント&マネー」での予約時などは利用できません。また、金券ではないので、払い戻しや現金との引き換え、差額分の返金などはできません。
割引券には1枚1枚に番号が付与されていて、会員本人しか使えません。そのため転売での流通もほぼありません(第三者への譲渡・売買は禁止されていて、第三者から取得した割引券は使用できません)。
④初年度ヒルトンシルバー付与
本来であれば1年間に4滞在もしくは10泊しないと付与されない「ヒルトンオナーズシルバー資格」を初年度に限り無条件で付与してくれます。アメックスプラチナかヒルトン・オナーズVISAゴールドカードを持っている限り無条件でヒルトンゴールドで居続けられるので、そこまでの特典ではありません。
ヒルトンシルバーになると、平会員のヒルトンメンバーに比べて①20%のボーナスポイント②1滞在につき無料のボトルウォーター2本――といった特典が付与されます。しかし、Wi-Fi無料や2人目宿泊無料、レイトチェックアウトなどは平会員でも付与される特典なのでそこまで差はありません。
やはり宿泊費25%オフが最大の魅力といえます。
実質年会費無料!お得な入会方法
宿泊費25%オフと言ったって、レストラン20%オフと言ったって、「正直そこまでヒルトンに泊まるわけじゃない」「年会費の元を取れるほど泊まらない」という考えの方もいらっしゃると思います。
でも、大丈夫。年会費は実質無料で継続できるので、1年(厳密には割引券の有効期限である更新後半年以内)に1回ヒルトンに泊まるかレストランを利用すれば元は取れちゃうんです。
HPCJの会員資格は1年更新ですが、更新時の年会費は1万円です。そして、先ほどご紹介した特典にあるように、更新時には5000円分の割引券が2枚もらえます。つまり、割引券の有効期限内に1回でもヒルトンに泊まるかレストランを利用すればそれだけで年会費分の元が取れることになります。HPCJに少しでも興味のある方はヒルトンを利用したことがあるか今後利用するかもしれない方でしょうから、そういう方は入会した方がお得なんです。
ちなみに、新規入会時の年会費は2万5000円です(入会金はなし)。初年度だけ高いのですが、これも策があります。順にご紹介していきます!
ANAプレミアムメンバー
ANAのブロンズ以上かSFCを持っているプレミアムメンバーは、キャンペーンにより初年度年会費1万円で新規入会できます。初年度も5000円の割引券が2枚もらえるため、初年度から実質無料となります!
期限は2020年2月29日までとなっていますが、今のところ毎年このキャンペーンは継続しています。
ANAがあるならJALはないのか、と思いますが、JALは昨年10~12月頃に期間限定で同様のキャンペーンをやっていました。今年もあるかもしれないので、キャンペーンページをこまめに確認することをオススメします。記事執筆現在ではここしょーのキャンペーンページからは確認できません。
ダイナースクラブカード
ダイナースクラブのカード保有者も、初年度年会費1万円で入会できます。
期限は2019年9月30日までとなっていますが、昨年も同期間で実施していました。
ダイナースクラブカードの年会費は2万2000円(税別)です。インビテーション不要で誰でも申し込むことができます。
セゾンプラチナアメックス
セゾンプラチナアメックス(ビジネス含む)の保有者は初年度無料で入会できます。
無料のため、初年度は割引券をもらえません。
セゾンプラチナアメックスは招待制ですが、ビジネスカードは年会費2万円(税別)でいつでも申し込めます。個人の方でも個人事業主として申し込めば入会資格を満たします。
ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード
ヒルトン・オナーズVISAプラチナカードの保有者は、カードの年会費を払って保有し続けている限りHPCJの会員資格がずっと付与されます。
年会費は6万6500円(税込)とやや割高ですが、カードを保有し続けている限り、通常年間20滞在もしくは40泊が必要なヒルトンゴールド資格も付与されます。ヒルトンゴールドになると、シルバーに加えて①80%のボーナスポイント②朝食無料③ルームアップグレード――などが付与されるため、一気に使い勝手がよくなります。
「ヒルトンゴールドの無条件付与」はアメックスプラチナにもある特典ですが、ヒルトン・オナーズVISAプラチナの場合はさらに上のダイヤモンド資格を得る条件が緩和されます。通常は年間30滞在もしくは60泊が必要なところ、10滞在もしくは20泊するか、年間120万円以上のショッピングをすればダイヤになれます。ヒルトンダイヤは、ゴールドに比べて①100%のボーナスポイント②より高速なプレミアムWi-Fi無料③ラウンジアクセス④48時間客室保証――などが付与されます。HPCJで一番安い部屋を予約しつつ、ルームアップグレードでより高い部屋に泊まり、ラウンジも使い放題となれば、ヒルトンでの宿泊が一気にお得になります。ヒルトン族にとっては大きな存在感のある1枚ですね。
しかも、このカードで付与されるHPCJ会員資格には、毎年5000円分の割引券が2枚付与されます。カード自体の年会費が高いこともありますが、ヒルトンダイヤを目指す方にとってはお得といえます。
三井住友VISAプラチナカード
上記のヒルトン・オナーズVISAプラチナカードも三井住友カードですが、プロパーのプラチナカードもキャンペーンがあります。こちらは初年度年会費無料です。
こちらの期限は2019年8月31日までとなっています。割引券の付与はありません。年会費は5万円(税別)ですが、招待制ではなくいつでも申し込むことができます。
まとめると、以下のどれかにあてはまる場合は初年度の年会費が1万円もしくは無料となり、入会時から「実質無料」でHPCJ会員資格を継続していけます(あてはまらない場合でも2年目以降は1万円で更新できるため実質無料となります)。
<年会費初年度1万円>
・ANAプレミアムメンバー(ブロンズ以上かSFC)
・ダイナースクラブカード保有者
※JAL上級会員も昨年はキャンペーン実績あり
<年会費初年度無料(初年度の割引券付与なし)>
・セゾンプラチナアメックス(ビジネスカード含む)
・三井住友VISAプラチナカード
<年会費永年無料(割引券付与あり)>
・ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード
予約方法
宿泊費25%オフとなるHPCJ会員限定割引プランの申し込みは、HPCJの専用サイト(https://www.hpcj.jp/)を経由してネット上で申し込むことができます。
専用サイトにアクセスし、会員番号とパスワードを入力します。
ホテル名をプルダウンから選び、日にちと人数を選んで検索します。
ここからヒルトンの予約画面に移動します。ここから先はHPCJではなくヒルトンのサイトになるため、直接予約扱いになるというシステムです。
こちらは例としてヒルトン東京お台場で調べてみました。「特別なアカウントと料金」の所に、「HPCJ会員限定割引」という項目が出現していることがわかります。HPCJサイト経由でないとこの項目は表示されません。また、ヒルトンオナーズ会員の場合はここで先にサインインをしておくことをオススメします。宿泊者情報の入力が不要になり便利です。
ちなみに、HPCJ会員限定割引プランは部屋のみ(朝食なし)と朝食付きの2パターンありますが、「部屋のみ」の場合は、宿泊者を1人としても2人としても値段に変動はありません。
朝食付きの場合は2人の方が若干高いですが、部屋のみの場合は同額です。また、ヒルトンゴールドかダイヤには朝食が無料で付くため、必ず「部屋のみ」で予約しましょう。
HPCJ会員限定割引プランで予約する場合は「部屋のみ」だと1人でも2人でも料金に違いはありません。オナーズ会員に付与される「2人目宿泊無料」の特典を生かそうとして、2人で宿泊する場合にも「1人」として予約する必要はありません。(朝食付きプランで予約したいシルバー会員以下の場合を除く)
あらかじめサインインしておくことで、このページで情報を入力する必要がなくなります。「進む」を押します。
表示されていた25%オフ後の室料に、税サが加算された合計金額が表示されました。カード番号を入力しますが、決済自体は現地で行われます。
嬉しいのは、HPCJ会員限定割引プランは宿泊前日までキャンセル料不要という点です。
例示した日の同じ部屋で、公式HPから選べるプランの一覧です。最も安いのがヒルトンオナーズ会員向けの早期割引プランで1万8909円(税サ別)で、それでもHPCJ会員限定割引プラン(部屋のみ)の1万7025円より約2000円高い上にこちらはキャンセル不可です。HPCJの使い勝手がいいことがわかります。
申し込み時から使える
HPCJは、Webで申し込みが完了し、年会費の決済が終了した時点から特典を利用することができます。
入会が完了すると、同時に上のようなデジタル会員証が表示され、記載された会員番号を使って会員限定割引プランを予約することが可能です。
入会が完了すると、次のようなメールも届きます。
会員カードや割引券などが入った「会員キット」は、約3~4週間後に送られてきます。届いたら、ヒルトンでの宿泊時・レストラン利用時は会員カードを携帯するようにしましょう。
期限前の更新で年会費1万円
HPCJの年会費は通常2万5000円ですが、会員期限が切れる前に更新の手続きをすることで、2年目以降は年会費1万円で継続することができます。
2か月前になると、登録したメールアドレスに通知が届くので忘れる心配もありません。
更新は簡単。メールのリンクからWebで完結し、クレジットカード情報を入力して決済するだけでOKです。
更新手続きを済ませると、入会時と同じようにデジタル会員証が表示されます。
同じく、割引券や新しい会員カードなどが同封されたキットは3~4週間後に届きます。
こちらが送られてきた会員キット。会員カード在中と書かれています。
中には真っ黒なレターカバーが。
その中には、利用ガイドや会員規約、5000円分の割引券が2枚入っていました。
割引券の裏側です。注意事項などが書いてあります。利用するときには氏名とHPCJの会員番号、利用日を記載してから当日チェックインカウンターやレストランで渡します。期限内に使うようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。国内のヒルトンに年1回でも泊まるかレストランを利用する場合は、それだけでHPCJに入会するメリットが十分にあります。ここしょーも入会してから3年目を迎えました。入会してお得なヒルトンホテルライフを満喫してみてはいかがでしょうか^^
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