2019年「入国しないBKKタッチ」で立ち寄った、タイ・スワンナプーム空港のラウンジ訪問記第2弾は、プライオリティパスで入室できるバンコクエアウェイズの「ブルーリボンクラブラウンジ」です! コーポレートカラーのスカイブルーの家具が随所に差し込まれたオシャレなデザインのラウンジで、充実したホットミールやポップコーンが楽しめるこちらのラウンジはプライオリティパス提携ラウンジの期待以上のものでした。立地も悪くなく、立ち寄りやすいです。さっそく詳細を見ていきましょう!
バンコクエアウェイズとラウンジ施設
今回訪問したブルーリボンクラブラウンジは、いわゆるビジネスクラスラウンジです。運営主体はバンコクに本拠地を置く民間の「バンコクエアウェイズ」。
バンコクエアウェイズは、東南アジア中心に国際線14路線と国内線12路線に就航している比較的小規模の航空会社で、ワンワールドやスターアライアンスといったどのアライアンスにも加盟していません。
しかし、JALとは個別に提携しており、バンコクと日本を結ぶ路線はJAL機体でコードシェア運航をしています。
(引用元:http://www.bangkokair.jp/flightroutemap/)
余談ですが、タイで最大の航空会社といえば、2020年5月にコロナ禍で経営破綻したニュースが話題となった「タイ国際航空」。こちらは半官半民事業会社で、実質的にはほぼ国営の企業です。
バンコクエアウェイズの特徴の一つが、エコノミークラス搭乗客でも利用できるラウンジ施設を備えていること。つまり、同社を利用する搭乗客は全員ラウンジを利用できる、というわけです。
エコノミークラス搭乗客が利用できるのは「ブティックラウンジ」という名前で、今回訪問したブルーリボンクラブラウンジは格上のビジネスクラス搭乗客向けとなっています。
そんな格上ラウンジにプライオリティパスを持ってさえいれば入れてしまうので、利用しない手はありません。
ラウンジの場所は悪くない
スワンナプーム空港のラウンジはすべて3階出発フロアに集約されていることは、前回の第1弾「JALサクララウンジ」の記事でご説明しました。
タイ・スワンナプーム空港JALサクララウンジ訪問記
ブルーリボンクラブラウンジの場所は、コンコースDにあります。
マップの黄色部分、D7搭乗ゲートの向かいに位置しています。JALと提携していることもあるのか、ワンワールド加盟航空会社の搭乗ゲートが多いコンコースE,F,G寄りとなっています。
ちなみに、バンコクエアウェイズ名でJALのコードシェアフライトを予約した場合、ビジネスクラス搭乗であってもJALのサクララウンジは利用できません。
バンコクエアウェイズのお客はバンコクエアウェイズのラウンジを使ってね、ということですね。
入室条件
プライオリティパスで入場できるラウンジなので、航空会社はどこを使っていてもOKです。もちろんJALでもANAでも利用できます。
営業時間は午前4時半~午後10時。深夜帯には利用できませんが、朝は早いです。
最長3時間まで利用でき、2歳未満の子どもは無料で入室できます。こちらのラウンジは入室人数制限はありません。
同伴者料金についてはそれぞれのプライオリティパス契約に基づきますが、アメックスプラチナ付帯のサービスでは、年間何度でも、同伴者1名まで無料で入れます。なお、アメプラは家族カードを無料で4枚まで発行でき、家族カードそれぞれもプライオリティパスを申し込むことができるので、最大で5枚×2人=10人一緒に入ることが理論上可能です。笑
さすがに10人帯同することはないでしょうが、年間何度でも利用できますので、SFC修業やJGC修業、ダイヤ修業で何度も国際線を利用する方には強い味方になるカードと言えます。プライオリティパスを含むアメプラの数々の特典の詳細については、こちらの記事でまとめています。
【2020年最新版】アメックスプラチナの特典一覧を徹底解剖!
ラウンジ設備
訪問した時の写真と一緒に室内を見ていきます。
こちらが入り口。ガラス戸で入りやすくなっています。奥の受付でプライオリティパスと搭乗券を見せて入室します。
ビジネススペースには、デスクトップPCが2台ありました。
ラウンジ内部から入り口の方を見て撮影した1枚。奥に見えるクマの人形が入り口付近です。カウンター席はコンコースを歩く人が見えないようになっているので、ラウンジ外の人の目が気にならないようになっています。
椅子には、バンコクエアウェイズのコーポレートカラーであるスカイブルーのクッションが置かれています。
奥の一画には個室風のスペースも。
椅子はふかふかで座り心地もいいです。
あと写真は撮っていませんが、奥にマッサージチェアが1台ありました。
寝そべりたくなるような長いすもありましたが、手前は優先席となっています。
ソファ席もありました。
こちらがメインスペースの写真です。中央の椅子はなんとも簡素です。キャパシティはそこまでありませんが、撮影したのが早朝だったので人はほぼいませんでした。
壁には各国の時間を表示した時計が。このときは現地時間午前5時50分。まとわりつく眠気の中、響いてくる掃除機の音を聞くと、「そうそう、これぞ修行中の早朝のラウンジ」って感じがして個人的に好きです。周囲に迷惑を掛けずブログ用の撮影もできますしね。
雑誌もありました。
新聞は現地紙のみ。
シャワー設備もあり
こちらのラウンジには、シャワー設備もあり無料で利用できます。
中はこんな感じ。自由に利用できるスタイルです。
室内にはトイレもあり、生花まで活けてあります。清潔感も申し分なく、プライオリティパスラウンジの期待をいい意味で裏切ってくれました。
ただし、残念な点が1つ。それは、ラウンジ内のトイレ、シャワー施設はここしかないということ。つまり、シャワーを使えば、20分なり30分なりトイレを独占してしまうということです。早朝の利用客がいない時間帯ならまだしも、日中は周囲に遠慮してしまってなかなか利用できないかもしれません。
フードサービス
続いて、フードサービスを見てみましょう。内容は朝のメニューなので、日中とは異なる場合があります。
フードエリアは2か所あります。まずは1か所目。
蒸し器が目立つこちらのエリアから見ていきます。
バナナやクロワッサン、サンドイッチなどがたくさん並んでいます。
こちらはサラダやヨーグルトなど。
こちらもサラダ。手前はソースですかね。これでもかというくらい補充されています。
ジブリに出てきそうな見た目の食べ物。
チマキですかね。ほっかほかです。
目立っていた蒸し器の中には、シュウマイや肉まんが入っています。
袋に入っているシリアルはポテチのようにも見えます。
牛乳をかけていただきます。
そしてもう一か所がこちら。
なんと、子どもも喜ぶポップコーンマシンが置いてあります。
こちらはおかき。色とりどりのライスチップです。
バナナチョコマフィンも量がたくさん。
さきほどのサンドイッチもたくさんあります。
チマキもこの量です。
パンもすごい。これだけの量の炭水化物を午前6時前に陳列しているのがすごいです。
さらに、こちらのラウンジではホットミールも注文することができます。このときは、ポークボイルドライスと、エビワンタンスープでした。日中はもう少しメニューが増えるようです。
頼んでいませんが、写真を見るとおいしそうです。
ドリンクサービス
続いて、ドリンクコーナーをチェックします。
小さな冷蔵庫の中にはリンゴ、オレンジ、トマトジュース、コーラ缶が。
隣にはアイスレモンティー、アイスココア、アイスミルクコーヒー、アイスミルクタイティーが入っています。
ライスグラスジュースなるものも頼めるようです。ライスグラスって……稲?稲ジュースって響き、強すぎです。何でも、ビタミンA、C、E、マグネシウム、鉄分、カルシウムが豊富だとか。説明文を読んだだけで苦そうです。笑
ミネラルウォーターは常温。
TWININGSの紅茶もありました。
エスプレッソマシンは1台。
離れたところにネスカフェのマシンも2台ありました。カプチーノやホットチョコなどいろいろ楽しめます。
ウォーターサーバーの上には、いかにも外国らしい紙コップ。
こちらのオレンジジュースはとってもケミカル色。海外ラウンジの期待を裏切りません。
ネスティーはネスカフェのブランド。レモンティー「ネスティーレモン」などが楽しめます。
以上です。なにかお気づきでしょうか。
そう、こちらのラウンジにはアルコールが置かれていません。お酒好きには減点ポイントでしょうが、ここしょーは気にしません。
早朝で人が少なくて快適だったからか、なかなか好感度の高いラウンジでした。オーダーメニューも少しはありますし、シャワーブースも一応あり。なにより清潔感があり、このクオリティのラウンジをプライオリティパスで入室できるのはお得だなと思いました。
スワンナプーム空港を利用する際は、ぜひラウンジホッピングの1つに加えてみてください^^
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