他のANAラウンジとは少し違う、成田空港限定の特別なラウンジ”ANA ARRIVAL LOUNGE”に潜入してきました!他にはない特徴はどこにあるでしょうか?実際に入室したときの様子とともにお伝えします!
ANA ARRIVAL LOUNGEとは
ANA ARRIVAL LOUNGE(以下、「アライバルラウンジ」)は、現在、全国で成田空港1か所にしかない特別なラウンジです。何がどう特別なのか、実際に入室してみてわかったことから具体的に見ていきます。
ANA LOUNGEと異なる3つの点
①一般エリア(非制限エリア)にある
通常、ANAラウンジと言えば保安検査を通過した先の制限エリアにありますよね。しかし、アライバルラウンジは成田空港国際線到着ロビーを出た先の一般エリアにあります。地図で見ると、緑色の部分です。
(引用元:https://www.ana.co.jp/domestic/departure/airport/map.html?c=nrt#floor001)
アライバルラウンジの目の前には国内線出発ロビーに向かうエスカレーターがあるため、国際線を出て国内線に向かう途中にある、と考えればOKです。
写真右がアライバルラウンジです。ちなみに、成田空港は国内線の制限エリアにANAラウンジがないため、国内線に乗る人もこのラウンジを利用することになります。
②国際線到着後も利用可!ただしANAグループ運航国際線のみ
通常のANAラウンジは出発前のみ利用でき、到着した空港では帰りの搭乗時を除いて利用することはできません。しかし、アライバルラウンジに限っては、国際線到着後にも利用することができます!
国内線に乗り継ぐ人はもちろん、お住まいが関東近郊で「後は電車・バスで家に帰るだけ」という方も入室資格さえあれば利用できます。
ただし!ANA上級会員やSFCホルダーの方であっても、ビジネスクラスやファーストクラスで帰ってきた方であっても、「ANAグループ運航」の国際線を利用していなければ利用できないので注意です!!
他のスターアライアンス加盟航空会社で帰ってきては、たとえダイヤモンドメンバーだろうと利用できません。
③シャワー室完備!国際線ANAラウンジのような軽食も!
国内線ANAラウンジにはないシャワー室が完備しており、おにぎりやスープ、サンドイッチなどの軽食も用意されています。国内線ANAラウンジは飲み物とおつまみすなっくだけですので、ここも他のANAラウンジと大きく異なるところですね。
入室資格
アライバルラウンジは、「国際線到着ラウンジ」として、そして「国内線出発ラウンジ」としての両面を持ち合わせた特殊なラウンジです。そのため、利用条件も搭乗の状況によって異なってきます。
(1)国際線利用の有無を問わず「成田空港から国内線に乗る方」は、通常のANAラウンジと入室基準は同じです。
ダイヤモンドメンバー、プラチナメンバー、SFCホルダー、プレミアムクラス搭乗客、ANAカードプレミアムホルダー、ラウンジアクセスカードホルダーはすべて利用可能です。ANAカードプレミアムホルダー以外は、同行者1名まで無料で入室可能です。
(2)問題は、「海外から成田空港に帰ってきて、国内線に乗り継がない方」です。国内線に乗り継がないということは、空港にとどまる理由がないということですが、「せっかくだからどんなものかのぞいてみたい!」という方もいらっしゃるでしょうからご説明いたします。
まず、帰ってきた時の飛行機が「ANAグループ運航国際線」であることが必要です。他のスタアラ加盟航空会社はNGです。
さらに、ダイヤモンドメンバー、プラチナメンバー、SFCホルダー、ラウンジアクセスカードホルダーか、ファーストクラス、ビジネスクラスで帰ってきた方が入室OKです。プレエコは対象外です。
室内設備
それでは、潜入したときの様子をご紹介していきます^^
成田空港国際線の到着ロビーを出て国内線出発ロビーの方に進んでいくと…
「航空会社ラウンジ」の標識が。更に進みます。
ありました。気付かずに目の前のエスカレーターで国内線出発ロビーまで行ってしまうと、その先にラウンジはないので注意ですね。受け付けを済ませて入室すると、奥行きのあるスペースが広がっていました。
座席数はそれなりにありますね。照明が明るく、リビングのような雰囲気です。
奥の方にはちょっとだけ区切られたスペースもありました。ここは争奪戦ですね。
喫煙スペースも広々。愛煙家にも嬉しいですね。
英字紙やANAのリーフレット類が充実していました。国際線の到着ラウンジですもんね。
もちろん日本の新聞や雑誌類も揃っていました!ANAラウンジよりちょっと充実してますね。
ビジネススペースもあります。飲食サービスコーナーが近くて便利♪
シャワールーム
国際線の長旅の疲れを癒やそうと、シャワーを浴びたくなりますよね。アライバルラウンジにはシャワー室も完備しているので、安心です。早速利用しました!
受け付けでシャワーを利用したい旨伝え、鍵をもらってシャワーブースに向かいます。このときはガラガラだったので、待たずにすぐ利用できました。
右に進むと先ほどのオープンスペースですが、シャワーブースはまっすぐ進みます。
お掃除しているブースもありますね。早速入室。
室内はこんな感じ。国際線ANAラウンジのシャワーブースと同じ造りです。
アメニティも一通り揃っています^^
地味にうれしいスリッパも、もちろんあります。
洗面台の下にはイスも隠れていました。
扇風機!暑がりには嬉しいですねー。せっかくシャワー浴びてもその後に汗かいちゃったら意味ないですもんね。
さっぱりして出て来たら、午後3時過ぎ。さっきまで人がほとんどいなかった室内も、急に混みだしてきました。
国際線到着のタイミングが重なったのでしょうか。大入りです。笑
飲食サービス
他の国内線ANAラウンジと大きく違う点の1つが、軽食サービスです。早速チェックします。
こちらがサービス台。国内線ANAラウンジでは見ることのできない軽食が並んでいますね…!
おにぎり!この日は牛しぐれと高菜でした。国際線ANAラウンジで提供されているものと同じでしょう。ちょうどいい大きさなんですよねー。
サンドイッチもある!これも国際線ANAラウンジで見たことのあるサンドイッチです。
モカサブレとおかき。おかきは個包装ではなくすくって取るタイプでした。
パンも3種類ありました。
スープは寸胴入りではなく、個包装のインスタント……。まぁ、国内線のANAラウンジに比べればあるだけありがたいですね。
定番のあめちゃんも大量にありました。
リンツのチョコレート。実は、食事サービスの中で一番人気でした。比較的こまめに補充されるのですが、補充しても補充してもすぐなくなる。みんな、チョコ好きなんですね。リンツのチョコおいしいですもんね^^
お皿、お盆、箸、ナプキンなど。軽食用に、しっかり揃ってました。
軽食は以上でした。これでもか、という糖質攻めのラインナップです。笑
ドリンクも見てみましょう。
グラスがキレイに整列しています。横には焼酎とウイスキーでしょうか。上の棚のグラスと交換するとき手を滑らせたら一巻の終わりですね。笑
ビールサーバーはキリン一番搾り。シャワー浴びてからぐっと一杯、なんてこともできます。
野菜ジュース、トマトジュース、ミルク、スポーツドリンクもありました。
ソフトドリンクサーバーもお約束通り。
こちらもお約束のエスプレッソマシン。
紅茶や煎茶も。ドリンクは他の国内線ANAラウンジとほぼ一緒ですね。
アナウンスはしっかりしている
他の国内線ANAラウンジは搭乗口付近にあるので時間ギリギリまでラウンジでゆっくりできますが、アライバルラウンジから国内線へはちょっとだけ歩きます。保安検査も受けなくてはいけません。そのため、国内線に乗る人は何分前にラウンジを出ればいいか迷いますよね。
しかし、ラウンジ内では何度もアナウンスが入っていて、結構助かりました。
「出発時間が近づきますと、保安検査場が混雑いたします。みなさまどうぞお早めに、保安検査場にお進み下さいますようお願い申し上げます」
といったアナウンスから、時間帯によっては
「ただいま保安検査場が大変混雑しております。皆様どうぞお早めに保安検査場にお進み下さい」
と聞こえてきました。ラウンジから保安検査場までは、徒歩約3分。また、保安検査場にはゴールドトラックがあり、プラチナメンバー以上やSFCホルダーの方、プレミアムクラス搭乗者は優先レーンを利用できます。アナウンスを聞いて、保安検査の混雑具合を考えてから退室するといいですね。
他の国内線ANAラウンジに比べると、シャワー室もあって軽食も取れる、特別なラウンジでした。次回は仙台に向かい、今回の修業の全行程が終了となります!
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