少し前に行った初めての香港旅行では、ヒルトン系列の高級ブランド「コンラッド」に宿泊してきました。最上級のダイヤモンド資格を持っていたため、せっかく泊まるならヒルトン系列がいいな、という思いで予約しました。そのときのレビューを写真とともにお届けします。
香港島のショッピングモール内という好立地
コンラッド香港は、香港における金融の中心地、香港島の金鐘(アドミラルティ)駅にある高級ショッピングモールの高層階に入っています。
香港国際空港からコンラッド香港のある金鐘駅までは、機場駅からエアポート・エクスプレス(機場快線)で終点の香港駅まで行き、歩いて中環(セントラル)駅で乗り換え、MTRの港島(アイランド)線に乗り換えて1駅です。
(引用元:https://www.ryoko.info/rosen/train/data/hongkong.html)
空港からの所要時間は、約30分くらいです。香港観光の定番スポットである繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)へはMRTで1駅ですし、対岸の九龍半島の景色を楽しめる好立地といえます。
コンラッド香港は、金鐘駅とつながっている高級ショッピングモール「パシフィックプレイス」の40階より上に入っています。
(引用元:https://www.hongkongnavi.com/shop/2/)
駅直結なので、雨でも傘を差さずにホテルと駅間を移動できて便利です。
こちらはパシフィックプレイスの内部。吹き抜けの構造で高級感があります。このときは夏でしたが、冷房がガンガン効いていました。
進むと、”Conrad Hong Kong”の案内表示が。モール直結なのは迷うこともなく便利です。
高級ブランド店が軒を連ねるなか、案内表示に従ってホテルを目指します。
涼しげなイルミネーション。
ありました!コンラッド香港!
進むと、レセプションがありました。
奥に進み、ヒルトンオナーズ優先チェックインカウンターでチェックインを済ませました。
スイートルームに無償アップグレード成功
ここしょーはヒルトンオナーズのダイヤモンドステータスを持っているので、空室状況に応じた部屋の無償アップグレードや朝食2人分無料、ラウンジアクセス、レイトチェックアウトなどの特典を受けることができます。ヒルトンの上級会員制度「ヒルトンオナーズ」の詳細や最上級資格「ダイヤモンド」の取得方法などは、こちらの記事で詳しくまとめています。
【保存版】ヒルトン上級会員制度「ヒルトンオナーズ」徹底解剖とヒルトンダイヤ入手方法
ヒルトン系列のホテルは、香港島にはコンラッドのみ、対岸の九龍半島にはモンコックにヒルトン・ガーデン・インがあります。
コンラッド香港には、最も安価な「デラックスルーム」から、「デラックスピークビュー」(ピークビューとは、夜景を見るために登る定番観光スポット「ビクトリアピーク」のこと、つまり山側の景色のこと)、「デラックスハーバービュー」(ハーバービューとは、九龍半島と手前の港(湾)を一望できる景色のことで人気が高い)、「エグゼクティブピークビュー」「エグゼクティブハーバービュー」「エグゼクティブピークスイート」「エグゼクティブハーバースイート」「プレジデンシャルスイート」の順に値段が高くなっています。なお、スイートより下位の部屋はいずれもキングベッドかツインベッドの部屋から選ぶことができます。
価格は、最も安い「デラックスルーム」の事前購入プラン(キャンセル不可)で1泊約4万円。キングでもツインでも値段は同じです。直前までキャンセルできるプランの場合は、もう少し高くなります。
今回の宿泊では「デラックスルーム」1泊2730HK$(香港ドル)にサービスチャージ10%が加わり、計3003HK$でした。2019年5月1日現在のレート(1HK$=14.18円)で換算すると、42590円となります。
チェックイン時にヒルトンのアプリ画面を見せてチェックインの手続きをお願いすると、受付の女性が英語で「ダイヤモンドステイタスをお持ちなので、今回はスイートルームにアップグレードさせていただきました」とさらりと言ってくれました。
最も下位の部屋から、「エグゼクティブハーバースイート」へまさかの6段階アップは自己最高記録です。
この日の「エグゼクティブハーバースイート」は、1泊サ込み7106HK$=約10万781円でした。なんと、当初の予約の倍以上の価格の部屋に泊まれることになったのです。誕生日などの記念日でも何でもなかったので、ダイヤモンドステイタスの威力と空室状況のタイミングがバッチリ合ったということでしょう。
スイートルームの中でも、この「エグゼクティブハーバースイート」のみキングとツインの部屋があります。当初の予約がツインだったので、ここでもツインの部屋がアサインされました。
1泊10万円のスイートルームは角部屋で見晴らし良好
早速エレベーターで部屋に向かいます。
58階です。
入り口が奥の方にあり、この部屋に泊まる人以外はドアの前を通ることがありません。
入ってすぐ目に飛び込んできたのは、まさかのコーナービューでした!! 九龍半島を望めるお部屋です。
リビングにはソファやデスクがありました。
隣の部屋は寝室。ツインです^^
隣のリビングやウェットエリアとは扉でつながっています。
寝室からの景色もいいですね。奥に見えるのが九龍半島です。
寝室のテレビは観音扉の棚の中に格納されていました。柄が中国ぽいような日本ぽいような。笑
ウェルカムフルーツはバナナ、オレンジ、リンゴ、洋梨でした。
クローゼットには十分な数のハンガーやセーフティーボックスなどがありました。
上段はミニバー風になっていて有料ですが、下段のミネラルウォーターやコーヒーマシンは無料です。
トイレが2つという余裕ある設計
続いてウェットエリア。
洗面器はダブル。大理石のバスルームは光量も十分でとても清潔感があります。タオルも十分すぎる量が備わっています。
アメニティも充実。
洗面器の向かいには浴槽が。奥はトイレです。
トイレはいたってシンプルな構造。ウォシュレットはついていません。
浴槽は広々としています。
そしてコンラッド名物のアヒルさん。こちらは持ち帰りOKです^^
せっかくなので入浴時に浮かべてみました。笑
そういえば撮影し忘れたのですが、浴槽とは別にシャワーブースがあります。
また、トイレは浴室の所だけでなく、入り口のドア付近にももう一つあります。
こちらは洗面台もあり、より広々とした造りになっています。ウォシュレットはついていませんが。
2人で泊まってどちらもトイレを使いたいときとか、結構ありますよね。そういうときにも便利。さすが、スイートは余裕のある造りだなと思いました。
ターウダウンサービスでコンラッドベアとこんにちは
コンラッドなどの高級ホテルでは、ベッドカバーなどを外して就寝できるようにベッドを整える「ターンダウン」というサービスがしばしば提供されます。
このときも、観光から部屋に戻ってきたら、ターンダウンサービスが入っていました。
もう寝る前からふっかふかだろうというのがわかり、すぐに寝たくなります。笑
コンラッド名物、コンラッドベアちゃんは持ち帰りOK。旅の記念になります。
ベッドサイドにはボトルウォーターもスタンバイ完了。快適な睡眠環境を整えてくれています。
さらにチョコレートが入ったボックスも開いたまま置いてありました。見た目もかわいいですね。
いつも泊まっているヒルトンホテルとはひと味違った高級感のある客室とサービスを堪能することができました。
次回はエグゼクティブフロア以上の宿泊やダイヤモンド会員が利用できる「エグゼクティブラウンジ」をご紹介します。
コンラッド香港宿泊記(2)エグゼクティブラウンジ体験談
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