当サイトでもお伝えし続けているアメックスプラチナの特典の数々ですが、ここしょーが「アメプラを持ち続ける理由の一つ」に挙げているサービス、FHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)を利用してリッツカールトン香港に泊まったときの魅力をまとめていきたいと思います。実は、FHRはリッツカールトンとの相性抜群です。マリオット上級会員超えの特典の数々を実際に泊まった体験からご紹介していきます。
FHRとは
アメックスプラチナの60以上ある特典の中でも人気が高いサービスであるFHRは、アメプラ会員(ビジネス含む)とセンチュリオン会員にだけ開放された特別な特典です。国内外900以上のホテルやリゾート施設への宿泊を、コンシェルジェデスク経由もしくはインターネットの専用ページから予約すると、ルームアップグレードや100米ドルクーポンなどの様々な独自特典を受けることができます。詳細はこちらをご覧ください。
アメックスプラチナのFHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)で高級ホテルにお得に泊まろう
リッツカールトン香港のFHR専用特典
今回はこちらの記事でまとめたように、リッツカールトン香港をFHR経由で予約して宿泊してきました。
リッツカールトン香港宿泊記(1)1泊11万円のデラックススイートで誕生日ステイ
FHRの専用ページから、リッツカールトン香港を検索してみます。
特典内容をまとめます。
- チェックイン時の空室状況により、1ランク上のお部屋へアップグレード
- チェックイン時の空室状況により、12:00よりチェックイン
- ご滞在中の朝食をサービス(2名様まで)
- 客室内のWi-Fi無料
- チェックアウト時間の延長(16:00まで)※チェックイン時までにご希望の旨をお申し出ください
- ご滞在中館内でのご利用代からUS$100相当オフ
ルームアップグレードとアーリーチェックインは、空室状況に応じて提供されるため、希望が通らない可能性もあります。
予約後に届いた旅程表にも、特典内容が書かれていました。
午後4時までのレイトチェックアウトは確約されています。また、100ドルクーポンは英語表記では”Food and beverage”(飲食代)となっています。スパなど飲食以外の利用では使えない場合があるため、飲食以外での利用をしたい場合は各ホテルでチェックインするときに確認するようにしましょう。
リッツ宿泊時のマリオットロイヤリティプログラムとの比較
リッツカールトンはマリオット・インターナショナルが展開するブランドホテルで、統一ロイヤリティプログラム”Marriott Bonvoy”(マリオット・ボンヴォイ)が適用されます。
ゴールドエリート
リッツに宿泊する場合、アメックスプラチナやSPGアメックスなどのクレジットカードを保有するだけで得られる「ゴールドエリート」で得られる特典は以下のものだけです。
- 25%ボーナスポイント
- ウェルカムギフト(1滞在500ポイント)
- 空室状況に応じて、午後2時までのレイトチェックアウト
- 空室状況に応じて、エンハンスドルームへのアップグレード
- 無料Wi-Fi
エンハンスドルームとは、規約上「眺めのよい客室、高層階の客室、角部屋、特別なアメニティのある客室、エグゼクティブフロアの客室など」と定義されています。スイートルームへのアップグレードは対象外です。さらにリッツカールトンの場合は「直接のクラブアクセス付きの客室は対象外」とされています。通常フロアからクラブフロアへのアップグレードは原則ありません。朝食無料やラウンジアクセスもありません。
4.3.b. Marriott Bonvoyゴールドエリート会員特典:
iv. ゴールドエリート会員対象の無料のエンハンスドルームへのアップグレード: この特典は、追加料金なしに、チェックイン時のホテルの空室状況に基づき、会員ご本人の客室に限りご利用いただけます。スイートへのアップグレードはゴールドエリート会員特典に含まれません。エンハンスドルームには、眺めのよい客室、高層階の客室、角部屋、特別なアメニティのある客室、エグゼクティブフロアの客室などが含まれます。ザ・リッツ・カールトンでは、直接のクラブアクセス付きの客室は対象外です。アップグレードは、空室状況に応じて各参加施設が手配いたします。ゴールドエリート会員対象の無料のエンハンスドルームへのアップグレードは、マリオット・バケーション・クラブ、マリオット・グランド・レジデンス・クラブ、アロフト、エレメント、および参加しているヴィスタナの施設を除くすべての参加ブランドでご利用いただけます。
(引用元:https://www.marriott.co.jp/loyalty/terms/default.mi#elite)
プラチナエリート
年間50泊以上、もしくは任意の最大4か月以内に16泊する「プラチナチャレンジ」修業を経ると得られるステータス「プラチナエリート」では、特典の内容がグレードアップします。
- 50%ボーナスポイント
- ウェルカムギフト(1滞在1000ポイント)
- 午後4時までのレイトチェックアウト確約
- 空室状況に応じて、エンハンスドルームへのアップグレード
- 無料Wi-Fi
エンハンスドルームへのアップグレードについて、プラチナエリートの場合は規約で「チェックイン時にご滞在全期間にわたってご利用が可能な空室の中で最も望ましい客室へのアップグレードを無料でご利用いただけます」とされています。通常はスイートルームもアップグレードの対象になります。
ただし、リッツの場合、スイートはチタンエリートおよびアンバサダーエリート会員のみ対象となっており、クラブラウンジに直接アクセスできる客室(クラブルーム)も対象外という厳しい内容です。
さらに、通常はポイントか朝食かを選べるウェルカムギフトも、リッツの場合はポイントしか選べないようになっています。これはチタンエリート以上も同様です。
4.3.c. Marriott Bonvoyプラチナエリート会員特典:
ii. プラチナエリート会員対象の無料のエンハンスドルームへのアップグレード: プラチナエリート以上の会員資格をお持ちの方には、チェックイン時にご滞在全期間にわたってご利用が可能な空室の中で最も望ましい客室へのアップグレードを無料でご利用いただけます。無料アップグレードは、スイート、眺めのよい客室、高層階の客室、角部屋、特別なアメニティのある客室、エグゼクティブフロアの客室などが対象となります。ザ・リッツ・カールトンでは、スイートはチタンエリートおよびアンバサダーエリート会員にのみ対象に含まれており、またクラブラウンジに直接アクセスできる客室は対象外です。エンハンスドルームへのアップグレードは、空室状況に応じて各参加施設が手配いたします。(中略)ii. エリートウェルカムギフト: プラチナエリート以上の会員資格をお持ちの方には、2.1.dに記載のとおり、1泊以上の滞在でエリートウェルカムギフトを1つ (複数のオプションが提供された場合は選択可能) 受け取ることができます。(中略)
ザ・リッツ・カールトン(略) 1,000ポイント (1滞在あたり)
v. ラウンジへのアクセス保証: (中略)次のブランドでは、ラウンジへのアクセスをご提供していません。ザ・リッツ・カールトン(後略)
(引用元:https://www.marriott.co.jp/loyalty/terms/default.mi#elite)
比較図
アメックスプラチナのFHRとマリオットロイヤリティプログラム(ゴールドエリート、プラチナエリート)との特典を比較したものをまとめると、以下のようになります。
ゴールドエリートとプラチナエリートについてはあくまで規約上の設定を表に落とし込んでおり、例えばアーリーチェックインなどのリクエストが通ることもあります。
特筆すべき点は、マリオットロイヤリティプログラムはマリオットの公式HPから直接予約する場合にのみ適用となるのですが、FHRを経由した場合もボーナスポイントやウェルカムギフトが付与され、さらに宿泊実績もカウントされることです。
いかがでしょうか。この表で比較する限り、「リッツカールトンはFHRで宿泊するのがお得」という構造になっており、すなわち「FHRはリッツカールトンとの相性抜群」と言えるということです。
宿泊料金シミュレーション比較
しかし、ここにきてここしょーは考えました。
ということで、任意の同日における料金を比較してみましょう。
①朝食込み、スタンダードフロアでの比較
まずは「なるべく安く泊まりたいけど朝食は付けたい」という場合の比較です。
こちらは最も安価な「デラックスルーム」のFHR料金。1泊4万9337円(税サ込み)。
ちなみに、FHR専用ページから申し込む場合は日本円表記になっていますが、実際はホテルチェックアウト時にFHR専用料金を現地通貨で請求される形となります。
アメプラは「海外利用ボーナスポイントプログラム」により、外貨決済時にポイントが3倍(100円=3ポイント)となるので、海外ホテル利用時はよりお得に貯まります。
続いて公式はどうでしょう。
会員料金で3636HKDで、税サを加算すると3988.6HKDとなります。記事執筆現在のレート(1HKD=13.98円)で換算すると、5万5778円です。
2つを比較します。なお、FHR、公式HPとも、マリオットゴールドエリートを保有しているものの予約としています。
なんと、100ドルクーポンが付いていてもなお、FHR経由の方が6000円以上安く設定されていました。これは意外でした。
②朝食なし、クラブフロアでの比較
続いて、「せっかくだからラウンジを利用できるクラブフロアに最も安く泊まりたい!朝食はラウンジでOK」という場合の比較です。
FHRはこちら。
クラブフロア最も安価な「クラブデラックスルーム」、1泊8万1715円(税サ込み)。
公式だとこちら。
クラブフロア以上は会員料金の設定はありません。税サ込みで1泊5830HKD(8万1528円)でした。
比較すると、差額は187円とほぼ変わらない結果に。しかし、100ドルクーポンと約7000円相当のレストラン朝食代(2人分)が付与されているFHRの方がやはりお得になっています。
③一番安価な料金での比較
最後に、「とにかくリッツカールトン香港に一番安く泊まりたい!」という場合の比較です(ポイント宿泊などを除く)。
FHRは先ほどの通り、1泊4万9337円(税サ込み)が最安。
公式は、朝食なし、事前支払い(キャンセル不可)の料金設定があります。
この場合、税サ込みで1泊3104.2HKD(4万3410円)となります。
なお、FHR経由の際のキャンセル規定はホテル毎に異なりますが、専用ページから予約する場合は、客室選択画面から確認することができます。
「ホテルポリシー」をクリックすると、別ウィンドウが開きます。
ウィンドウの一番下に英文で書かれているのがキャンセル規定です。リッツカールトン香港の場合は、宿泊前日までキャンセルフィー不要となっています。
FHRではほぼ宿泊前日までキャンセル無料のケースが多いので、使い勝手も抜群です。
FHRと公式を比較してみましょう。
公式HPから予約した方が、FHRより約6000円安く予約することができます。ただし、この場合は7000円相当の朝食2名分がつかず、キャンセルも一切不可となります。
「旅行のスケジュールが変わる可能性はほぼない。朝食はホテルでなく外に出て食べ、できる限り安くリッツに泊まりたい!」という場合は、公式HPから事前支払いプランでの予約がよいでしょう。
シミュレーション結果まとめ
上記3つのシミュレーション結果をまとめてみました。
100ドルクーポンの使い道がなかったとしても、これらのケースではFHRを利用した方がお得に宿泊できるといえます。費用を最も抑えたい場合は、公式HPの事前支払いプラン(キャンセル不可)も検討しましょう。
実際にFHRで泊まってみた特典付与結果
実際に宿泊した際の結果をまとめてみます。以下の内容はここしょーの宿泊実例であり、必ずしも同等のサービスが受けられるというわけではない点、ご了承ください。
アーリーチェックイン
リッツカールトン宿泊記(1)でも書いたように、今回は日本から深夜便で出発したため、ホテルに到着したのは午前8時頃でした。「空室状況に応じて12:00から」のアーリーチェックインですが、ホテルスタッフには嫌な顔一つせず対応していただけ、結果的に午前8時にチェックインすることができました。ここは現場判断による所が大きいので権利として主張できるものではありませんが、どうしても旅程上早くホテルに着く場合にはダメ元でフロントデスクを訪ねてみましょう。部屋がまだ用意できていなくても、荷物だけ預かってもらえる場合もあります。
ルームアップグレード
クラブフロアで最も安い「クラブデラックスルーム」を予約していました。誕生日ステイということもあったと思いますが、ルームアップグレードは結果的に5つ上の部屋となりました。
こちらも「空室状況に応じて1ランク上の部屋にアップグレード」が基本ですが、場合によっては2ランク以上アップグレードしてもらえるケースもあるようです。
リッツカールトンの場合、スイートルームへのアップグレードは本来ならチタンエリート以上が対象のサービスですが、FHRでも享受することができました。
リッツカールトン香港宿泊記(1)1泊11万円のデラックススイートで誕生日ステイ
朝食2名分無料
初日の朝はラウンジで朝食を取りましたが、2日目の朝はFHRの朝食2名分無料特典で102階のレストラン”The Lounge and Bar”の朝食ビュッフェを楽しんできました。
リッツカールトン香港宿泊記(3)102階の天空レストラン”The Lounge and Bar”で朝食を。
100米ドルクーポン
滞在中、ホテル館内での飲食代として100米ドルが使えるクレジットですが、今回はルームサービスを利用することにしました。夕食はラウンジで豪勢に食べられますし、朝もしかり。正直なくても困りませんでしたが、あるなら使おうというのが平民の発想。誕生日ステイということもあり、普段なら絶対頼まないようなものを1万円分豪遊させていただきました。笑
部屋の電話からルームサービスを注文すると、約30分後にスタッフが可動式の円卓を持ってきてテーブルクロスを敷きました。
中央にサービスでいただいた誕生日ケーキを、その横にラウンジのスタッフに包んでもらったピエールエルメのマカロンを置いてみました。グラスに入っているのはスイカジュース。
こちらはカットフルーツ。マンゴー、メロン、パイナップル、イチゴ、ブルーベリー、ドラゴンフルーツの6種盛りです。
小さなエッグタルト2つ。ほんのり温かかったです。
こちらはラムレーズンのアイスにクルミが載っていました。
それぞれの値段は記録し漏れていたのですが、これでぴったり100米ドルくらいでした!
ルームサービスは部屋付けになっているので、チェックアウトの際にアメックスの100ドルクーポンとしてきちんと精算されているか確認するだけでOKというのも便利です(100ドル請求されていたらどうしようと少し不安でしたが大丈夫でした笑)。
無料Wi-Fi、レイトチェックアウト
今回は特別回線のモバイルルーターを事前にレンタルしていたので、ホテルのWi-Fiは使いませんでした。
また、翌日のフライトの関係でレイトチェックアウトも使いませんでした。
今回の宿泊料金
今回の宿泊では、FHRを利用して上記のシミュレーション②にあたる「クラブデラックスルーム」での予約でした。
現在とレートが異なりますが、1HKD=13.807円換算で8万5052円でした。
単体で見るとやはり1泊にしたらかなりお高い価格ですが、ここぞという時の宿泊には強い力を発揮します。
特に、リッツカールトンに宿泊する場合はFHRとの相性がいいので、是非利用を検討してみてください!
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